2014年1月15日水曜日

山家と山道に関して

「山家」は辞書で引くと、「さんか」か「やまが」でした。

しかし苗字となると全く違います。
多いのは「やまや」と「やんべ」、次に「やまが」と「やまか」が続きます。

稀少な読みとして、「やまいえ」と「やまべ」がありました。
これは難しいです。
最も自然な読みであろう「やまいえ」は少数派なのです。

「やんべ」は知らないと読めませんね。

「苗字の百貨店」には「さんべ」という読みが出ていて、「山」を「さん」と読むのも自然であるし、と思い、あれこれと探したのですが、ちょっと実在が確認できるものはありませんでした。


「山道」はそのまま「やまみち」と読むことが多いですが、「やまじ」と「さんどう」と読むこともありました。
実在も確認できました。
「山路」ではなく、「山道」と書いて「やまじ」と読む。
これも相当に難しい読みです。

2014年1月14日火曜日

本宮に関して

「本宮」は「もとみや」と読むことが多いですが、「ほんぐう」も割とあります。

「苗字の百貨店」では「ほんぐ」という読みもカッコつきでありました。
全体の1割以下の読み方ということです。

調べると、確かに「ほんぐ」もありました。

これまでも「狩野」を「かの」と「かのう」を併記にとどめているように、アルファベットで記載したら区別ができないような違いであれば、あえて別の読みとみなさないことにしています。

「ほんぐう」と「ほんぐ」はそれに該当します。
「ほんぐ」がある程度の数があれば良いのですが、1割以下であるので悩ましいです。

濁点の有無しか違いがなく、それにより全体の1割以下の読み方になってしまっているときは、その読み方は省略してしまっています。

とりあえず、例外的に「ほんぐ」はカッコつきの併記としておきます。

2014年1月13日月曜日

南出に関して

「南出」は「みなみで」と読みます。

「苗字の百貨店」では「みなみいで」と「みないで」が載っていましたが、どちらも実在を確認できませんでした。

「北出」も「東出」も「西出」も、いずれも「出」は「で」の方が多いですが、「いで」もありました。

「南出」だけが「みなみいで」がないのは変な気もします。
ありそうですよね。

いずれ改めて調べなおしてみようと思います。

2014年1月12日日曜日

美甘と薬袋に関して

本日はネタがありません。

ここのところは割と順調に進んでおり、もうすぐ5,000人以上の苗字の整理が終わります。

読み方が単一なものだけでいうと1,000人以上のものはほとんど載せています。

「美甘」は「みかも」、「薬袋」は「みない」です。
特に後者は難読苗字でよく紹介されていますよね。
難読なので他の易しい読み方に変えているケースもあるかと思いましたが、見つかりませんでした。

こういった難読苗字も載せるようになってきたんだなあと思うと、予定よりも早く進んでいるのかなと思います。
まあまだ全体の10%程度しか載せていないのですが…

2014年1月11日土曜日

外尾と外間に関して

「外尾」は「苗字の百貨店」によると、「ほかお」のみとなっていました。

普通に読めば「そとお」なのにな、と思いながら探したら「そとお」もありました。
新規の読みとしておきます。


「外間」は「ほかま」が最も多いようですが、「そとま」もかなりありました。
他には稀少な読みとして「げま」と「とま」がありました。
いずれも実在を確認できました。

4種類の読みが全て一文字目から異なるというのは珍しい気がします。


「外間」が「ほかま」だけでなく、「外間」も1割以上はあるようなので、同じように考えると「外尾」も「ほかお」ばかりではなく、「そとお」も1割以上はありそうですが、実際にはどうなのでしょうか?

2014年1月10日金曜日

樋田と不破と古里に関して

「樋田」は「ひだ」と読むことが多いようですが、「といだ」と「とよだ」という読みもかなりあります。

「樋(とい)」というのは雨水を地面に流す筒状のものなので、「とい」という読みは自然です。
「樋口一葉」という例を出さなくても「樋口(ひぐち)」は150,000人ほどもいる苗字なので、「樋(ひ)」という読みも分かります。

しかし、「樋口」で「とよだ」は難しいですね。
と、思っていたら稀少な読みで「とゆだ」もありました。
これも実在を確認できました。
更に難しいです。


「不破」は「ふわ」と読むことが多いですが、「苗字の百貨店」では他に「ふば」と「ふは」がありました。

「破」を「は」と読むのは自然なので、そう考えると「ふは」という読みもあって良いと思いますが、これも前の音とのつながりを考えると「は」と書いてあっても発音は「wa」になる気がします。

これまでの法則からすると「ふは」は「ふわ」にまとめてしまって良い気がします。
「ふば」は明らかに違いますので、別記とします。


「古里」は「ふるさと」と読むことが多いです。
「苗字の百貨店」では他に「こさと」と「こうり」が出ていました。

「こさと」はないわけではないですが、調べた印象では「こざと」の方が多いようです。

「こうり」は分かりません。
明らかに本名だと分かるひとが見つかりませんでした。

地名としては「こり」があるし、「古里」を「こうり」と読むのはちょっと難しいのかなと思い、「こり」でも調べましたが、実在の確認はできませんでした。

疑わしいときは除いておきます。
「古里」は「ふるさと・(こざと)」とします。

2014年1月9日木曜日

西海と早藤に関して

「西海」は「苗字の百貨店」で「にしうみ>さいかい・にしがい・にしかい)」となっていました。
最後のカッコが問題なのですね。
要するに、
「にしうみ>さいかい(にしがい・にしかい)」
「にしうみ>さいかい・にしがい(にしかい)」
「にしうみ>さいかい・にしがい・にしかい」

カッコがつくのか、つかないのか?
カッコがつくのは全体の1割以下の稀少な読みのときです。
自分で全国の電話帳にあたれば良いのですが、相当に大変です。
仕方がないので、facebookで代用してみました。
「にしかい」も「にしがい」も割と数がありそうでした。
「西海」自体が全部で5,200人ほどなので、仮に1割の読みだとしても500人ほどはいる計算なので、これだけでは何とも判断ができません。

手持ちの電話帳でも確認してみた結果、カッコはないものと判断しました。
どちらかというと「にしがい」の方が「にしかい」より多そうでした。
濁点の有無だけならば無視するという原則に沿って、「西海」は「にしうみ>さいかい・にしがい」としました。


同様に「早藤」が「はやふじ>はやふじ」となっていました。
これはミスなのでしょう。
おそらくもうひとつの読みは「はやとう」なのだろうなと推測しました。

実際に「はやとう」という読みは見つかりました。
後は、他に読みがあるのか?という点ですが…
思いつきません。

次に「はやふじ」と「はやとう」はどちらが多いのでしょうか?
これも難しい問題ですが、やはり同じようにfacebookと手持ちの電話帳で判断しました。

「早藤」は「はやふじ>はやとう」といたしました。