「庵谷」は「いおりや>いおりたに・(いおたに・いたに)」として載せていました。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で63件なので、その割には読み方が分かれているなと思います。
「苗字の読み方辞典」の更新情報では、これら以外に「おおたに」という読み方があるそうです。
http://www.ris.ac.jp/faculty_graduate_school/literary_researches/teacher/buddhist/g-otani.html
本名のようですが、念を入れて他も探します。
https://www.facebook.com/norio.ootani
確かにありそうです。
「庵」を「おお」と読んでいる苗字は、ここまで他にありませんでした。
気になるのは「おお」なのか、「おう」なのかというところです。
もちろん本人が「おお」と名乗っているので、それが正しいのでしょうが、いちおう確認です。
「庵」はwiktionaryで見ると、「奄」という漢字に「广(まだれ)」を付けたのが字源となっていました。
「奄美大島」の「奄」ですね。
こちらは「奄う(おお・う)」という使い方があるそうです。
少なくとも「おう」ではないようです。
そこから類推すると、やはり「庵」も「おう」ではなく、「おお」であろうと考えます。
「庵谷」に「おおたに」という読みを追加します。
今後、「庵」を持つ苗字で「おお」か「おう」か悩むような読みが見つかったときは、これを参考にします。
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