いくつか幽霊苗字ではないかと思われるのを見つけたので記載しておきます。
「閠井」と「閠間」というのがそれです。
「閠」というのはwikipediaの幽霊文字にも入っています。
おそらく「閏年」の「閏(うるう)」の誤記であると考えられています。
「閠井」と「閠間」はウェブの「写録宝夢巣」でもヒットしますが、幽霊文字を用いている苗字の実在に関しては慎重になるべきで、やはり「閏井」と「閏間」のスキャンミスと考えたいです。
このふたつに関しては幽霊苗字として削ることにしました。
ある苗字が存在すると決めるのはひとつの例を示せば良いので簡単ですが、存在しないというのを証明することは難しいです。
ただ、幽霊苗字があっても誰も迷惑しないので、削る機会がないのです。
それなので、怪しいものは積極的に削ってしまおうと考えました。
もしも実在を確認したら、その時に改めて載せることにします。
他に、「鳥兎沼」というのもありました。
これは「烏兎沼(うとぬま)」という苗字の誤記ではないかと思うのです。
「鳥」と「烏」はよく似ていますから、スキャンミスであっても不思議ではないと思います。
ウェブで検索しても「「烏兎沼(うとぬま)」は見つかりますが、「鳥兎沼」は見つかりません。
誤記の定着系の苗字の可能性もありますが、疑わしいときは削ることにします。
「鶇川」というのもありました。
「鶇」は「つぐみ」と読みます。
「鵜川(うかわ)」の誤記ではないでしょうかと思うのです。
「鶇」の入った苗字には、そのものズバリの「鶇(つぐみ)」と「鶇巣(とうのす)」というものがあります。
それなので、必ずしも存在しないとまではいいづらいのですが…
しかし、「鵜の川」なら想像できますが、森林に多く生息するツグミの川という意味の苗字に違和感があるのです。
これも丁寧に「鶇川」を検索したのですが、実在を確認できませんでした。
怪しいのは削除しておきます。
逆に私が、スキャンミスに違いないと早合点したものに「槁」という漢字があります。
「高槁(たかはし)」とか「槁本(はしもと)」といった苗字があります。
「槁」は「こう」と読むようで、「枯れる」という意味があります。
「はし」という読みはないのです。
この「槁」は明らかに「橋」の誤記であるに違いないのです。
しかし、これらの苗字は実在します。
簡単に検索できてしまいます。
難しいですね。
本当に幽霊苗字かどうかの判断は難しいです。
繰り返しになりますが、私としては「実在が確認できないものは、とりあえず除く」といった方針で進めたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