「古」で始まる苗字に関して。
「古田」や「古谷」もそうだったのですが、気になる読みがありました。
どうしようか悩んでいたのですが、「古家」のときにまとめて整理しました。
「苗字の百貨店」で「古家」は「ふるや>ふるいえ(こが・こいえ・こや・こか・ふるけ・ふるえ・こうけ・こげ)」となっていました。
9種類です。
全部で10,000人ほどの苗字で、特別に多いわけではないですが、それでもこれほど読み方が多いのは珍しいです。
結論からいうと、9種類全部の実在が確認できました。
私が気にしたのは、「古家」を「こうけ」とする読みです。
「こけ」ではなく、「こうけ」なのか?ということです。
「こけ」であれば、濁点の有無だけなので「こげ」にまとめても良いのではないのか?と考えたのです。
「こけ」もあるのかもしれませんが、アルファベットでの区別は難しいです。
ただし、「kouke」だったり「kohke」だったりした場合は明らかに「こうけ」ですよね。
それなので、「こうけ」という読みも実在するものと判断いたしました。
「こけ」は苔を思わせるから避けたのか?と勝手に思ったりしました。
同じように「古田」には「ふるた」以外に「こだ」と「こうだ」という読みがありました。
「古谷」にも「ふるや」と「ふるたに」以外に「こや」と「こうや」、更に「こたに」と「ふるがい」という読みがありました。
「狩野」のところで「かの」と「かのう」は併記にとどめ、別の読みという扱いにはしないということにしましたが、「こだ」と「こうだ」、「こや」と「こうや」のようなものは五十音順に並べるとずいぶんと違うのではないかと考え、別の読みだということにしました。
去年まで働いてた所にちょうど古田(ふるた)さんと古谷(ふるや)さんが居ましたね。ちなみに自分の住んでる地域(外房某所)では古から始まる苗字といえば、古川と古山(ふるやま)が多いです。
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