「蔭地」は「苗字の読み方辞典」で「おんじ(広島)・おおじ(和歌山)(おうじ・おんぢ・おおぢ)」となっていました。
似たような苗字として既に載せてあるものとしては、「陰地(おんじ>おおじ(和歌山)・(かげち))」と「隠地(おんじ)」があります。
いずれも中国地方と近畿地方に集中があるようでした。
「蔭地」の話に戻ります。
まず、「おう」と「おお」は同じ読みで良いと思います。
「蔭」にしても「陰」や「隠」にしても「おん」と読むことはあっても、「おお」や「おう」とは読まないようですが、いずれも「おお」となっているので、ここは「おおじ」で統一します。
「蔭地」は「おんじ」と「おおじ」のふたつの読みということにします。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「蔭地」は全国で37件。
そのうち、和歌山県に12件で、広島県に11件でした。
「陰地」もそうなのですが、「おおじ」という読みは和歌山県を中心とした地域にみられるようです。
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