2014年6月7日土曜日

田家に関して

「田家」は意外に難読な苗字です。

最も多い読みは「たんげ」です。
茨城県を中心に関東地方で認められる読みです。
これは難しいですね。

他に「たいえ」、「たけ」、「たや」もあります。
「たんげ」以外は読めないことはないですが、ひとつに絞りこめないのでかえって難しいかもしれません。

これらは全て実在を確認できます。

調べていたら「たのえ」という読みもありそうでした。
これも難しいなと思うのですが、確実にあるとまではいえませんでした。
というのも「たのえ」と名乗っている方が別のところで「たのいえ」となったりしていたからです。
「たのいえ」はありそうです。
これは新規の読みです。

「たのえ」はあるかもしれませんが、単に一文字分だけ抜けてしまった可能性が否定できません。
保留にしておきます。

2014年6月6日金曜日

立脇に関して

「立脇」は「たてわき」と読むことが多いです。

稀少な読みとして「たちわき」もありました。

話はずれますが、「立本」の読みは「たちもと・たてもと>たつもと」で、「立元」の読みは「たちもと・たつもと>たてもと」でした。
それぞれ、「立」を「たち」、「たつ」、「たて」と読んでいるわけです。

「立脇」に関しても同じようなことはないか?と、「たつわき」を探したところ見つかりました。
これも新規の読みです。

2014年6月5日木曜日

千住に関して

「千住」は「せんじゅ」もしくは「せんじゅう」と読むことが多いです。
稀少な読みとして「ちずみ」もあります。

全て実在も確認できます。

「せんじゅ」と「せんじゅう」に関しては、「狩野」を「かの」と「かのう」に分けて考えなかったのと同様にしたいです。
要するに「せんじゅ」と「せんじゅう」は併記にとどめ、別扱いとはしたくないということです。

問題はどちらをメインと考えるかということです。

東京都にある地名は「千住(せんじゅ)」です。
北千住(きたせんじゅ)駅もありますし。

ただ漢字の本来の読みで考えるなら、「せんじゅう」となるべきでしょう。

苗字の問題なので、どちらが正しいかではなく、どちらかポピュラーか?ということになるかと思います。

「狩野」の場合は、漢字の本来の読みを重視して「かの」をメインとしました。

悩みましたが、地名として「千住(せんじゅ)」が有名だということと、調べてみた限りでも「せんじゅう」と名乗っている方が多いということはなさそうなので、「せんじゅ」をメインとしました。

2014年6月4日水曜日

下城と白銀に関して

「下城」は「苗字の百貨店」で「しもじょう(げじょう・しもしろ)」となっていました。

これらはいずれも実在を確認できました。

他にはないかと探したところ、「したしろ」という読みを見つけました。
新規の読みです。


「白銀」は「しろがね」と読むことが多いです。
いっかい聞いたら忘れなさそうですが、ちょっと難読ではありますね。

稀少な読みとして「しらがね」もありました。
微妙な違いではありますが、別の読みと考えます。

念のために調べてみたところ、「はくぎん」という読みを見つけました。
複数あり、ペンネームなどでもなさそうでした。
これも新規の読みです。

2014年6月3日火曜日

新林に関して

「新林」もありがちそうな苗字ですね。
読み方としては「しんばやし」が多いです。

「苗字の百貨店」では稀少な読みとして「にいばやし」が載っていました。

他にないかと探したところ、「あらばやし」という読みを見つけました。
これは新規の読みです。

2014年6月2日月曜日

真藤に関して

「真藤」は「苗字の百貨店」で「しんどう(しんとう・まとう)」となっていました。

普通にありそうですが、全国で1,600人ほどなようで、意外に少ないなと思いました。

濁点の有無は気にしないことにすると、「しんどう」と、もうひとつは稀少な読みの「まとう」だけになります。
ともに実在は確認できました。

「まとう」よりも自然に思える読みとして、「まふじ」はないのかな?と探したら、ありました!
これも新規の読みです。

2014年6月1日日曜日

蔀と七里に関して

「蔀」というのはあまり見ない漢字ですが、JIS第1水準です。
「住宅や社寺建築で使われた格子をとりつけた板戸」のことだそうで、「しとみ」と読みます。

http://kotobank.jp/word/%E8%94%80

苗字としても、「しとみ」と読むのですが、「苗字の百貨店」では稀少な読みとして「ひとみ」も紹介されていました。
調べてみると確かに「ひとみ」と名乗っている方も複数いるようです。

これをどうするかを考える前に、もうひとつ。


「七里」。
こちらは「しちり」と読むことが多いですが、「ななさと」という読みもあります。
それらとは別に「ひちり」という読みをする場合もあるようです。

以前にも検討しましたが、苗字としても「七」を「しち」ではなく「ひち」と読む場合がかなりあるようです。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/769290.html

「七里」と書いて「ひちり」と名乗っている方は「しちり」と呼ばれても、返事をするでしょうが、五十音順ではだいぶ異なった位置に入りますね。
ただ、あえて別の欄に記載するほどではないかと思っています。

「蔀」の場合は「七」とは異なり、もとの漢字がポピュラーではないため、「ひとみ」と読むのだといわれればそうかと思ってしまうでしょう。
「蔀(ひとみ)」は確実にいそうですので、認めることにします。

「七里(ひちり)」は、やはり「しちり」に含まれると考えたいです。