「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。
「睦本」は「むつもと」と読むそうです。
ウェブの「写録宝夢巣」ではヒットしませんが、下記の方が確実に見つかります。
追加します。
「毋」という漢字があることに気づきました。
JIS第2水準の漢字です。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E6%AF%8B
「母」ではないし、「母」の異体字でもないようですね。
この漢字を用いた苗字としては「石毋田」だけがウェブの「写録宝夢巣」で1件だけヒットします。
「石母田」は142件もあります。
「実在苗字(名字)辞典」によると「住毋家」もあるそうです。
http://www.densho-e.jp/corporate/index.html
さすがに「母」と 「毋」は異体字として良いでしょう。
語源的には異体字ではないのですが、異体字として扱っているのは「戌」と「戍」、「萱」と「萓」、「采」と「釆」、「祇」と「祗」、「述」と「逑」、「タ」と「夕」、「鍛」と「鍜」、「来」と「耒」の8種ですね。
9種類目になります。
「樽辺」は、ウェブの「写録宝夢巣」と「平成名前辞典」ではヒットしません。
「実在苗字(名字)辞典」の更新情報では異体字を用いた「樽邉」があったそうです。
https://verytrust.co.jp/company/
上では読みが載っていませんが同じ方が下記では 「樽辺」で「たるべ」となっていました。
https://www.athome.co.jp/estate/610821/0000051087/
また別で「樽邊」も発見しました。
http://swimkanagawa.main.jp/datami/datami211230y/20211230savas.pdf
以上から 「樽辺」は「たるべ」と読み、異体字として「樽邊」と「樽邉」があります。
「樽邊」は新規の苗字です。
「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。
実際には違うのですが、「耒」は「来」の異体字としてまとめています。
「入来田」は「いりきだ」と読みますが、異体字を用いた「入耒田」があるそうです。
https://www.jarc-net.co.jp/blog/post-180/
他にもありそうですね。
「隅」は「すみ」と読みます。
当たり前ですね。
よく似た漢字で「隈(くま)」があります。
「隅」で「くま」と読んでいる苗字もいくつかあるのですが、おそらく「隈」の誤記なのではないかなと思いなおしました。
ひとつひとつ検索しなおしたのですが、「隅」で「くま」と読むのは怪しいですね。
いくつか載せていたのですが修正します。
「南隅」で「なんぐう」と読む苗字はありますが、それ以外で「隅」は「すみ」か「ずみ」としか読まないと思います。
「英賀谷」は「実在苗字(名字)辞典」では「あがたに★>えがたに」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
ウェブの「写録宝夢巣」で全国に11件。
大阪府に5件、広島県に3件でした。
「えがたに」は下記の方々。
「えいがたに」ではないので、これも難読ですよね。
https://www.facebook.com/shinichi.egatani
https://www.facebook.com/takashi.egatani
「あがたに」はなかなか見つからないのですが下記のPDFはどうでしょう?
https://www.amei.or.jp/about/hist-doc/ClubMID_03.pdf
おそらく五十音順に並んでいるところがあり、「赤川」と「秋田」の間に 「英賀谷」があります。
「実在苗字(名字)辞典」でも広島県の電話帳で「赤谷」と「赤野」の間にあったと書いてあります。
この読みもありそうなんですけど、これ以上の根拠がないと実在は確かだといえないです。
「伊加田」は「いかだ」という読みで載せています。
よく似た苗字で「井加田」も「いかだ」です。
これらとは別に「伊賀田」という苗字があります。
こちらは「いがた」と読みます。
改めて確認しましたが間違いないです。
「加」は「か」と読みますが、「賀」は「賀正(がしょう)」など「が」と読むことが多いので、分かれるのでしょうね。
「伊加田」と「伊賀田」はウェブの「写録宝夢巣」でも集中している地域が少し異なるので仕方がないでしょう。
こういう濁点の有無を統一するかどうかも悩むところです。
「有辺」は「ありべ」と読みます。
旧字体を用いた「有邊」を発見しました。
http://gold.jaic.org/jaic/icaak/recroom/2009/BEKI/MAST005.HTM
https://www.facebook.com/ke.two.stars
併記扱いですが、新規の苗字です。
もうひとつの異体字である「有邉」は見つかりませんでした。
前回、「菴」は「庵」の異体字であると定義しました。
「菴原」は「実在苗字(名字)辞典」では「いおはら>おいはら」となっていました。
「庵原」の方が圧倒的に多く、「いはら」か「いおはら」と読みます。
「菴原」で「おいはら」は下記の方々。
http://kurunners.web.fc2.com/siai7/siai2004.html
https://www.facebook.com/jun.oihara
「庵原」で「おいはら」という読みはなさそうなので、まとめてしまって良いかやっぱり悩んでしまいます。
とりあえずまとめておきますが。
新たな悩みができました。
「菴」はWiktionaryでは「庵」の異体字となっていました。
「菴」がJIS第2水準で、「庵」は第1水準です。
この漢字を用いた最多は「菴田」で、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に7件。
