「宝船」は「ほうせん」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」で全国に25件。
鹿児島県に11件で、群馬県で9件となっていましたので、由来は2ヶ所で、そのふたつの地域以外にはほとんどない苗字であることが分かります。
「宝」の異体字である「寶」を用いた「寶船」も九州地域に3件ありました。
「宝」のもうひとつの異体字である「寳」を用いた「寳船」は見つかりませんでした。
ところで、「船」にも「舩」という異体字があります。
「宝舩」という苗字は見つかりませんでしたが、「寶舩」であればウェブの「写録宝夢巣」で全国に1件だけ見つかりました。
東京都豊島区です。
2012年版の「住所でポン!」でも見つかりました。
そこで、「宝」のもうひとつの異体字である「寳舩」も探してみました。
下記の方が見つかりました。
https://twstat.org/AyanonDora0903/
http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~19920096/toshima/2013/sum-kumin13/HTML_13sum/rel123.html
こちらも東京都豊島区です。
年齢を考えると、「住所でポン!」で見つかる方の下の世代のようです。
娘か孫娘かといったところなのでしょう。
親族であっても新字体を使うか旧字体を使うかは自由なのですが、さすがに別の異体字を用いるのはおかしいでしょう。
どちらかが間違っているとおもいます。
そうであれば、本人が名乗っている「寳舩」が正しく「寶舩」が誤記であると考えた方が良いのかなと思います。
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