「與」は「与」の旧字体です。
それなので、「與那原」は「与那原」に併記する形にしています。
旧字体と新字体をまとめた形で実数を調べたいというのが、私の趣旨だったので、それはできるだけ守っています。
ただし、これまでに「万」と「萬」、「岳」と「嶽」は読み方の異なる苗字もあり、個々の漢字を見たときに受ける印象も全く異なるため、別々に扱っています。
それでは、「与那原」と「與那原」はどうでしょうか?
「苗字の読み方辞典」では「与那原」は770人ほどで、読み方は「よなはら」のみとなっていました。
それに対して、「與那原」は80人ほどと少なく、読み方は「よなはら>よなばる」となっていました。
実際に調べてみても、「よなばる」という読みは「與那原」でしか見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/yoshiaki.yonabaru
「與那原」で「よなばる」と名乗っていたのは上記の方だけでしたが、その方の友人欄に「yonabaru」という名前の方がいました(結婚したのか、現在の苗字は異なっていましたが)。
そのため、実在は確かだと考えます。
「与那原(與那原)」は沖縄県に多い苗字ですが、沖縄県には「与那原(よなばる)町」という地名もあります。
私の解釈としては、
①戸籍上は「與那原」となっている方も多いだろうが、実際には大半の方が日常的に「与那原」を名乗っている、もしくは新字体に戸籍を改めた
②読み方は地名とは異なるが、読み間違われないように大半が「よなはら」としている
というものです。
「よなばる」と読む方がいるのは事実ですが、それは少数派で、あえて「与那原」と「與那原」を分ける必要はないと考えます。
あくまで「與那原」は「与那原」に併記する形とし、読み方は「よなはら・(よなばる)」としておこうと思います。
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