2013年12月29日日曜日

諌に関して

うっかりとしていました。

「諌」という漢字の検討が抜けていました。
「諌」は常用漢字ではないので新旧字体表には出ていないのですが、異体字として「諫」があります。

「練」という漢字は新旧字体表に載っており、旧字体は「練」です。
「錬」も同様に旧字体は「鍊」です。

ですから「諌」も「諫」を旧字体と考えても良いと思っています。
実際に「諌」はJIS第1水準で、「諫」は第2水準なので、これまでの基準どおりでまとめてしまって問題がないと思います。

実は長崎県にあるのは旧字体の「諫早(いさはや)市」であり、苗字全体で見ても旧字体の「諫」を使っていることが多いものもありましたが…


「諌」を用いた苗字は10種類でした。
「諌田」は「かんだ」と読みますが、後は全て「いさ」という読みでした。

最も多いのは「諌山」で、新旧字体を合わせると5,000人を超えます。
私が、この漢字の検討をしていないことに気づいたのも「諌山」を見つけたからです。

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