2016年4月30日土曜日

鹿久保に関して

「鹿久保」は「苗字の読み方辞典」で「しかくぼ(かくぼ)」となっていました。

もちろん「しかくぼ」はあったのですが、「かくぼ」の実在を確認する必要があります。
下記に「かくぼ」という方がいました。
他のページも全て「かくぼ」になっていたので、間違いないと思います。
http://www2.kek.jp/imss/news/2012/topics/120127CERI-Award/

facebookでは下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/kakuboreki

稀少な読みであることは間違いないですが、実在は確かそうです。

2016年4月29日金曜日

四十万と四十萬に関して

「四十万」は富山県魚津市に最も多くみられる苗字です。
富山県と石川県を合わせると全体の6割になります。

こちらはかなり難読ですが、「しじま」もしくは「しずま」と読みます。
どちらの読み方も確認できました。

「苗字の読み方辞典」によると「しじま」の方が多いということです。

石川県金沢市に「四十万(しじま)」駅があるということなので、やはりこのあたりが語源になっているのでしょう。

「万」というと旧字体の「萬」も忘れてはいけません。

「苗字の読み方辞典」にもウェブの「写録宝夢巣」にも載っていませんでした、念のために「四十萬」を調べてみました。
なんと複数人が見つかりました!
https://www.facebook.com/tomoko.shijima

読み方は全て「しじま」でした。
これは驚きました。
最近は、どこにも出ていない苗字に出会うことも少なくなっていたので。

「四十萬」を新たに加えました。

2016年4月28日木曜日

砂に関して

本日は「砂」という一字姓に関してです。

こういう一般的な名詞の場合、見つかりにくいことが多いのです。

「苗字の読み方辞典」では「すな>いさご(さこ)」となっていました。

「さこ」という読みは見つかりませんでした。

「砂」で「すな」という読みを持つ苗字をウェブ上で見つけるのは大変だろうなと思いましたが、意外と簡単に何人も見つかりました。
https://www.facebook.com/akio.suna

むしろ「いさご」の方が難しかったです。
「いさご」というと、「砂金」と書いて「いさご」という難読姓が有名で、そればかりがひっかかってしまうんですね。
ただ、「砂」一字で「いさご」と読むものも見つかったので、載せておきます。
https://www.facebook.com/kumiko.isago
https://www.facebook.com/tomokazu.isago

「砂金」は宮城県に多い苗字ですが、「砂」は宮城県ではいないようです。

2016年4月26日火曜日

下畠に関して

「下畠」は「苗字の読み方辞典」で「しもはた(したばたけ)」となっていました。

もちろん、「しもはた」は見つかります。

問題は「したばたけ」です。
facebookでは下記の方だけが見つかりました。
https://www.facebook.com/rina.shitabatake

本名のようですが、これだけではなんともいえません。
ただし、友達欄を見ると「shitabatake」という苗字の方が2名いました。

他に「したばたけ」という読みをもつ苗字はなさそうです。
「下畑」という苗字には「しもはた」という読みしかないようですが、こちらに「したばたけ」という稀少な読みがあったと考えても、それがたまたま「下畠」さんの友達にいたという偶然も信じたくはありません。

やはり、「下畠」は「しもはた・(したばたけ)」で良いと考えます。

2016年4月25日月曜日

推名に関して

「推名」は、よく苗字を扱った書籍で紹介されるものですね。

「椎名」という苗字のはずが戸籍上で「推名」となってしまっており、それが定着したというもの。
一部は「すいな」と読み方を変えているが、一部は「しいな」のままになっているという。

「苗字の読み方辞典」では、「すいな(しいな★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
「推」には「しい」という音がないので当然でしょう。

facebookでは「推名」という苗字で「すいな」も「しいな」も見つかります。
https://www.facebook.com/yoko.shiina.587

本当かな?と思っていたところもあったのですが、調べてみると分かります。
「推名」で「しいな」という読みは実在しています。

「推名」は山形県山形市に集中した苗字です。

「椎名」は千葉県や茨城県を中心とした関東地方に集中しています。
山形県にもいますが、多いというわけではありません。
山形県の中では寒河江市の方が山形市よりも多いようです。

それほど多くない山形県山形市の中から「推名」という苗字が生まれたというのは不思議な気がします。

「推」を用いた苗字は10種類もないのですが、最も多いのが、この「推名」です。
これも驚きの事実です。

2016年4月24日日曜日

白津に関して

「白津」は「苗字の読み方辞典」で「しらつ>しらづ」となっていました。
私自身は濁点の有無にこだわってはいないので、「しらつ」と考えて良いと思っています。

他に読み方がないか、探してみました。
「白」で始まる苗字をみたら、必ず「しら」と「しろ」を確認することにしています。

「しろつ」という読みが見つかりました!