長野県、大阪府、和歌山県に2件ずつ。
対して「庵田」は和歌山県のみで7件。
「菴原」も全国に7件。
大阪府に3件、神奈川県に2件。
「庵原」は全国に273件もあります。
悩むのですが、辞書をみてもやはり異体字の関係にあるようです。
これはまとめてしまうしかないですね。
「安財」は「あんざい」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」で全国に8件。
長野県が最多で3件。
https://www.facebook.com/tsuyoshi.anzai
「安戝」は「あき」と読みます。
https://www.facebook.com/akiiy.akiiy
https://www.wantedly.com/id/hikaru_aki
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006357962568
https://dailyportalz.jp/kiji/140430163986
「戝」はJIS第2水準の漢字で、「財」の異体字のはずなんですね。
「安戝」は「写録宝夢巣」ではヒットしませんが、徳島県の苗字のようですね。
facebookの「安戝」をみると 「安財」も友達欄にいるので、おそらく「安財」で「あき」としている方もいるんだと思います。
このふたつは併記すべきですね。
「あき」は稀少な読みです。
「浅窪」は「あさくぼ」と読みます。
https://www.facebook.com/katsuyuki.asakubo
旧字体を用いた「淺窪」を発見しました。
http://www.ncn-k.net/toyotottori/g_block.html
http://afa11.com/asahijy/ELEVEN/heisei28/ereacubus/groupleague9.html
併記扱いですが、新規の苗字です。
「浅河」は「あさかわ」と読みます。
https://www.facebook.com/yasutaka.asakawa
旧字体を用いた「淺河」を発見しました。
https://www.facebook.com/yasutaka.asakawa.58
併記扱いですが、新規の苗字です。
「浅蔭」は「あさかげ」と読みます。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009427366126
https://www.rugby-japan.jp/news/1107
上記の方は旧字体を用いた「淺蔭」でも見つかります。
https://ehimerugby.chu.jp/02_data/data/er/ehime_rugby_2014-2015_scorebook.pdf
併記扱いですが、新規の苗字です。
「浅泉」は「あさいずみ」と読みます。
https://www.facebook.com/makoto.asaizumi
http://www.iryo.pref.chiba.lg.jp/kensaku/IryoSisetsuInfo.aspx?sy=m&cm=k&di=n&id=12038350&ir=03
旧字体を用いた「淺泉」を発見しました。
https://www.townnews.co.jp/0201/2021/06/18/579310.html
「写録宝夢巣」ではヒットしませんが、併記扱いならば良いでしょう。
「淺泉」は新規の苗字です。
「赤穂津」は「あこうづ」と読みます。
https://www.facebook.com/kazuya.akouzu
旧字体を用いた「赤穗津」を発見しました。
https://www.town.ogawa.saitama.jp/cmsfiles/contents/0000000/33/201712_keyakijhs_tayori_23.pdf
併記扱いですが、新規の苗字です。
60人以上いる苗字の整理が終わりました。
「赤背戸」は「あかせと」と読みます。
https://www.facebook.com/akaseto
濁点のついた「あかせど」もありますね。
「赤脊戸」を発見しました。
https://toshin-oe.com/school/kawachiyamamoto/blog/29178/
「赤脊戸」はウェブの「写録宝夢巣」でもヒットしないのですが、新規の苗字です。
「背」と「脊」は別字としています。
「栗国」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に5件。
沖縄県に4件でした。
これって「粟国(あぐに)」の誤記ではないかなと思います。
「住所でポン!」や「平成名前辞典」でも見つかるのですが、確認できないのです。
「荒ヶ田」は「あらけだ」と読みます。
https://www.facebook.com/miho.arakeda
「ヶ」は苗字や地名で用いられるときは、「が」と読むことがほとんどで、「け」と読むのはあまりないんですよね。
ないわけではないですが、最多は「井ヶ田(いげた)」かな。
かなり少ないと思います。
以前にも書きましたが、おそらく「ヶ」は「箇」または「个」の略字なのだと思います。
http://new5g00.blogspot.com/2017/04/blog-post.html
ですので、 「荒ヶ田」で「あらけだ」と読むのは驚きなんですね。
「英田」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に10件。
埼玉県、長野県、島根県で2件ずつ。
「あいだ」という読みは島根県付近に多いようです。
https://www.facebook.com/tamara.aida
https://www.facebook.com/kyouji.aida
https://www.facebook.com/ami.aida.5
