2017年10月17日火曜日

凢と凡に関して

また新たに異体字の関係にある漢字を見つけてしまいました。

「凢」という漢字です。
JIS第3水準で、「凡」の異体字だそうです。
見た目も似てますね。

「実在苗字(名字)辞典」によると、苗字としては「凢」一字の姓と「凢内」という姓のふたつがあるようです。

「凡」を用いた苗字というのも少なく、「凡河内」と「凡内」のふたつしかないようです。

JIS第3水準は、ウェブの「写録宝夢巣」では載っていないので評価できないのですが、「凡河内」は全国で1件。
「凡内」は全国で17件。そのうち16件が高知県となっていました。
また「凡」一字の姓が全国で3件となっていました。

また、「実在苗字(名字)辞典」では高知県にあるのは「凡内」ではなく「凢内」だとなっていました。
読み方は「おおち」だそうです。
https://www.facebook.com/yoshizumi.ohchi

「おうち」ではないのかという疑問もありますが、「凡そ(おおよそ)」と書いたりもしますから、「おおち」としておきます。

「凡」もしくは「凢」という一字姓は見つかりませんでした。
一字姓なので見つけにくいのかもしれません。

「凡河内」は全国で1件。下記の方のみでした。
https://www.jusyopon.com/data/2012/index.php/10/3/82.html

これもまた女性名です。
女性名で1件だけだと、独居なのではないかと思ってしまうんですよね。
子供がいないと、苗字が消滅してしまうのではないかという危惧があります。

長くなっていますが、ここでまとめてしまいます。
「凡河内」に関しては、改めて調べることにします。
そうすると現在のところで確実なのは「凢内」のみということになります。
「凡内」と名乗っている方はいなさそうです。
そうすると、まとめるというよりは「凢内」のみとした方が良さそうです。
つまり「凢」は「凡」に併記する形ではなく、単独で載せるべき漢字ということです。

「凢内」をJIS第3水準を用いた新たな苗字ということにします。

「﨤町」のときも、「﨤」は「返」の異体字だったのですが別字という扱いにしたので、それに次ぎます。

最後に、ここまでで見つけたJIS第3水準と第4水準の漢字を用いた苗字のまとめです。

【JIS第3水準】
草彅(くさなぎ)…秋田県 3,000人
棈松(あべまつ)…鹿児島県 1,500人
鮏川(すけがわ)…茨城県 600人
橳島(ぬでじま)…群馬県 510人
罇(もたい)…新潟県 420人
棈木(あべき)…鹿児島県 380人
晴柀(はれまき)…富山県 330人
﨤町(そりまち)…長野県 310人
魵沢(えびさわ)…福島県 300人
粠田(すくもた)…福島県 220人
鰀目(えのめ等)…石川県 190人
乙咩(おとめ)…大分県 180人
枻川(かじかわ)…埼玉県 160人
嶧田(えきだ)…島根県 140人
桵沢(たらさわ)…福島県 120人
嵓(いわお)…京都府 90人
凢内(おおち)…高知県 80人
棈野(あべの)…鹿児島県 50人
長嶧(ながえき)…島根県 50人
大嶧(おおえき)……? 40人

【JIS第4水準】
蓜島(はいしま)…埼玉県 2,200人
鸙野(ひばりの)…宮崎県 520人
悦覟(えつみ)…? 20人

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