「篭」と「籠」は異体字の関係にあり、併記して扱っています。
「竜」と「龍」は分けていますが、「滝」と「瀧」、「篭」と「籠」は分けていません。
「滝」と「瀧」に関しては、それほど悩んでいないのですが、「篭」と「籠」はちょっと悩ましいところがあります。
これらの漢字を用いた苗字は、「籠」の方が多い場合があるのです。
もっと言ってしまえば、「籠」の方が一般的なことが多いのです。
「篭」に「籠」を併記する形にしているのですが、逆の方が良いのでは?と悩んだこともありました。
しかし、この「鵜篭」は違います。
「鵜籠」よりも「鵜篭」の方がずっと多いのです。
こういうケースもあるので、「篭」と「籠」に関しては、他と同様にして、新字体である「篭」をメインとし、「籠」は併記する方が自然だろうと判断しています。
読み方の検討に進みます。
「苗字の読み方辞典」によると、「鵜篭」は「うごもり(うかご)」、「鵜籠」は「うごもり」となっていました。
いずれも「うごもり」という読みは簡単に確認できます。
「うかご」に関しては鳥取県出身の下記の方がいました。
https://www.facebook.com/sachiyo.ukago.1
別のところで鳥取県米子市役所に「鵜篭(うかご)」さんが見つかりました。
https://m.facebook.com/chiiki.dukuri.now/photos/a.610902118976195.1073741827.610898918976515/881544958578575/?type=1
数は少ないですが、実在していると判断できると思います。
ちなみに「鵜籠」では「うかご」という読みはなさそうでした。
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