「土川」は「つちかわ」と読むことが多いです。
まあ、普通に読めばそうですよね。
他に「どがわ」、「とがわ」、「ひじかわ」という読み方があります。
全て実在を確認しました。
これまでの通り、一文字目の濁点の有無は、前の音に引きずられての変化とは別だと考えていますので、別扱いとしています。
「土方歳三(ひじかた・としぞう)」が有名ですが、「土」と書いて「ひじ」と読むこともときどきあります。
苗字限定の読み方のようですが、なぜこういう読みがあるのかは分かりませんでした。
「十川」は「そがわ」と読むことが多いですが、他に「とがわ」と「そごう」という読みもそれなりにあります。
もうひとつ、「つじかわ」という読みも稀少ですがありました。
最初は「十川」で「つじかわ」と読むのが信じられなくて、「辻川」の間違いではないのか?と思ったりしましたが、本当にありました。
「苗字の百貨店」に載っていたのはその4種類だったのですが、最も自然に読んでしまいそうな「じゅうかわ」はないのかな?と思って探したところ、見つけました。
新規の読みです。
2014年1月31日金曜日
2014年1月30日木曜日
周藤に関して
「周藤」は「苗字の百貨店」で「すとう・しゅうとう>しゅうどう・すどう(しゅとう)」となっていました。
これまでの通り、「すとう」と「すどう」、「しゅうとう」と「しゅうどう」も濁点の有無だけで同じものと考えました。
問題は「しゅとう」をどう考えるかです。
検索していくと、「しゅとう」も簡単に見つかります。
ひらがなでふりがながふってあるものがあるので、間違いないでしょう。
すなわち、「しゅとう」と名乗っている方もいるということです。
これは「すとう」とも「しゅうとう」とも異なっていると考えられます。
「狩野」のときにさんざん考えた「かの」と「かのう」の問題とはちょっと違います。
苗字の最後の一文字を伸ばすか伸ばさないかは発音してみると違いがわかりにくいですが、途中の音を伸ばすか伸ばさないかでは印象がまるでちがってきます。
五十音順に並べても、かなり異なってきます。
といったわけで、「しゅとう」は別に扱うことにします。
これまでの通り、「すとう」と「すどう」、「しゅうとう」と「しゅうどう」も濁点の有無だけで同じものと考えました。
問題は「しゅとう」をどう考えるかです。
検索していくと、「しゅとう」も簡単に見つかります。
ひらがなでふりがながふってあるものがあるので、間違いないでしょう。
すなわち、「しゅとう」と名乗っている方もいるということです。
これは「すとう」とも「しゅうとう」とも異なっていると考えられます。
「狩野」のときにさんざん考えた「かの」と「かのう」の問題とはちょっと違います。
苗字の最後の一文字を伸ばすか伸ばさないかは発音してみると違いがわかりにくいですが、途中の音を伸ばすか伸ばさないかでは印象がまるでちがってきます。
五十音順に並べても、かなり異なってきます。
といったわけで、「しゅとう」は別に扱うことにします。
2014年1月29日水曜日
下島と下嶋と館山と舘山に関して
「下島」と「下嶋」に関して、まとめて調べました。
「下島」は4,800人ほどで、「しもじま>したじま・(げじま)」となっていました。
「下嶋」は940人ほどで、「しもじま・(さげしま・したじま)」となっていました。
全て実在も確認できました。
「下島」と「下嶋」では5倍ほど実数が違いますが、読みも違うのか?
「下島」で「さげしま」はないのか?
「下嶋」で「げじま」はないのか?
結論的には、そのとおりでした。
上に書いた読みしかありませんでした。
「島」と「嶋」はともにJIS第1水準にあるという理由で別の漢字として扱っていますが、本来は異体字の関係にあるので、例えば戸籍上は「嶋」となっている方が普段は「島」を用いていても別に構わないことは構わないはずなのです。
ですので、「下島」と「下嶋」の読みが異なるというのはびっくりしました。
圧倒的に実数が違う場合、稀少な読みが見つからないことはありますが、「さげしま」という読みが「下嶋」にしかないというのは驚きでした。
同じような問題で、「館山」と「舘山」もありました。
「館山」は4,300人ほどで、「たてやま・(だてやま)」となっていました。
「舘山」は2,200人ほどで、「たてやま・(たちやま)」となっていました。
こちらもそのままでした。
要するに、「館山」で「たちやま」という読みは見つからず、「舘山」で「だてやま」という読みも見つかりませんでした。
「館」と「舘」も異体字なんですが、難しいです。
「下島」は4,800人ほどで、「しもじま>したじま・(げじま)」となっていました。
「下嶋」は940人ほどで、「しもじま・(さげしま・したじま)」となっていました。
全て実在も確認できました。
「下島」と「下嶋」では5倍ほど実数が違いますが、読みも違うのか?
