2020年8月29日土曜日

有爾と有尓に関して

 「爾」はJIS第1水準の漢字です。

対して「尓」が第2水準です。


「弥」と「彌」の関係と逆転しているわけですね。

似た例として思いつくものとしては「枦」(第2水準)と「櫨」(第1水準)くらいでしょうか?


「弥」と「彌」に倣うなら「尓」をメインにして 「爾」を併記扱いとすべきです。


ただ、苗字としてみたとき 「爾」を用いた苗字は「爾見(しかみ)」など9種類ほどあるようですが、「尓」を用いた苗字は「有尓」しかないようでした。


ウェブの「写録宝夢巣」では「有尓」が全国で三重県に2件のみ。

「有爾」は千葉県と三重県に1件ずつでした。

「平成名前辞典」では「有爾」しかヒットしませんでした。

facebookの「有尓」さんです。

https://www.facebook.com/dr3uni


「住所でポン!」では「有尓」さんと「有爾」さんの住所が完全に一致していました。

ファーストネームも一字違いです。

これは併記扱いとすべきですね。

例外的に「爾」をメインとし、「尓」を併記します。

これしかないから仕方がないでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