2015年10月22日木曜日

阿佐見と阿左見に関して

「阿佐見」と「阿左見」はともに「苗字の読み方辞典」では「あさみ・あざみ」となっていました。

既に表に載せたものですが、「阿佐美」と「阿左美」も「あさみ・あざみ」となっていました。

なんとなく濁点のつく「あさみ」の方が多いのだろうと思っていたのですが、調べてみるとそんなことはなさそうでした。
いずれも「あざみ」の方が多そうなのです。
ただ、「あさみ」としてしまうと、ファーストネームがひっかかりやすくなるので、そのせいもあるかもしれません。

私は濁点の有無だけの問題であれば、どちらかに統一したいと思っています。
どちらが正しいのかを判断しておきたいと思いました。

ヒントとしては、やはりこれらの苗字の発祥地をつきとめることだと考えました。


「阿佐見」と「阿左見」、それに「阿佐美」と「阿左美」は全て群馬県に集中していることが分かりました。
また群馬県には「阿左美(あざみ)」という地名があることも分かりました。

更に発見したこととして、群馬県には「莇(あざみ)」という一字姓が多いことも分かりました。
「薊」という漢字はJIS第2水準ですし、かなり難読ですね。

おそらく「薊」を元として苗字を名乗ることになったとき、難読であるがゆえに別の漢字を当てていったのでしょう。
それなので、「阿佐見」と「阿左見」、「阿佐美」と「阿左美」は全て元をたどれば「あざみ」が正しい読みだと考えるのが自然なのではないでしょうか?

まあ、ここに書いたのは全て私の推測に過ぎません。
また、元の読みがどうであろうが、現在のもっとも多い読みを載せておきたいということにも変わりはありません。

ただ、探してみた感触としても「阿佐見」と「阿左見」は「あざみ」という読みの方が多かったのです。
それなので、このふたつに関しては読みを「あざみ」としておきます。

「阿佐美」と「阿左美」に関しては既に「あさみ」として載せていましたが、こちらも調べなおし「あざみ」という読みに変えました。

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