「下島」で「さげしま」はないのか?
「下嶋」で「げじま」はないのか?
結論的には、そのとおりでした。
上に書いた読みしかありませんでした。
「島」と「嶋」はともにJIS第1水準にあるという理由で別の漢字として扱っていますが、本来は異体字の関係にあるので、例えば戸籍上は「嶋」となっている方が普段は「島」を用いていても別に構わないことは構わないはずなのです。
ですので、「下島」と「下嶋」の読みが異なるというのはびっくりしました。
圧倒的に実数が違う場合、稀少な読みが見つからないことはありますが、「さげしま」という読みが「下嶋」にしかないというのは驚きでした。
同じような問題で、「館山」と「舘山」もありました。
「館山」は4,300人ほどで、「たてやま・(だてやま)」となっていました。
「舘山」は2,200人ほどで、「たてやま・(たちやま)」となっていました。
こちらもそのままでした。
要するに、「館山」で「たちやま」という読みは見つからず、「舘山」で「だてやま」という読みも見つかりませんでした。
「館」と「舘」も異体字なんですが、難しいです。
2014年1月28日火曜日
原(ばる)に関して
たまたま「下原」と「棚原」を調べていたので、「原」と書いて「ばる」と読むものはどのようなものがあるのか気になりました。
http://www.shochian.com/harubaru.htm
上記のページが参考になりますが、地名としては、沖縄県を含めた九州地方に限局したものと考えて良いと思います。
そして苗字として「ばる」となるときも、まずそこの地名が元になっているのではないでしょうか?
「下原」は「しもはら」と読むことが多いのですが、他に「したはら」と「しもばる」もありました。
全て実在を確認できました。
「下原(しもばる)」は大分県にある地名です。
同じように「棚原(たなばる)」も沖縄県にある地名です。
「棚原」という苗字自体も、ほぼ沖縄県に限局しています。
「苗字の百貨店」でみると、「棚原」の読みは「たなはら>たなばる」となっていました。
しかし、実際に探してみると、「たなばる」という苗字の方が見つかりません。
「下原」と「棚原」は総数でいうと、それほど変わりがありません。
「下原」を「しもばる」と読むことは全体の1割未満の稀少な場合です。
しかし、「たなはら>たなばる」となっているということは「たなばる」は1割以上5割未満の読み方だということです。
これまで1割以上の読みで見つからなかったことはありません。
(一文字姓などで見つかりにくかったことはありますが)
ただ、「たなばる」の場合は、本当に見つかりません。
実在するとしても1割未満の読み方なのではないでしょうか?
とりあえず、「棚原」の読みとしては「たなはら」のみとし、もしも「たなばる」が見つかったときは1割未満の読みと考えようと思います。
http://www.shochian.com/harubaru.htm
上記のページが参考になりますが、地名としては、沖縄県を含めた九州地方に限局したものと考えて良いと思います。
そして苗字として「ばる」となるときも、まずそこの地名が元になっているのではないでしょうか?
「下原」は「しもはら」と読むことが多いのですが、他に「したはら」と「しもばる」もありました。
全て実在を確認できました。
「下原(しもばる)」は大分県にある地名です。
同じように「棚原(たなばる)」も沖縄県にある地名です。
「棚原」という苗字自体も、ほぼ沖縄県に限局しています。
「苗字の百貨店」でみると、「棚原」の読みは「たなはら>たなばる」となっていました。
しかし、実際に探してみると、「たなばる」という苗字の方が見つかりません。
「下原」と「棚原」は総数でいうと、それほど変わりがありません。
「下原」を「しもばる」と読むことは全体の1割未満の稀少な場合です。
しかし、「たなはら>たなばる」となっているということは「たなばる」は1割以上5割未満の読み方だということです。
これまで1割以上の読みで見つからなかったことはありません。
(一文字姓などで見つかりにくかったことはありますが)
ただ、「たなばる」の場合は、本当に見つかりません。
実在するとしても1割未満の読み方なのではないでしょうか?
