「外海」はなんとなく読めそうですね。
一般的な名詞としてであれば、「そとうみ」か「がいかい」と読むのでしょうか。
他に仏教用語で「げかい」という読みもありました。
長崎県には「外海」と書いて「そとめ」という地名もありました。
これらを踏まえた上での検討となります。
「苗字の読み方辞典」では「とのがい★>とかい・そとみ(そとうみ・となみ★)」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、滋賀県長浜町が最多で、その付近(大阪府や三重県)に集中しているようです。
全国で350人ほどということなのですが、それくらいの数であるのに、これほど読み方が多様だというのはかなり珍しいと思います。
最多の読みである「とのがい」が難読だからでしょうね。
「とのがい」をはじめ、「とかい」、「そとみ」、「そとうみ」、「となみ」は全て実在を確認できました。
「そとみ」と「そとうみ」がどれくらい異なっているかというと、微妙なところですが、別扱いとしておきます。
ちなみに「そとうみ」はある程度の数がありそうで、「そとみ」と同程度かもしれません。
「となみ」はかなり稀少な読みだと思いますが、実在は確認できます。
https://www.facebook.com/kenshi.tonami
他、「がいかい」や「げかい」、「そとめ」の他、「とうみ」などの思いつく読みを試してみましたが、見つかりませんでした。
これまでに見つかった読みだけで良さそうです。
2016年6月7日火曜日
2016年6月6日月曜日
西大條と西大条に関して
「條」は「条」の旧字体という扱いになっていますが、そう考えていない方も多いのではないでしょうか?
さんざん検討したのですが、このふたつは別の字として扱っています。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/06/blog-post_4.html
新旧字体表に載っているにも関わらず、別の字として扱っているものとしては「条」と「條」以外に「岳」と「嶽」、「万」と「萬」、「竜」と「龍」があります。
今後も増えてくるかもしれませんが、このあたりは慎重にしています。
「条」と「條」を分けたきっかけとなるのが、「大條」という苗字です。
これは「おおえだ」か「だいじょう」と読みます。
どちらかというと「大條」は「おおえだ」と読むことが多いのにも関わらず、それを新字体にした「大条」では「おおえだ」という読みがなく、「だいじょう」としか読まないようでした。
これらを踏まえて「西大條」という苗字です。
宮城県に集中していました。
こちらは「苗字の読み方辞典」で「にしおおえだ★(にしおおじょう)」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、上記を踏まえれば「にしおおえだ」と読むのは簡単です。
この読みは確認できます。
「にしおおじょう」ですが、下記の方だけが見つかりました。
https://www.facebook.com/takumi.nishiojo
本名のようですが、この方以外には見つかりませんでした。
facebookで1名しか見つからず、他で見つからないようでは実在確定とまでは言えないと思っています。
現時点では「西大條」は「にしおおえだ」だけとしておきます。
「西大條」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に42件でしたが、それを新字体にした「西大条」は全国にパラパラと14件でした。
こちらはなんとfacebookでは見つかりませんでした。
手持ちの古い電話帳では確認できましたので、実在していないわけではありません。
位置も「にしおおえだ」の欄にありました。
ウェブ上では読み方の確認までできませんでしたが、実在は確認できました。
「西大条靖子」さんと「西大条亮一」さんです。
論文や会議録がたくさん見つかりました。
ただし、いずれも2000年以前です。
そして上記の「靖子」さんと「亮一」さんの苗字を「西大條」と変えると同じように論文が見つかります。
これらのことから推測すると、パソコンの基本性能が低くJIS第1水準しか載せられなかったような時代に、本来は「西大條」と名乗りたかったのに、無理だったので「西大条」としたのではないでしょうか?
