2016年4月13日水曜日

神月に関して

「神月」は「苗字の読み方辞典」で「こうづき・かみづき(こうずき・しんげつ)」となっていました。
もちろん、私は「こうずき」と「こうづき」を分けません。

まずは、「こうづき・かみづき・(しんげつ)」で検討します。
兵庫県西脇市に最も集中している苗字です。

「こうづき」は大丈夫だと思います。
簡単に実在を確認できます。

「かみづき」は悩ましいです。
本名だと思われるものもありましたが、「こうづき」と比べるとかなり少ないのでは?と疑問が残ります。
https://www.facebook.com/miyabi.kamizuki


逆に「しんげつ」は見つかります。
https://www.facebook.com/yoshinori.shingetsu

他にないかと探したところ、「かんづき」という読みを見つけました。
何人か見つかるのですが、本名かどうか怪しいものが多いです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007064766960

「神月」は芸名というかペンネームというか…という名前が多く見つかりました。

結論として、本名だと自信をもっていえるのは、「こうづき」と「しんげつ」だけでした。
「かみづき」は見送ります。
せっかく見つけた「かんづき」も怪しいので、見送ります。

2016年4月12日火曜日

国土と國土に関して

「国」と「國」は異体字の関係にあるので、併記しています。

「国土」と「國土」はいずれも「苗字の読み方辞典」で「こくど」となっていました。
別に不思議でもありませんが。

他に読み方はないかと探したところ、「國土」でだけ「くにと」という読み方を見つけました。
https://www.facebook.com/kunito.yui

実在も確かそうなので、これも新規の読みとします。

「國土」でだけある読みだからといって、「国土」と分ける必要はないと思っています。

佐名に関して

「佐名」は簡単そうにみえて難しいです。

「苗字の読み方辞典」では「さな・さめ>さめい」となっていました。
岐阜県に最も多く、次に多いのが香川県です。

最も難読だと思われる「さめ」は下記で見つかります。
https://www.facebook.com/mamoru.same
http://mainichi.jp/articles/20150519/ddl/k21/010/344000c

どうやら岐阜県は「さめ」のようです。

「さめい」も見つかりました。
こちらも岐阜県でした。
http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-88328.html

「さな」も見つかりますが、この読みが香川県で多いのかどうかはわかりませんでした。
https://www.facebook.com/nozomi.sana


まず、「さめ」と「さめい」は別の読みとすべきかどうかという問題です。
以前に「西銘」という苗字を扱ったとき、「にしめ」とは別に稀少な読みとして「にしめい」があり、これは分けて扱うことにしました。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/06/blog-post_13.html

これに倣うなら、やはり「さめ」と「さめい」は別にすべきでしょう。

「佐名」は「さな・さめ>さめい」で良いと考えます。

2016年4月11日月曜日

財と戝に関して

「戝部」という苗字があります。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で5件しかないようですが、実在は確認できます。

一見すると、「財部」という苗字に似ていますね。
「財部」であれば、鹿児島県や宮崎県を中心に全国で400件以上。
約2,300人もいて、それほど珍しい苗字というわけでもありません。

「戝部」の読み方は「財部」と同じで、「たからべ」か「ざいぶ」のどちらもあるようです。

http://takarabe.net/1.Takarabe.Dental.Clinic/about-takarabe.html

https://www.facebook.com/junya.zaibu.3

ちなみに「戝」を用いた苗字は、これだけなようでした。

読み方も同じで、ひとつの苗字ときれいに対応しているので、「戝部」は「財部」から派生したものと考えて良いと思います。


ここで「戝」は「財」の異体字なのか?ということが問題になります。
wiktionaryで見ると、やはり異体字のようです。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%B2%A1


難しい問題ですが、「礒」を用いた苗字というのは、だいたいが「磯」から派生したものと考えられるのと同じ理屈です。
しかし、「礒」と「磯」は形が似ていますが、異体字の関係であるとはなっていないので、別扱いとしています。

悩みますが、「礒」に比べると明らかに数が少ないですし、戸籍上で「戝部」となっていても普段は「財部」となのっている方も多いのではないかと考えます。
「戝部」は「財部」に併記する形にしておこうと思います。

新たに加えた異体字ということです。

2016年4月10日日曜日

小飯塚に関して

「小飯塚」は「苗字の読み方辞典」で「こいづか★>こいいづか(こいずか)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

いずれの読みも実在を確認できました。

「飯」を「い」と読んだり「いい」と読んだりということはたまにありますが、微妙な違いなので実在の確認は慎重にしています。
ここまでで、「飯」を「い」と読むのは「飯泉(いいずみ>いいいずみ)」と「飯伏(いぶし>いいぶし)」だけだったので、「小飯塚」が3つ目ということになります。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/04/blog-post_8.html

一文字目が「飯」でない場合は、後で検索しにくくなってしまうので、自分自身の備忘録がわりに残しておきます。

「小飯塚」は「こいづか>こいいづか」としておきます。

2016年4月9日土曜日

久住呂に関して

「久住呂」は「苗字の読み方辞典」で「くじゅうろ>くすろ」となっていました。
「住」という漢字の読みを考えれば、どちらもありそうです。

facebookでは圧倒的に「くじゅうろ」でした。

「くすろ」という読みは下記の方だけでした。


「くすろ」という読みは他のページでも確認できました。

実在する読みであることは間違いないようです。

「くじゅうろ」と「くすろ」は発音した印象がだいぶ違い、単に濁点の有無だけによる違いではないと思います。
このふたつは分けておきます。

2016年4月8日金曜日

国上と國上に関して

「国上」と「國上」はいずれも「苗字の読み方辞典」で「くにがみ>くにかみ(くがみ)」となっていました。

「國」は「国」の旧字体なので、まとめて載せています。

もちろん「くにがみ」と「くにかみ」は濁点の有無だけなので、まとめてしまいます。

「くがみ」はどうでしょうか?
これはちょっと意外な読みですね。

「国上」で「くがみ」は見つかりませんでしたが、「國上」では下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/daiki.kugami
http://www.ieice.org/ken/paper/2012080360vh/

ひとりだけでしたが、複数で読みの確認がとれるので間違いないようです。