何人か見つかったので、間違いではないと思います。
https://www.facebook.com/kaito.shirotsu

新規の読みです。

2016年4月23日土曜日

午耒と牛耒と五耒に関して

「午耒」は「苗字の読み方辞典」で「牛来(ごらい)」の欄に「午來」とともに併記という形で載っていました。
これらの漢字に関しては下記で考察しています。
http://new5g00.blogspot.jp/2013/08/blog-post_22.html


「来」の旧字体は「來」なので、そのふたつをまとめてしまうというのは問題ないのですが、漢字の語源を考えると、「耒」は全く別のものです。

よって、別のものとしたいのですが、そもそも「午耒」という苗字が見つからず、困っていました。

そうしたところ、下記のページを教えていただきました。
http://blog.livedoor.jp/sr_sakurasakuyo/archives/2008-07-25.html

これは脱帽です。
もう誤記とかではありえません。
「午耒」さんという本人の名刺が明瞭に出ているので、これ以上の証拠はありえないと思うほどです。

ちなみに、非常によく似た「牛耒(ごらい)」と「五耒(ごらい)」も発見しました。
https://www.facebook.com/shinsuke.gorai
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006483872264

こちらは「苗字の読み方辞典」では以前から載っていたのですが、自分では載せていませんでした。
改めて確認できたので、追加しておきます。

2016年4月22日金曜日

祁答院に関して

「祁答院」は「けどういん」という読みで載せていました。

「苗字の読み方辞典」で「きとういん」という読みも載っていたのですが、自分では実在を確認できませんでした。

そうしたところ、下記のページを教えていただきました。
確かに「きとういん」となっています。
http://hospital.yapy.jp/hospital/0136622232/

しかし、これだけでは納得できません。
その「祁答院医院」の院長名から、読みを確認する必要があります。

調べてみたところ、やはり「けどういん」ではないようでした。
しかし、「きとういん」でもなく、「きどういん」のようでした。
https://www.iyaku-j.com/iyakuj/system/M2-1/summary_viewer.php?trgid=8398

改めて「きどういん」で調べたところ、facebookでも見つかりました。
https://www.facebook.com/takako.kidoin
https://www.facebook.com/taisei.kidoin

ここから判断すると、「祁答院」の稀少な読みとして「きとういん」があるかどうかは分かりませんが、少なくとも「きどういん」は実在すると考えて良いと思います。

2016年4月21日木曜日

上良に関して

「上良」は「かみりょう>うえら・こうろ」として載せていました。
いずれも難読ではないでしょうか?

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、沖縄県に最も多く、次いで大阪府。
後は大阪府に隣接する地域で認められるようです。

「苗字の読み方辞典」で見ると、沖縄県では「うえら」と読み、福井県では「こうろ」と読むそうです。

沖縄県で「うえら」と読むというのはfacebookでも確かめられます。

他に「ころ」という読み方もあるそうです。
https://member.prodarts.jp/players_detail.php?mem_no=3521&PHPSESSID=huxcdtdj

http://www-fukui-msw.blogspot.jp/2012/07/blog-post.html

これは難しいですね。
facebookで見ても、「kouro」より「koro」の方が多い印象を受けましたが、さすがにそれだけでは決めかねます。
悩ましいですが、「苗字の読み方辞典」を信じて、「かみりょう>うえら・こうろ・ころ」としておきます。
「こうろ」と「ころ」は別扱いにします。

2016年4月20日水曜日

西庄に関して

「西庄」は「苗字の読み方辞典」で「にししょう(にしじょう・さいじょう・にっしょ・にっしょう」となっていました。
ただ、少し前には「にししょう>にっしょ★(にしじょう・さいじょう・にっしょう)」となっていました。

ちなみに前身の「苗字の百貨店」では「さいじょう>にしじょう・にっしょ(にっしょう)」となっていました。

読み方の総数が大きく変わるわけはないので、常に調べなおしてブラッシュアップしているのでしょうね。
「苗字の百貨店」から続く、その姿勢は本当に素晴らしいことだと思います。

