2017年3月18日土曜日

八月朔日と八月一日と四月朔日に関して

本日は「○月○日」という苗字に関してまとめてみます。

これは機械的に検索をかけただけです。
見つけられたのは「八月朔日」と「八月一日」と「四月朔日」だけでした。
難読苗字の特集で取りあげられやすいものですが、これら以外のものは存在が怪しいと考えて良いのでしょう。

「八月朔日」は「ほずみ」と読み、ウェブの「写録宝夢巣」で見ると全国で44件。
そのうち16件が茨城県です。

「苗字の読み方辞典」では「ほずみ★(茨城)>ほぞみ★・ほうずみ(山形)・ほづみ」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
はっきりと「ほうずみ」と名乗っている方は見つかりませんでした。
おそらくかなり少ないのではないでしょうか?
「ほづみ」はもちろんですが、「ほうずみ」も「ほずみ」と同じ読みと考えます。

「ほぞみ」に関しては見つけられました。
https://www.facebook.com/kai.hozomi
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=558105&id=5285384

どうやら実在しているようです。
これは「ほずみ」と別扱いとしておきます。

「八月一日」ですが、これも「ほずみ」と読みます。
「八月朔日」よりもずっと少なく全国で17件。
そのうち6件が(「八月朔日」の最多地域である)茨城県の隣の群馬県です。
「八月朔日」が元になっているんでしょうね。

「四月朔日」は「わたぬき」と読みます。
こちらは北海道と富山県に集中があるようです。
「苗字の読み方辞典」では「わたぬき★(つぼみ★・わたぬぎ)」となっていましたが、「つぼみ」という読みは見つけられませんでした。

「朔日」を用いた苗字も「○月○日」型の苗字も他には見つけられません。
もしもあれば驚きですが、幽霊苗字の可能性が大きいのではないでしょうか?

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