https://tleague.jp/player/detail.php?player=10076&year=2022
「ふさだ」さん。
「実在苗字(名字)辞典」では埼玉県にあるとなっていました。
https://mytalent.jp/lab/article_ishida/
「はなだ」さん。
「実在苗字(名字)辞典」では長野県にあるとなっていました。
https://www.facebook.com/yuuki.hanada1
http://bungei.cocolog-nifty.com/news/2019/02/post-0890.html
「えいだ」という読みもありそうなんですが、本名かどうか怪しいなというところもありますね。
「三頭」は「実在苗字(名字)辞典」では「みつがしら>みす★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
「みつがしら」は下記の方々。
https://www.facebook.com/hiroshi.mitsugashira
https://www.facebook.com/hiroaki.mitsugashira
「みす」は下記の方々。
https://www.facebook.com/naoyuki.misu
https://www.facebook.com/takuma.misu
下記の方はおそらく本名でしょう。
https://bigonewest.com/talent/2530/
http://blog.livedoor.jp/bratto_coyote/archives/10122708.html
ウェブの「写録宝夢巣」で全国に12件。
岡山県が5件、香川県が3件。
「頭」を「ず」ではなく「す」と読むのが珍しいなと思いました。
「三盛」は「実在苗字(名字)辞典」では「みつもり>みもり(さんもり)」となっていました。
「みつもり」は簡単に見つかります。
「さんもり」は見つかりませんでした。
「みもり」で確認できたのは下記の方のみ。
ただ、友人欄に「mimori」さんがいて、その「mimori」さんの友人欄は「三盛」さんしかいないので、親族なんだと思います。
「本生」は「もといけ>もとお・ほんじょう」となっていました。
「もとお」は見つけられませんでした。
「もといけ」は下記の方。
http://www.jaaf-chiba.jp/pages/main/result/past/2009/02cross/I-M-4000.pdf
http://oyama-tozan-marathon.jp/2019/wp-content/uploads/2019/03/0cb870d0d4af3d264d6590a9f4c95f46.pdf
「ほんじょう」は下記の方。
https://www.facebook.com/s.honjou
https://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/html/100002178_knkyu_prsn_1_ja.html
ウェブの「写録宝夢巣」で全国に14件。
鳥取県が最多で8件。
上記の方々は鳥取県とは関係がなさそうですね。
割合は分かりませんでした。
「茂地」は「実在苗字(名字)辞典」で「もち>もじ(しげち)」となっていました。
「しげち」は割と見つかります。
https://www.facebook.com/hisayori.shigechi
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000090100883/
https://kyushu-u.elsevierpure.com/ja/persons/tomoko-shigechi
facebookでは「もじ」さんが多かったです。
https://www.facebook.com/asuka.moji
https://www.facebook.com/reina.moji
以前に書きましたが、「〇+地」という熟語ではだいたい「地」は「ち」と読みます。
「野地」という苗字だと「のじ」も「のち」も同じくらいあるのですが、どちらかに統一する必要があるので、「のち」にしています。
ただ、「茂地」は「もじ」が多そうですね。
「漏田」は「実在苗字(名字)辞典」で「もるた★>もろた」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
「もるた」は見つかりますね。
難読です。
https://www.facebook.com/yoon.sh.140
「もろた」は見つかりませんでした。
「瓊」はJIS第2水準の漢字です。
この漢字を用いた苗字はほとんどないですね。
「瓊田」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に福岡県で1件のみ。
ウェブで実在は確認できますが、読みまであるのは下記くらいです。
「たまだ」と読むんですね。
http://www.dazaifu-j.ed.jp/~dazaifunishi-j/r5042nenngakunenn.pdf
「瓊岸」という苗字もありそうで、「写録宝夢巣」で大阪府に1件のみなのですが、こちらは確認できませんでした。
あとひとつ、「瓊井田」は「にいた」と読みます。
こちらは「写録宝夢巣」で全国に5件です。
「叉」はJIS第1水準の漢字です。
熟語としては「交叉(こうさ)」とか「三叉路(さんさろ)」とかでしょうか。
「実在苗字(名字)辞典」やウェブの「写録宝夢巣」では20種類以上の「叉」を用いた苗字が見つかるのですが、読みは全て「また」のようです。
最多は「鹿叉」で全国に6件。
次が「川叉」で全国に5件。
いずれも集中している地域はなさそうでした。
ただ「平成名前辞典」ではヒットしないですね。
JIS第1水準の漢字で20種類以上もあるのですが、全て「又」の誤記のような気がしますね。