実際に調べてみると、ほとんどが「にししょう」でした。
「にしじょう」は「にししょう」に含まれると考えているので、精査はしていないですが、見つかりませんでした。

「さいじょう」はありますが、かなり少ないです。

「にっしょ」は下記の方が見つかります。
こちらも少ないです。
http://ameblo.jp/tsumitori/entry-10927909457.html
http://eki.uzunokuni.com/archives/post_42.html

「にっしょう」という読みがあるかどうかは判断できませんでしたが、数としては圧倒的に少ないようですし、「にっしょ」に含まれると考えて良いでしょう。

「西庄」は「にししょう・(さいじょう・にっしょ)」としておきます。

2016年4月19日火曜日

修行に関して

本日は「修行」という苗字に関してです。

普通に読めば、「しゅぎょう」でしょう。

「苗字の読み方辞典」では「しゅぎょう・しゅうぎょう」となっていました。
もちろん、苗字の話であるので、「しゅうぎょう」という読みがあっても不思議ではありません。

これはローマ字からではどちらであるかの判断はつきにくいです。

長崎県に最も多く、次いで鹿児島県と宮崎県。
この3県だけで全体の7割を占めています。

しかし、同じ九州地方ではありますが、長崎県とその他の2県とは隣接していないというのが気になります。

読み方の判断はつきません。
これは電話帳に当たるしかありません。

「しゅぎょう」という読みは実在すると思いますが、「しゅうぎょう」は不明です。
ですが、実在するのであれば、分けておくべきだと思います。

調べていただいたところ、鹿児島県霧島市で19件が「祝儀園」と「重黒木」の間にあったそうです。

また、facebookでも見つかります。
https://www.facebook.com/tatsuya.shuugyou
こちらも霧島市の方です。

私自身の持っている電話帳でも「しゅうぎょう」という読みを確認できました。
「修行」という苗字には「しゅぎょう」と「しゅうぎょう」のふたつの読みがあることが分かりました。

2016年4月18日月曜日

栄谷と榮谷に関して

「栄谷」は「苗字の読み方辞典」で「えいたに>さかえだに・さかいや(さかえたに・さかえや)」となっていました。

旧字体を用いた「榮谷」はずっと数が少なくなるのですが、「さかえだに>えいたに・さかいや」となっていました。

ちなみに前身の「苗字の百貨店」では「さかえだに>さかいや・さかえたに・えいたに・さかえや」となっていました。

facebookで見ると、「さかえだに」が「えいたに」より少し多いくらいなのかなと思いました。
「さかえたに」も少しありそうでした。

「さかいや」もありますが、「さかえだに」と「えいたに」に比べると、だいぶ少ない印象でした。

これらからは「えいたに・さかえだに>さかいや」なのかなと思いました。

「さかえたに」は「さかえだに」に含まれると考えて良いので、後は「さかえや」ですね。

「栄谷」と「榮谷」を調べましたが、はっきりと「さかえや」としていたのは下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004221281099

ひとりだけでは載せるのをためらいます。

他に「えいや」や「さかいだに」など、思いつくものをいくつか探してみましたが、みつかりませんでした。

とりあえず、「えいたに・さかえだに>さかいや」とします。

2016年4月17日日曜日

三治に関して

「三治」は「苗字の読み方辞典」で「さんじ」という読みで載っていました。

他の読みはなさそうだったのですが、いちおうあれこれと探したところ、「みはる」という読みが見つかりました。
言われれば読めますが、なかなか思いつかない読みです。
https://www.facebook.com/shinya.miharu.9

何人か見つかったので、実在は確かだと思います。
新規の読みです。

2016年4月16日土曜日

座馬に関して

「座馬」は「苗字の読み方辞典」で「ざんま>ざま(ざうま)」となっていました。

「ざんま」は難読ですね。
難読なものが最も多いということは、一部が平易な読みに変えたということなのでしょうか?
岐阜県美濃加茂市に集中しています。

「ざんま」や「ざま」という読みを見ると、「座間」という苗字を思いだしてしまいます。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/01/blog-post_27.html

2年前ですが、「座間」に「くらま」という読みがあることを疑問に思い、調べたところ、たまたま「ざんま」という読みを発見。
これが全くの新規の読みだったため、喜んだ覚えがあったのです。

改めて調べてみると、「座間」という苗字は神奈川県相模原市に多いのですが、岐阜県加茂郡川辺町や長野県松本市にも小さな集積があり、「座馬」という苗字と無関係ではないのではないかと考えました。

