「烏谷」は「からすだに」という読むことが多いです。
「苗字の読み方辞典」では「うたに」という読みも載っていました。
facebookで見てみると、「烏谷」で「うたに」と読む方がひとりだけいました。
https://www.facebook.com/etsuo.utani
この方のタイムラインを見ると、他の方から「うっちゃん」と呼ばれているようでした。
ファーストネームが「悦雄」ですから「うっちゃん」は普通に考えて「うたに」から来ているアダ名でしょう。
間違いないとは思いましたが、ひとりだけでは信用しないことにしているので他も探しました。
http://kuid.ofc.kobe-u.ac.jp/InfoSearch/ConferenceReportsSearch.do?q=&language=ja&searchStart=1&searchEnd=&searchStep=25&startyear=2002&endyear=2004&personalId=Oy178lsJXTTO-IBQ3mbe3w&sort=author&order=desc&sort2=author&order2=asc&sort3=year&order3=desc&sort4=announcename&order4=
上記のページの発表者欄に「烏谷泰」という方がいました。
同じページの中の英語の発表で「UTANI Yasushi」という方がいました。
発表演題が日本語か英語かの違いはありますが、演題内容がほとんど同じようで、他の発表者の名前もかなり共通していたので、「烏谷」と「UTANI」は同一人物だと判断しました。
「狩集」は読み方に問題はありません。
「かりあつまり」、「かりあつめ」、「かりしゅう」と読みます。
やや「かりあつまり」が多いですが、他の読みもかなりあるようです。
面白いなと思ったのは、この苗字が鹿児島県に集中していることです。
鹿児島県以外では隣の宮崎県と大阪府、兵庫県くらいなのです。
1,000名未満の苗字なので分布がかたよるのは当たり前なのですが、その中でこれだけ読み方がばらけるというのは珍しいのではないでしょうか?
普通は難読の苗字が別の地域に移ったときに他の分かりやすそうな読み方に変わったか、もしくは全く語源が異なっているかのどちらかだと思うのです。
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