本日もJIS第3水準の漢字を用いた苗字です。
「穝所」で「さいしょ」と読むそうです。
https://w.atwiki.jp/taronja/pages/2482.html
「穝」という漢字に関しては、下記のページにいろいろと書いてありました。
勉強になります。
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/kanji_genzai243
「さいしょ」という読みでは「税所」、「最所」、「才所」をすでに載せてありました。
ところで、よく似た「樶」はJIS第2水準です。
「実在苗字(名字)辞典」では「樶所」という苗字も載っていました。
「穝」も「樶」も苗字としてはこれ以外になさそうです。
「樶所」はウェブの「写録宝夢巣」では全国に2件。
長崎県と宮崎県に1件ずつです。
しかし、「住所でポン」では2000年版の宮崎県で確認できるだけです。
「平成名前辞典」では確認できませんでした。
「実在苗字(名字)辞典」によると、2015年版の宮崎県の電話帳で確認できるそうです。
ウェブ上では名乗っている方を確認できませんでした。
「樶所」が実在するかどうか、なんとも言えません。
電話帳での分布を考えても由来はひとつだと思います。
①本来は「穝所」、「樶所」は電話帳も含めて幽霊苗字
②本来は「穝所」だったが、誤記の定着により「樶所」ができた
③戸籍上は「穝所」だが、便宜的に「樶所」を用いている方がいる
などではないでしょうか?
これらの漢字を用いている苗字が他にないので「樶所」があったとしても併記あつかいにしかならないと思います。
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