そこでこちらも「くらま」という読みで検索したところ、ずばり見つかりました。
https://www.facebook.com/hikaru.kurama.7

新規の読みです。

これは嬉しいですね。
「座間」を「くらま」と読むことがあるということを知っていたからこその発見で、普通に考えたら「座馬」を「くらま」とは読めませんから。

2016年4月15日金曜日

十田に関して

「十田」は「苗字の読み方辞典」で「じゅうだ(とだ・とおだ)」となっていました。

「じゅうだ」はもちろん確認できます。

「とだ」と「とおだ」はローマ字では違いがはっきりしません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E7%94%B0%E7%BE%8E%E9%87%8C

「とだ」という読みがあることは確かなようです。
facebookでは「toda」ばかりでした。

以上から「じゅうだ」と「とだ」は確かです。
「とだ」が1割未満の稀少な読みかといわれると疑問ですが…

「とおだ」だと自信をもっていえるものは見つかりませんでした。
「tooda」や「tohda」、「touda」で探しましたが、ダメでした。

念のために「とうだ」や「とおた」、「とうた」でも探しましたがひっかかってきませんでした。

現時点では「じゅうだ・(とだ)」としておきます。

2016年4月14日木曜日

郡谷に関して

「郡谷」は福岡県と北海道に多く、後はあちこちに散在している苗字です。
「苗字の読み方辞典」では「こおりや>ぐんたに・ぐんや・こおりたに(こうや)」となっていました。

全国で340人ほどの苗字なので、これだけ読み方が分かれているというのは、かなり珍しいことです。

「こうや」以外はいずれも実在を確認できました。
「こうや」は下記のひとだけでした。
「こおや」かもしれないと思い、そちらでも探しましたが、見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/mami.kouya

北海道の方です。
本名のようですが、ひとりだけでは不安なので、見送ろうと思います。

その他では、「ぐんや」と「こおりたに」がやや少ない印象でした。
見つからないわけではありません。
http://yokohama-now.jp/home/?p=13119

もともと全国で340人ほどなので、ひとつずつの読み方がそれほど数がいるとも思えません。
「苗字の読み方辞典」を信じて、「こおりや>ぐんたに・ぐんや・こおりたに」としておこうと思います。

2016年4月13日水曜日

神月に関して

「神月」は「苗字の読み方辞典」で「こうづき・かみづき(こうずき・しんげつ)」となっていました。
もちろん、私は「こうずき」と「こうづき」を分けません。

まずは、「こうづき・かみづき・(しんげつ)」で検討します。
兵庫県西脇市に最も集中している苗字です。

「こうづき」は大丈夫だと思います。
簡単に実在を確認できます。

「かみづき」は悩ましいです。
本名だと思われるものもありましたが、「こうづき」と比べるとかなり少ないのでは?と疑問が残ります。
https://www.facebook.com/miyabi.kamizuki


逆に「しんげつ」は見つかります。
https://www.facebook.com/yoshinori.shingetsu

他にないかと探したところ、「かんづき」という読みを見つけました。
何人か見つかるのですが、本名かどうか怪しいものが多いです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007064766960

「神月」は芸名というかペンネームというか…という名前が多く見つかりました。

結論として、本名だと自信をもっていえるのは、「こうづき」と「しんげつ」だけでした。
「かみづき」は見送ります。
せっかく見つけた「かんづき」も怪しいので、見送ります。

2016年4月12日火曜日

国土と國土に関して

「国」と「國」は異体字の関係にあるので、併記しています。

「国土」と「國土」はいずれも「苗字の読み方辞典」で「こくど」となっていました。
別に不思議でもありませんが。

他に読み方はないかと探したところ、「國土」でだけ「くにと」という読み方を見つけました。
https://www.facebook.com/kunito.yui

実在も確かそうなので、これも新規の読みとします。

「國土」でだけある読みだからといって、「国土」と分ける必要はないと思っています。

佐名に関して

「佐名」は簡単そうにみえて難しいです。

「苗字の読み方辞典」では「さな・さめ>さめい」となっていました。
岐阜県に最も多く、次に多いのが香川県です。

最も難読だと思われる「さめ」は下記で見つかります。
https://www.facebook.com/mamoru.same
http://mainichi.jp/articles/20150519/ddl/k21/010/344000c

どうやら岐阜県は「さめ」のようです。

「さめい」も見つかりました。
こちらも岐阜県でした。
http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-88328.html

