「千知岩」は「実在苗字(名字)辞典」で「ちじいわ・ちぢいわ」となっていました。
発音では一緒なので、どちらかにしておく必要があります。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で22件。
うち9件が鹿児島県でした。
次が宮崎県の4件なので、この2件で過半数を占めるということが分かります。
ここまでに載せてきた苗字でいうと「ちじ…」はゼロで「ちぢ…」は「縮(ちぢみ)」という一文字姓を含めて7種ほどです。
最多は「千々岩(ちぢいわ)」で、次が「千々和(ちぢわ)」です。
このように「ちぢ…」で始まる姓はほとんどが「千々」です。
「千」を重ねているので、二文字目は「じ」ではなく「ぢ」なのは当然でしょう。
「千々岩」は全国で332件ですが、佐賀県72件、熊本県65件と圧倒的に九州地方で多い姓です。
おそらく「千知岩」も「千々岩」から派生した姓なのでしょう。
「知」という漢字は「知(し)る」という動詞と「知識(ちしき)」などの「ち」のふたつの読み方があるので、「千知岩」は「ちじいわ」であっても「ちぢいわ」であっても良いのかもしれません。
むしろ「ぢ」というひらがなは「鼻血(はなぢ)」など限られたときぢか使われないので、個人であれば「ちじいわ」が正しいのかもしれません。
ただ、「千々岩」から派生したのではないかということを考えると、「千知岩」も「ちぢいわ」が良いのかなと思います。
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