2020年5月22日金曜日

萱と萓に関して(訂正)

以前に「萱」と「萓」に関して何回か書きました。
https://new5g00.blogspot.com/2014/02/blog-post_2.html
http://new5g00.blogspot.com/2015/11/blog-post_25.html
http://new5g00.blogspot.com/2018/07/blog-post_55.html

これに関して、「萓」を「かや」と読んでいるというご本人からメールが届きました。
これは本当に失礼なことをしました。

”日本の苗字”の定義は難しいですが、まずは戸籍に書かれているものが正しい、そしてそれをもとにして本人が普段から名乗っているものがあればそれも正しいというのが私のスタンスです。
具体的にいうと、戸籍上で「渡邊」であっても普段から本人が「渡辺」と名乗っていれば、そのどちらも正しいということです。

そのあたりをまとめるのに最初は新字体と旧字体でまとめれば良いかと思っていたのですが、実際にはそれでは無理でした。
それなので、ある程度は漢字ごとに検討しています。

例えば「竜」と「龍」、「灯」と「燈」はそれぞれ新字体と旧字体の関係にありますが、普通は別の字だと思っていますよね。
それは分けています。
逆に「采」と「釆」や、「鍛」や「鍜」は漢字辞典には異体字ではないとなっていたのですが、調べているうちに名乗っている本人自体が気にしていないことが分かり、結局は異体字扱いにしています。
「萱」と「萓」も同じことなのかなと思います。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%90%B1
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%90%93

wiktionaryで見ても、漢字辞典を調べてみても異体字とはなっていません。
異体字でないのをまとめるのはよくよく調べてからなのですが、やはりこれはまとめるべきだなと思います。
ぱっと見で区別できないですしね。

「磯」と「礒」に関しては、まだ分けています。

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