「さな」も見つかりますが、この読みが香川県で多いのかどうかはわかりませんでした。
https://www.facebook.com/nozomi.sana


まず、「さめ」と「さめい」は別の読みとすべきかどうかという問題です。
以前に「西銘」という苗字を扱ったとき、「にしめ」とは別に稀少な読みとして「にしめい」があり、これは分けて扱うことにしました。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/06/blog-post_13.html

これに倣うなら、やはり「さめ」と「さめい」は別にすべきでしょう。

「佐名」は「さな・さめ>さめい」で良いと考えます。

2016年4月11日月曜日

財と戝に関して

「戝部」という苗字があります。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で5件しかないようですが、実在は確認できます。

一見すると、「財部」という苗字に似ていますね。
「財部」であれば、鹿児島県や宮崎県を中心に全国で400件以上。
約2,300人もいて、それほど珍しい苗字というわけでもありません。

「戝部」の読み方は「財部」と同じで、「たからべ」か「ざいぶ」のどちらもあるようです。

http://takarabe.net/1.Takarabe.Dental.Clinic/about-takarabe.html

https://www.facebook.com/junya.zaibu.3

ちなみに「戝」を用いた苗字は、これだけなようでした。

読み方も同じで、ひとつの苗字ときれいに対応しているので、「戝部」は「財部」から派生したものと考えて良いと思います。


ここで「戝」は「財」の異体字なのか?ということが問題になります。
wiktionaryで見ると、やはり異体字のようです。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%B2%A1


難しい問題ですが、「礒」を用いた苗字というのは、だいたいが「磯」から派生したものと考えられるのと同じ理屈です。
しかし、「礒」と「磯」は形が似ていますが、異体字の関係であるとはなっていないので、別扱いとしています。

悩みますが、「礒」に比べると明らかに数が少ないですし、戸籍上で「戝部」となっていても普段は「財部」となのっている方も多いのではないかと考えます。
「戝部」は「財部」に併記する形にしておこうと思います。

新たに加えた異体字ということです。

2016年4月10日日曜日

小飯塚に関して

「小飯塚」は「苗字の読み方辞典」で「こいづか★>こいいづか(こいずか)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

いずれの読みも実在を確認できました。

「飯」を「い」と読んだり「いい」と読んだりということはたまにありますが、微妙な違いなので実在の確認は慎重にしています。
ここまでで、「飯」を「い」と読むのは「飯泉(いいずみ>いいいずみ)」と「飯伏(いぶし>いいぶし)」だけだったので、「小飯塚」が3つ目ということになります。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/04/blog-post_8.html

一文字目が「飯」でない場合は、後で検索しにくくなってしまうので、自分自身の備忘録がわりに残しておきます。

「小飯塚」は「こいづか>こいいづか」としておきます。

2016年4月9日土曜日

久住呂に関して

「久住呂」は「苗字の読み方辞典」で「くじゅうろ>くすろ」となっていました。
「住」という漢字の読みを考えれば、どちらもありそうです。

facebookでは圧倒的に「くじゅうろ」でした。

「くすろ」という読みは下記の方だけでした。


「くすろ」という読みは他のページでも確認できました。

実在する読みであることは間違いないようです。

「くじゅうろ」と「くすろ」は発音した印象がだいぶ違い、単に濁点の有無だけによる違いではないと思います。
このふたつは分けておきます。

2016年4月8日金曜日

国上と國上に関して

「国上」と「國上」はいずれも「苗字の読み方辞典」で「くにがみ>くにかみ(くがみ)」となっていました。

「國」は「国」の旧字体なので、まとめて載せています。

もちろん「くにがみ」と「くにかみ」は濁点の有無だけなので、まとめてしまいます。

「くがみ」はどうでしょうか?
これはちょっと意外な読みですね。

「国上」で「くがみ」は見つかりませんでしたが、「國上」では下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/daiki.kugami
http://www.ieice.org/ken/paper/2012080360vh/

ひとりだけでしたが、複数で読みの確認がとれるので間違いないようです。

2016年4月7日木曜日

圀に関して

「圀」は「国」の異体字です。
JIS第2水準です。

これらを考えると、「国」に併記すべきですね。
実は「圀」を用いた苗字は「圀府寺(こうでら)」しかないようです。
「圀府寺(こうでら)」の実在は確認できます。
https://kaken.nii.ac.jp/d/r/50205340.ja.html

