2021年2月18日木曜日

臺と薹に関して(追記あり)

 「薹」という漢字は、”アブラナやフキなどの花軸や花茎”のことだそうです。

https://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%96%B9


これは知りませんでした。

形がよく似た漢字に「臺」があります。

どちらもJIS第2水準で、クサカンムリの有無だけが異なっています。

「臺」は「台」の旧字体です。


要するに「薹」と「臺」は別の字ということです。


「臺」は「台」の旧字体なので、この漢字を用いた苗字はたくさんあります。

「薹」を用いた苗字は例えば「中薹(なかだい)」など。

ウェブの「写録宝夢巣」で全国に7件もあります。

東京都で5件、千葉県で2件。

「中臺」は全国に25件。

千葉県で19件。

「中台」は全国で671件。

千葉県で461件。


あれこれ探したんですけど、はっきり「薹」を用いているのがないんですね。

「臺」に置きかえても見つかるものばかりで。


(追記)

「中薹」となっている方を「住所でポン!」で調べgoogleのストリートビューで見ると、表札で「中薹」ではなく「中䑓」となっているそうです。

「䑓」は「台」や「臺」の異体字のようです。

JIS第3水準のようなので、いずれにせよ表には載せないことにします。

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