「峠谷」は「実在苗字(名字)辞典」で「とうげたに>とうげや(たおたに・たおや・とうげだに)」となっていました。
濁点の有無は気にしないことにしても、ずいぶんと読み方が分かれていますね。
「とうげたに」は圧倒的に多いようなので、問題ありません。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で33件。
奈良県が13件。
東京都が4件。
後は北海道、埼玉県、広島県に3件ずつです。
もともと人口の多い東京都は別にしても、ずいぶんとバラバラな印象です。
これならば読み方が多様でも納得です。
しかし、調べてみると「たおたに」は見つかりませんでした。
「とうげや」は下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/tougeya.masaki
フルネーム検索すると、北海道でレストランをされている方だと分かりました。
どうやら本名のと考えて良さそうです。
こちらは別の方です。
こちらも北海道の方です。
http://www.usuzan.net/761/staff.html
これらを総合すると、「とうげや」という読みも実在すると考えて良さそうです。
北海道に多いのだと思います。
(3件しかないのですが…)
残りは「たおや」です。
これは微妙です。
facebookでは見つかりました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006771700376
広島県出身の方のようです。
見つかったのは、この方だけでした。
「たお」というと、どうしても「垰」という漢字を思いだしてしまいます。
一文字姓の「垰(たお)」や「垰田(たおだ)」、「垰本(たおもと)」という苗字が広島県を中心としてあります。
しかし同じようにして「峠」で「たお」と読むこともあるのです。
誤記定着型なのでしょうか?
「垰谷」で「たおや」と読む方は見つかりました。
それでは「峠谷」で「たおや」と読む方はどうなのでしょうか?
facebookで見つかった方はいかにも本名のようですし、これまでの他のパターンを見ても「峠」で「たお」と読むのは不自然ではありません。
広島県出身というのも裏付としてあるかもしれません。
悩ましいです。
もうひとりくらい見つからないと、「峠谷」で「たおや」は確定といいにくいです。
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