2013年12月30日月曜日

上本と打越と大戸と方波美と柏谷と喜屋武に関して

年末なので、たまっていたネタをまとめて出しておきます。


「上本」は「うえもと」が多いですが、「かみもと」もかなりあります。
他に「あげもと」もありました。
「苗字の百貨店」によると「うわもと」もあるそうですが、これは発見できませんでした。

「上」という漢字を用いた苗字の場合、たいてい「じょう」という読み方があるなと思い、調べてみたら当たりでした!
「上本」で「じょうもと」という読み方を新規で見つけました。


「打越」は「うちこし」と読むことが多いですが、「うてつ」と読むこともあります。
青森県津軽地方で多くあるようです。
なぜこう読むのかまでは分かりませんでした。


「大戸」は「おおと」と読むことが多いですが、「だいと」という読みもありました。
更に「ねぎ」という読みもありました。

「大戸」と書いて「ねぎ」と読む。
これは読めません!
大分県に多いようですが、由来が知りたいです。
検索してみましたが、納得できるほどの回答は見つかりませんでした。


「方波見」は「かたばみ」と読みます。
実在を確認していたら、「かたなみ」という読みを見つけました。
新規の読みです。

ただし、「菅原」の読みで「すがわら」と「すがはら」を併記にとどめている現状で、「かたばみ」と「かたなみ」を分けるのは正しいのか?という疑問は残ります。
「菅原」や「小笠原」などは漢字の読みとしては「はら」が正しいのでしょうが、前の音につられて「わら」に変化したものと考えられます。
「方波見」の場合は、「波」を「なみ」と読むか「は」と読むかで解釈が変わってきますね。
悩ましい。
せっかく見つけたので、「かたばみ」と「かたなみ」は別記にしておきます。
後でこっそりと訂正するかもしれませんが。


「柏谷」は「苗字の百貨店」で見ると「かしわや」が圧倒的に多く、「かしたに」、「かしわだに」、「かしや」、「かしわたに」が少数の読みとして挙げられていました。
自分で調べなおしてみると、「かしや」だけが見つかりませんでした。
「かしわだに」と「かしわたに」は拮抗していますが、やや「かしわだに」が多い印象でした。
ただインターネットで検索していると、「かしわや」が圧倒的に多くて、「かしわだに(かしわたに)」と「かしたに」が少数派の読みとは思えないのでした。
実際、普通に読めば、訓訓で「かしわ・たに」になる気がしますし。
ただし手元の電話帳では「かしわたに」は見つからず。
とりあえず、全件調査は必要なのかもしれませんが「苗字の百貨店」を信じて、そのままにしておきます。


「喜屋武」は有名な沖縄苗字ですね。
全体の9割が沖縄に集中しています。
最も多い読みは「きゃん」ですが、「きやたけ」もありました。

「苗字の百貨店」では他に「きやむ」と「きやぶ」という読みが紹介されていました。
調べてみると、「きやむ」は見つかりませんでした。
「きやぶ」は実在を確認できました。
ただし、「きゃぶ」も「きやぶ」もありました。
音に漢字を合わせるなら「きやぶ」だし、最も多い「きゃん」に合わせるなら「きゃぶ」です。
これも悩ましいですね。
とりあえず、「きやぶ」としておきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