延々と続けていたJIS第3水準以下の漢字を用いた苗字の話題も、ようやく一段落です。
とりあえず手持ちでたまっていた分は全て検討しました。
まだあるとは思うのですが、いったんこれでおしまいにします。
最後に「椵」という漢字をみます。
これはJIS第3水準です。
「実在苗字(名字)辞典」では「椵木」(もみき or もみのき)、「椵田」(もみた)、「椵山」(もみやま)が載っていました。
例えば下記の方は「椵山」さんです。
https://www.impact-taki.co.jp/newstaff2017/sp/member4.php
ここで思いだすのが、「鍛」と「鍜」です。
http://new5g00.blogspot.com/2019/07/blog-post_23.html
「鍛」がJIS第1水準で、「鍜」が第2水準です。
漢字としては全く別の字なのですが、これらの漢字を用いている当人たちがごちゃまぜにしている例が見つかるんですよ。
割といくつも。
それなので、漢字としては別ですが、併記扱いとしています。
そういった目で改めて見ると「椵」を用いた苗字は全て「椴」に変えても見つかります。
「椴」はJIS第1水準です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%84
wikipediaによると「椴松」でトドマツと読むそうですが、トドマツはマツ属ではなくモミ属に分類されるとなっています。
ちなみにマツ属もモミ属もどちらもマツ科です。
ややこしいですが、「椴」という漢字には「もみ」という読みは載っていませんでしたが、意味的にはあってそうですね。
これらから考えて「椵」も「椴」の併記で良いのではないかと思います。
JIS第3水準ですが、分からなくなると困るので併記しておきます。
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