2020年12月28日月曜日

佐田や佐多などに関して

 最も質問が多いところなので、何回か書いている内容なのですが改めて残しておきます。

私は、本人を目の前にしたら、その方が名乗っている読み方を尊重します。

当然ですね。


ただ、多数の苗字を並べていると濁点の有無など些細な違いで大きく異なってしまいます。


「佐多」という苗字は「さた」と読みます。

濁点のついた「さだ」とは読まなさそうです。

読むケースもあるかもしれませんが、稀だと思います。


「佐田」は「さだ」の方が多いようです。

歌手の「さだまさし」さんも本名は「佐田」ですし。


「さた」や「さだ」と読む苗字は他に「貞」や「定」という一文字姓と「左田」があります。

他にもありますが、100人以上あるものはそれくらいです。

「貞」や「定」は「さだ」としか読みようがありません。


「左田」は「さた」も「さだ」もあるようです。


「佐田」と「佐多」では、実数は「佐田」の方が圧倒的に多いです。

これを多い方の読みで並べてしまうと、「佐多(さた)」、「佐田(さだ)」、「定(さだ)」、「貞(さだ)」となります。

読みが同じであれば人数の多い順に並べているからです。

「左田」が「さだ」であれば、「佐多(さた)」だけが特別なんだなと思うところですが、「左田」が「さた」だとすると、「佐多」、「左田」、「佐田」、「定」、「貞」と並ぶわけなんです。

違和感ないですか?

同じような読みなのに人数の多い順に並んでいないところが気になるのです。


「佐」も「左」も「さ」と読みます。

「田」も「多」もそれだけであれば「た」でしょう。

なので、「た」か「だ」のどちらにすべきかというのは統一すべきかなと思うのです。


悩みどころですが、「佐多」さんは「さた」と読むことがほとんどであることを知りつつ表は「さだ」で載せておくべきではないかなと思います。

異論はあると思うのですが、同じような読みであった場合は人数の多い順に並んでいた方がきれいではないかと考えるからです。

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