もちろん電話帳に載っていた例もあるので、「西大条」がないとは思わないのですが、少し古い電話帳だったので、現在進行形で見つからない限り、「西大条」は見送ろうと思います。
さんざん検討したのですが、このふたつは別の字として扱っています。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/06/blog-post_4.html
新旧字体表に載っているにも関わらず、別の字として扱っているものとしては「条」と「條」以外に「岳」と「嶽」、「万」と「萬」、「竜」と「龍」があります。
今後も増えてくるかもしれませんが、このあたりは慎重にしています。
「条」と「條」を分けたきっかけとなるのが、「大條」という苗字です。
これは「おおえだ」か「だいじょう」と読みます。
どちらかというと「大條」は「おおえだ」と読むことが多いのにも関わらず、それを新字体にした「大条」では「おおえだ」という読みがなく、「だいじょう」としか読まないようでした。
これらを踏まえて「西大條」という苗字です。
宮城県に集中していました。
こちらは「苗字の読み方辞典」で「にしおおえだ★(にしおおじょう)」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、上記を踏まえれば「にしおおえだ」と読むのは簡単です。
この読みは確認できます。
「にしおおじょう」ですが、下記の方だけが見つかりました。
https://www.facebook.com/takumi.nishiojo
本名のようですが、この方以外には見つかりませんでした。
facebookで1名しか見つからず、他で見つからないようでは実在確定とまでは言えないと思っています。
現時点では「西大條」は「にしおおえだ」だけとしておきます。
「西大條」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に42件でしたが、それを新字体にした「西大条」は全国にパラパラと14件でした。
こちらはなんとfacebookでは見つかりませんでした。
手持ちの古い電話帳では確認できましたので、実在していないわけではありません。
位置も「にしおおえだ」の欄にありました。
ウェブ上では読み方の確認までできませんでしたが、実在は確認できました。
「西大条靖子」さんと「西大条亮一」さんです。
論文や会議録がたくさん見つかりました。
ただし、いずれも2000年以前です。
そして上記の「靖子」さんと「亮一」さんの苗字を「西大條」と変えると同じように論文が見つかります。
これらのことから推測すると、パソコンの基本性能が低くJIS第1水準しか載せられなかったような時代に、本来は「西大條」と名乗りたかったのに、無理だったので「西大条」としたのではないでしょうか?
もちろん電話帳に載っていた例もあるので、「西大条」がないとは思わないのですが、少し古い電話帳だったので、現在進行形で見つからない限り、「西大条」は見送ろうと思います。
2016年6月5日日曜日
仁井谷に関して
「仁井谷」は「にいたに」と読みます。
7割が広島県に集中しています。
これだけ集中していると他の読み方もなさそうですが、調べてみると「にいや」という読みが見つかりました。
https://www.facebook.com/shiori.niiya.7
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005213387322
いずれも山口県のひとで、実在は確かそうです。
「にいや」は新規の読みと考えます。
7割が広島県に集中しています。
これだけ集中していると他の読み方もなさそうですが、調べてみると「にいや」という読みが見つかりました。
https://www.facebook.com/shiori.niiya.7
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005213387322
いずれも山口県のひとで、実在は確かそうです。
「にいや」は新規の読みと考えます。
2016年6月4日土曜日
藤賀に関して
「藤賀」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に69件となっていました。
そのうち兵庫県に21件、広島県に19件でした。
後は兵庫県に隣接する大阪府に9件でした。
これらだけで7割を占めていることになります。
読み方としては「とうが」と「ふじが」のようです。
広島県では「ふじが」で、兵庫県や大阪府では「とうが」のようです。
割ときれいに分かれています。
おそらく、もともとから別なのではないでしょうか?
だから何だと言われると困るのですが、読み方が複数に分かれている場合は、もともとはひとつだった読み方から派生したと考えられるもの(難読なので、読み方を変えたなど)か、もともとが別なのかのどちらかが考えられるので、そこが推測できるというのは面白いなと思っているのです。
そのうち兵庫県に21件、広島県に19件でした。
後は兵庫県に隣接する大阪府に9件でした。
これらだけで7割を占めていることになります。
読み方としては「とうが」と「ふじが」のようです。
広島県では「ふじが」で、兵庫県や大阪府では「とうが」のようです。
割ときれいに分かれています。
おそらく、もともとから別なのではないでしょうか?
