2020年5月6日水曜日

日名地と比奈地に関して

「日名地」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国に20件。
うち静岡県で12件です。

「比奈地」は全国に7件で、静岡県に5件。

読み方はいずれも「ひなじ」もしくは「ひなち」です。
「実在苗字(名字)辞典」によると「日名地」は「ひなじ」が多く、「比奈地」は「ひなち」が多いそうです。

有名なところでは「宮地」という苗字は「みやじ」と「みやち」のふたつの読みを持ちます。
「地」は濁点がつかなければ「ち」ですが、濁点をつけると「地面(じめん)」のように「じ」となります。
濁点をつけると「鼻血(はなぢ)」のように、「ぢ」になる「血」は異なります。

この理由は下記に詳しいです。
https://kanjibunka.com/kanji-faq/old-faq/q0128/

どちらの読みを用いているかは名乗っている本人の好きで良いのですが、苗字をまとめる立場としては「みやじ」と「みやち」の違いは些細なものだと思います。
「吉原」を「よしはら」と「よしわら」に分けていなかったりするのと同じです。

「日名地」と「比奈地」はいずれも静岡県に由来がありそうです。
できれば読みを別々にしたくありません。

「ひなじ」と「ひなち」で分けてしまうと、五十音順に並べたとき離れてしまう可能性があるのです。
多い方の「ひなじ」に統一させてもらおうと思います。

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