とりあえず、「棚原」の読みとしては「たなはら」のみとし、もしも「たなばる」が見つかったときは1割未満の読みと考えようと思います。
2014年1月27日月曜日
座間に関して
「座間」は「ざま」と読むことが多いですが、稀少な読みとして「くらま」というのもありました。
なぜ、「座間」と書いて「くらま」と読むのかが分からなかったので検索したところ、下記のページが見つかりました。
http://www.ne.jp/asahi/zama/nobi/interest.htm
これを参考にすると、「座間」と書いて「ざんま」と読むこともあるとのこと。
さっそく探してみると、これま確認できました。
また新規の読みです。
なぜ「くらま」と読むのかは分かりませんでしたが、これはこれで良かったです。
なぜ、「座間」と書いて「くらま」と読むのかが分からなかったので検索したところ、下記のページが見つかりました。
http://www.ne.jp/asahi/zama/nobi/interest.htm
これを参考にすると、「座間」と書いて「ざんま」と読むこともあるとのこと。
さっそく探してみると、これま確認できました。
また新規の読みです。
なぜ「くらま」と読むのかは分かりませんでしたが、これはこれで良かったです。
2014年1月26日日曜日
神代に関して
「神代」は久しぶりに多数の読みを持つ苗字です。
「苗字の百貨店」では「こうしろ・くましろ★>じんだい・かじろ★・こうじろ(かこみ★(青森)・かみよ・かみしろ・かくみ★(石川)・こおしろ)」となっていました。
「★」は難しい読みについています。
いかがですか?
ひとつの苗字で複数の読みがあることは普通ですが、これだけ難読なものばかりというのは経験がありません。
ひょっとしたら、難しい読みが最もたくさんある苗字かもしれません。
「こおしろ」と「こうじろ」はこれまでの通り、「こうしろ」に含めましたが、残りの読みは全て実在が確認できました。
「こうしろ>くましろ・かじろ・じんだい・(かくみ(石川)・かこみ(青森)・かみしろ・かみよ)」としました。
全部で8種類。
自然に読むと「じんだい」か「かみしろ」か「かみよ」になるでしょうか?
そのいずれもが多数派の読みではないというのが驚きです。
「苗字の百貨店」では「こうしろ・くましろ★>じんだい・かじろ★・こうじろ(かこみ★(青森)・かみよ・かみしろ・かくみ★(石川)・こおしろ)」となっていました。
「★」は難しい読みについています。
いかがですか?
ひとつの苗字で複数の読みがあることは普通ですが、これだけ難読なものばかりというのは経験がありません。
ひょっとしたら、難しい読みが最もたくさんある苗字かもしれません。
「こおしろ」と「こうじろ」はこれまでの通り、「こうしろ」に含めましたが、残りの読みは全て実在が確認できました。
「こうしろ>くましろ・かじろ・じんだい・(かくみ(石川)・かこみ(青森)・かみしろ・かみよ)」としました。
全部で8種類。
自然に読むと「じんだい」か「かみしろ」か「かみよ」になるでしょうか?
そのいずれもが多数派の読みではないというのが驚きです。
2014年1月25日土曜日
上月と五嶋と昆野に関して
「上月」は「こうづき」と読むことが多いですが、「じょうげつ」と読むこともあります。
「上」と書いて「うえ」と読むことはないのかな?と思って調べてみたところ、ありました。
「うえづき」という読みを新たに見つけました。
実際には「うえづき」も「うえつき」もありましたが、やや「うえづき」の方が多そうでした。
「五嶋」は「苗字の百貨店」で見ると、「ごとう>ごしま」となっていました。
実際にも、このふたつの読みは見つかるのですが、既に調べてあった「五島」が「ごとう>ごしま・(いつしま)」となっていたので、「五嶋」にも「いつしま」という読みはないか探してみたところ、これも見つかりました。
またしても新規の読みです。
「昆野」は「こんの」と読むことがほとんどですが、稀少な読みとして「ひの」もありました。
実在も確認できました。
かなり難読ではないかなと思います。
「上」と書いて「うえ」と読むことはないのかな?と思って調べてみたところ、ありました。
「うえづき」という読みを新たに見つけました。
実際には「うえづき」も「うえつき」もありましたが、やや「うえづき」の方が多そうでした。
「五嶋」は「苗字の百貨店」で見ると、「ごとう>ごしま」となっていました。
実際にも、このふたつの読みは見つかるのですが、既に調べてあった「五島」が「ごとう>ごしま・(いつしま)」となっていたので、「五嶋」にも「いつしま」という読みはないか探してみたところ、これも見つかりました。
またしても新規の読みです。
「昆野」は「こんの」と読むことがほとんどですが、稀少な読みとして「ひの」もありました。
実在も確認できました。
かなり難読ではないかなと思います。
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