「祷」という漢字に関しての検討を忘れていました。
「寿」という漢字が入っているので、本来は下記で取りあげるべき話題でした。
http://new5g00.blogspot.jp/2013/07/blog-post_29.html
「陦」、「涛」、「鋳」、「梼」からです。
これらの旧字体は、それぞれ「隯」、「濤」、「鑄」、「檮」です。
これらと同様に「祷」という漢字にも異体字として「禱」があるのです。
ちなみに「祷」を用いた苗字はひとつしかなさそうです。
鹿児島県に集中していて「祷」一字で「いのり」と読む苗字です。
この実在は確認できました。
これに対して、「禱」一字で「いのり」と名乗っている方もいました。
https://www.facebook.com/inori.yukio
これも併記しようかと思ったのですが、これはJIS第3水準でした。
現時点ではJIS第3水準と第4水準の漢字は他に置き換えるものがないときだけ載せています。
この場合、「禱」を「祷」で置き換えても全く問題がないと思うので、「禱」は併記しないことにします。
このルールを決めておかないと、例えば「崎」の異体字である「﨑」や、「柳」の異体字である「栁」を次から次へと併記していかなくてはいけなくなってしまうので、どこかで線を引く必要があったのです。
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