前回、「随行」という苗字を検討し、これで「随」を用いた苗字は「安随」と「守随」に次いで3種目であると書きました。
「随」と、その旧字体である「隨」以外に「隋」という漢字もあります。
”遣隋使”の「隋」ですね。
http://new5g00.blogspot.com/2013/08/blog-post_25.html
「隋」の一字姓は”日本でみられる中国姓と韓国・朝鮮姓”に含まれていますので除外します。
それ以外にどのようなものがあるかというと「実在苗字(名字)辞典には「隋行」、「幡隋」、「石隋」、「澗隋」、「権隋」、「隋念」、「隋原」が載っていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では「隋行」と「幡隋」が全国で2件。
それ以外は全国で1件のみとなっていました。
良い機会なので、全て検討してみたいと思います。
「隋行」は「住所でポン!」で北海道と広島県に1件ずつとなっていました。
北海道の「隋行」さんはfacebookではっきりと「随行」と名乗っています。
電話帳が誤記であることが分かります。
https://jpon.xyz/2012/5/40/64.html?p=3
https://www.facebook.com/kazuomi.zuiko
2000年から2012年まで全ての「住所でポン!」で「隋行」となっていますが、本人が「随行」としています。
電話帳に誤記があれば放置されているはずがないというのが間違いであることが分かります。
電話帳を妄信するわけにはいきません。
広島県の方は情報が乏しく判断できませんでした。
下記の方も「隋行」となっていましたが、本人のホームページでは「随行」となっています。
https://kiff.kyoto.jp/news/detail/102
http://www.yojin15.sakura.ne.jp/biography.html
以上から、「隋行」は幽霊苗字だと判断します。
長くなりそうなので、続きは次回。
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