2013年7月26日金曜日

洌と冽に関して

これからは「苗字の百貨店」を参考にして、旧字体と新字体をできるだけ統一していきたいと思います。
「苗字の百貨店」では、稀少な苗字の場合、旧字体を併記しています。
例えば、「渡辺」のような数のある苗字の場合、「渡辺」と「渡邊」、「渡邉」のそれぞれの数を出していますが、これが稀少苗字の場合、「渡辺(渡邊・渡邉)」という形で書かれています。

これを利用して、カッコつきで紹介されている苗字だけを集めて、そこから旧字体と新字体の関係にあるものだけを取りだし、重複を削りました。
約200種ありました。
結構ありますね。
とりあえず、簡単そうなのから整理していこうと思ったのですが、これは旧字体と新字体の関係ではないだろうと思った組みあわせがありました。
ひとつは、「治」と「冶」で、もうひとつが「洌」と「冽」です。


まずは「洌」と「冽」から考えました。
wiktionaryによると、このふたつは異体字の関係にあるとのことで、意味も一緒。
ともにJIS第2水準。
部首がサンズイとニスイという違いだけです。
悩ましいですが…
「写録宝夢巣」と「facebook」では、「洌」を持つ苗字はたくさんありましたが、、「洌」を「冽」に変えると全くひっかりませんでした。
これは幽霊苗字の可能性があるのかなあ?と思い、実在を確かめるまではニスイの方は削ってしまいました。

ちなみに「洌」は「レツ」とか「きよい」という読みがあるようですが、苗字に用いられるときは全て「ス」という読みでした。
知らないと読めませんね。

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