2014年6月30日月曜日

粟生に関して

「粟生」は「苗字の百貨店」で「あおう・あお>あわお(あおお・あわえ・あわう・あわぶ)」となっていました。
全部で1,100人ほどの苗字なのですが、かなり読み方が分かれていますね。
ひとつひとつ検証してみました。

まず、「あわえ」と「あわぶ」は見つかりませんでした。
「生」という漢字の読みは多様なので、「あわえ」や「あわぶ」があっても不思議ではありませんが、見つかりませんでした。

「あおう」と「あおお」は同じものだと考えます。

これは「佐藤」という苗字で「さとう」ではなく「さとお」と読むんだという方がいるという主徴と同じようなものです。
発音してみて、あまり違いがないと思えるものまで別扱いにはしたくありません。

この場合、「あおう」と「あおお」のどちらをメインに据えるかという問題ですが、やはり圧倒的に数が多い、「あおう」を推したいと思います。
「生」という漢字だけならば「う」でも「お」でも良さそうですが。

以上から、まず「あおう・あお>あわお・(あわう)」まで整理できました。

「あおう」と「あおお」はどちらも「あおー」という発音で代用できる気がします。
しかし、「あわお」と「あわう」は別だと思います。

母音が「o」だとその後が「o」でも「u」でも発音してみると違いが小さいのですが、「awa」のように母音が「a」で終わっていると、その後が「o」か「u」かというのはけっこう違って聞こえるのです。

また、これまでも考えてきたことですが、「o」の音が最後に来るとき、これを伸ばすか伸ばさないかは小さな違いです。
「あおう」と「あお」はそれほど発音してみると変わらないのです。

調べてみると、「あお」よりも「あおう」の方が圧倒的に多かったです。

以上より、「粟生」の読みは「あおう>あわお・(あわう)」といたしました。

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