「百目鬼」は難読苗字で紹介されることが多いですね。
「苗字の読み方辞典」では「どうめき>どめき」となっていました。
山形県に「百目鬼(どめき)温泉」があります。
下記にその名前の由来が記載されています。
http://matome.naver.jp/odai/2127019544128663101/2127052210630952403
近くを大川が流れており常に「どよめいて」いたことから「どめき」と訛ったもの」で、漢字音は当て字だそうです。
苗字としては「どうめき」と「どめき」ではアルファベットでは違いが分かりません。
ただ、「どうめき」は間違いなく確認できます。
「どめき」の方は下記で見つかりました。
http://www.pref.aomori.lg.jp/release/files/2012/42165.pdf
電話帳でも青森県で見つかるそうです。
これまで例えば、「能村」という苗字の読みを「のむら」と「のうむら」で分けました。
「遊佐」という苗字は「ゆさ」がほとんどですが、稀少な読みとして「ゆうさ」を別にしています。
逆に「石郷岡」という苗字は「いしごうおか」という読みに「いしごおか」という読みを併記にしています。
これらはケースバイケースです。
あくまで漢字の元の読みを参考にして、あとは発音した印象がどれだけ異なるかということを気にしています。
「いしごおか」という読みのひとが、「いしごうおか」に読みを変えることはすごく簡単だと思うので、分けていません。
「石郷岡」はそれほどポピュラーな苗字ではないので、その読み方をふたつに分ける意味は乏しいのではないかと考えるのです。
「遊佐」で「ゆさ」は極めて一般的な読みだと思いますが、それをあえて「ゆうさ」と名乗るというのであれば、分けるべきかと思っています。
では、「百目鬼」はどうなのか?
これは悩みます。
地名としては「どめき」が有名だけれども、苗字としては「どうめき」の方が知られているのではないでしょうか?
悩みましたが、五十音順にするとずいぶんと異なるので、分けておくことにします。
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