本日は「宝示戸」に関してです。
異体字を用いた「寶示戸」と「寳示戸」もまとめて考えます。
「宝示戸」は「苗字の読み方辞典」で「ほうしど・ほうじと>ほじと」となっていました。
「寶示戸」と「寳示戸」は「ほうしど・ほうじと」となっていました。
「ほうしど」と「ほうじと」は些細な違いと考え、まとめてしまいます。
問題は「ほじと」をどうするかです。
「ほうしど」と「ほじと」であれば、発音した印象がかなり違います。
ただ、「ほじと」はかなり少数派な感じなんですね。
「宝示戸」自体が、ウェブの「写録宝夢巣」で見ても、全国で39件。
半数が栃木県に集中しています。
かなり少ない苗字なのに、わざわざ読みを分けなくても良いのではないかと思うくらい、「ほうしど」と「ほじと」は些細な違いではないかと考えるのです。
全く読みが異なるか、もしくは無視できないほど数があれば分けるべきだと思いますが、そうではないので…
似た読みを持つ苗字として「法師人」があります。
こちらも栃木県に多い苗字なので、もともとをたどると由来は同じなのかもしれません。
こちらは「ほうしと・ほしと」として載せています。
「ほうしと」と「ほしと」は分けています。
「と」には濁点がつきません。
これは「ほうしと」も「ほしと」もどちらもはっきりと見つかるということと、もともとの数が「宝示戸」よりもはるかに多いということからきます。
異論はあるかもしれませんが、「宝示戸」は「ほうじと」だけにしておきます。
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