2015年1月20日火曜日

京に関して

「京」一文字の姓に関して調べました。
「苗字の読み方辞典」では「きょう(かなどめ★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
これらはいずれも実在を確認できました。

「京」で「かなどめ」と読むのは難しいですね。
「難読・稀少名字大事典」という本によると、「いぬぼうカルタ」というカルタの最後が「京」であったため、「かな」の最後という意味で「京」を「かなどめ」と読ませるとのことです。

ちなみに、「苗字の百貨店」時代には「京」は「きょう>みやこ(かなどめ)」となっていました。
この「京」と書いて「みやこ」と読む苗字があるのかどうかを調べたのですが、見つかりませんでした。
「京」と書いて「みやこ」と読むのはファーストネームであるようです。
それを苗字の読みと混同したのでしょうか?
もしくは有名な都道府県名苗字である「京都」。
これも「きょうと」ではなく、「みやこ」と読むのですが、これと混同したのではないでしょうか?


ちなみに「苗字由来net」というサイトでは「かなぐり,きょう,きょお,けい,みやこ,みさと,かなどめ,かなじり,からぐり」が出てきました。
「全国の苗字」というサイトでも「カナドメ、カナジリ、カラグリ、キョウ、キョオ、ケイ、ミヤコ、ミサト」となっていました。
どちらのサイトも(失礼な書き方になりますが)幽霊読みだらけです。

念のために調べる価値がありそうなものを見てみます。
「かなぐり」、「かなじり」、「からぐり」、「みさと」、「けい」くらいでしょうか?

結論としては、いずれも見つかりませんでした。
「みさと」はファーストネームなら見つかります。
「けい」はあまりにも一般的な単語なので、普通のウェブ検索では無理です。
他の3つは「かなどめ」を間違えただけな気がします。

0 件のコメント:

コメントを投稿