日本中でこの漢字を用いた苗字がひとつしかないというのも驚きです。

「水戸光圀」でおなじみのものではありますが、よく考えると他で見たことがない漢字でもあります。

「圀」という漢字は「國」の「或」の部分が「惑」に見えて不吉だからということで置き換わったものだそうです。

2016年4月6日水曜日

久々湊に関して

「久々湊」は「苗字の読み方辞典」で「くぐみなと(くにみなと★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

もちろん、「くぐみなと」は見つかります。
そのままの読みですからね。

「くにみなと」は信じられませんでした。
しかし、調べると何人か見つかりました。
https://www.facebook.com/gaku.kuniminato

それであれば、実在を信じるしかありません。

「々」という字を用いながら、ひとつ前の漢字と別の読み方をするというのを初めて見ました。

「久」がふたつあるから、「くに」なのでしょうか?
なぜ、この読みなのか理由が知りたいところです。

2016年4月5日火曜日

葛葉に関して

「葛葉」は「苗字の読み方辞典」で「くずは>くずば」となっていました。

一文字目以外の濁点の有無にはこだわっていないので、「くずは」として良いと思います。
もちろん、この読みは確認できました。

他にないかと探していたら、「くずのは」という読みを見つけました。
何人かいたので、間違いないと考えます。

https://www.facebook.com/mami.kuzunoha

https://www.facebook.com/kuzunoha.yyusuke

新規の読みです。

2016年4月4日月曜日

慶伊に関して

「慶伊」は北海道に最も多く、次に富山県で見られます。
その他の地域ではほとんどないようです。

「苗字の読み方辞典」では「けいい>けい」となっていました。

下記のように「kei」となっている方も見つけました。
https://www.facebook.com/yoshie.kei

以前に「井」という一字姓の検討をしたとき、「い」と「いい」は分けないことにしました。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/02/blog-post_7.html

「慶伊」で「けい」と名乗っている方がいるかどうかは置いておいて、私のところでは「けいい」という読みに統一する方針とします。

2016年4月3日日曜日

上丸に関して

「上丸」は「苗字の読み方辞典」で「かみまる・かんまる・うえまる」となっていました。
いずれも簡単に実在を確認できました。

それぞれがある程度の数があるという証拠だと思います。

他にないかなと調べてみたところ、「じょうまる」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/kana.joumaru

「上丸」という苗字はあちこちで見られるようで、最多が鹿児島県なのですが、次に多いのが富山県と広島県なので、ばらばらです。

ちなみに「じょうまる」という読みは福岡県に多いようでした。
新規の読みです。

2016年4月2日土曜日

厂に関して

数日前に「雁」という漢字を調べていて、「苗字の読み方辞典」で「雁金(厂金)」となっていたのを発見しました。

「厂」はJIS第2水準の漢字で、略字ではありません。
「雁」とも関係がないようですが、「厂金」は「かりがね」と読むようです。
https://www.facebook.com/naoya.karigane

ウェブ上で見つけられたのは、この方だけなのですが、「厂」を用いた苗字は他にもあるようです。

「苗字の読み方辞典」によると、他に「厂原(がんばら)」、「厂木(がんき)」、「亜厂(あかり)」があるようです。

「厂原」は下記の方がいました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%82%E5%8E%9F%E6%99%82%E4%B9%9F

ミュージカル俳優の方ですが、本名も同じとなっています。
芸名のようではないですから、本名と考えて良いのでしょうね。

厂木(がんき)」は下記。
http://www.med.kobe-u.ac.jp/radonc/staff.html

「亜厂(あかり)」は下記。
https://www.facebook.com/kosuke.akari.5

いずれも見つけられました。
読み方は「かり」か「がん」なので、「雁」からきているとしても良いのでしょう。
ただ、「雁」の異体字として登録されているわけではないので、別扱いとします。

2016年4月1日金曜日

雁と鴈と鳫に関して(訂正)

「雁」という漢字に関し、以前に『異体字として「鳫」と鴈」がある』と書きました。

http://new5g00.blogspot.jp/2013/08/blog-post_18.html


wiktionaryの記載から、そのようにしたのですが、どうも怪しいような気がしてきました。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E9%9B%81

下記では、異体字として「鴈」しかあがっていません。
http://www.kanjipedia.jp/kanji/0001163900


こちらのページでも「鳫」と「雁」の関係には触れていません。
http://moji.tekkai.com/zoom/%E9%B3%AB/page.html


悩ましいですね。
見た目もだいぶ違うので、少なくとも「鳫」は別字だと考えた方が良さそうです。

これを機に「鳫」を全て分けなおしました。