だから何だと言われると困るのですが、読み方が複数に分かれている場合は、もともとはひとつだった読み方から派生したと考えられるもの(難読なので、読み方を変えたなど)か、もともとが別なのかのどちらかが考えられるので、そこが推測できるというのは面白いなと思っているのです。
2016年6月3日金曜日
藤社に関して
「藤社」は「苗字の読み方辞典」で「とうしゃ(ふじこそ★・ふじしゃ)」となっていました。
ここでは「くさかんむり」の「籐社」も同じものとして考えます。
まず、「とうしゃ」は簡単に確認できます。
最多の読みだから当然ですね。
「ふじこそ」も難読ですが、確認はとれます。
https://www.facebook.com/fujikoso.ayumi
芸能人の方でもいました。
https://fujikosoyumi.amebaownd.com/pages/57063/profile
芸能人の場合は本名であるかどうかが不明であることが多いのですが、さすがにこれだけの難読ですし、本名と考えて良さそうです。
「ふじしゃ」が最も見つけにくかったです。
https://www.facebook.com/fujisya
http://www.systemalive.jp/detail/profile.htm
見つけたのは上記のふたりだけでしたが、おそらく本名と考えて良いかなと思いました。
「藤社(籐社)」は「とうしゃ・(ふじこそ・ふじしゃ)」としておきます。
ここでは「くさかんむり」の「籐社」も同じものとして考えます。
まず、「とうしゃ」は簡単に確認できます。
最多の読みだから当然ですね。
「ふじこそ」も難読ですが、確認はとれます。
https://www.facebook.com/fujikoso.ayumi
芸能人の方でもいました。
https://fujikosoyumi.amebaownd.com/pages/57063/profile
芸能人の場合は本名であるかどうかが不明であることが多いのですが、さすがにこれだけの難読ですし、本名と考えて良さそうです。
「ふじしゃ」が最も見つけにくかったです。
https://www.facebook.com/fujisya
http://www.systemalive.jp/detail/profile.htm
見つけたのは上記のふたりだけでしたが、おそらく本名と考えて良いかなと思いました。
「藤社(籐社)」は「とうしゃ・(ふじこそ・ふじしゃ)」としておきます。
2016年6月2日木曜日
土海に関して
「土海」は「苗字の読み方辞典」で「どかい(はなみ★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
「どかい」という読みは見つかります。
濁点のつかない「とかい」や、「土」を「つち」、「海」を「うみ」とした読み方も検索しましたが、見つかりませんでした。
問題は「はなみ」です。
下記の方が見つかりました。
本名のようです。
大阪府出身となっています。
https://www.facebook.com/yusuke.hanami.3
「土海(はなみ)」という居酒屋も兵庫県で見つかりました。
http://tabelog.com/hyogo/A2803/A280304/28016999/dtlrvwlst/19192491/
下記を見ると、鳥取県湯梨浜町というところに「土海(はなみ)宮」があったという記載があります。
http://www.yurihama.jp/manor/002.html
悩ましいですね。
おそらく「土海」と書いて「はなみ」と読む姓はあると思います。
ただ、かなり稀少です。
全国で1-2家系ではないでしょうか?
もちろん実在が確認できれば載せるのですが、確実だと思えるのがfacebookの1名だけだと自信がありません。
これまでの通り、保留にしておきます。
「土海」は「どかい」という読みだけにしておきます。
「★」は難読を表すマークです。
「どかい」という読みは見つかります。
濁点のつかない「とかい」や、「土」を「つち」、「海」を「うみ」とした読み方も検索しましたが、見つかりませんでした。
問題は「はなみ」です。
下記の方が見つかりました。
本名のようです。
大阪府出身となっています。
https://www.facebook.com/yusuke.hanami.3
「土海(はなみ)」という居酒屋も兵庫県で見つかりました。
http://tabelog.com/hyogo/A2803/A280304/28016999/dtlrvwlst/19192491/
下記を見ると、鳥取県湯梨浜町というところに「土海(はなみ)宮」があったという記載があります。
http://www.yurihama.jp/manor/002.html
悩ましいですね。
おそらく「土海」と書いて「はなみ」と読む姓はあると思います。
ただ、かなり稀少です。
全国で1-2家系ではないでしょうか?
もちろん実在が確認できれば載せるのですが、確実だと思えるのがfacebookの1名だけだと自信がありません。
これまでの通り、保留にしておきます。
「土海」は「どかい」という読みだけにしておきます。
2016年6月1日水曜日
藤樫に関して
「藤樫」は「苗字の読み方辞典」で「とがし・(ふじかし・とうがし)」となっていました。
最多である「とがし」はちょっと難読ではないでしょうか?
そこから他の読みが派生したのでしょうか?
「ふじかし」も「とうがし」も見つかりました。
「とうがし」は下記の方です。
https://www.facebook.com/manabu.tougashi
最多である「とがし」はちょっと難読ではないでしょうか?
そこから他の読みが派生したのでしょうか?
「ふじかし」も「とうがし」も見つかりました。
「とうがし」は下記の方です。
https://www.facebook.com/manabu.tougashi
「とがし」の方は簡単に見つかります。
「とがし」と「とうがし」のようにちょっとした違いのものをどこまで分けるかに関しては悩ましいところだと思っています。
私がやりたいことというのは、「こんな珍しい苗字や読み方があったよ」と紹介することではなく、日本にはこれだけの苗字があるのだという調査です。
それなので、「東(あずま)」と「東(ひがし)」や「河野(かわの)」と「河野(こうの)」をまとめて集計するというのは私のポリシーには反することです。
あくまで、読みが違えば異なる苗字として扱いたいということです。
だからといって、「浜崎(はまさき)」と「浜崎(はまざき)」を別に扱うということではないです。
あくまで、大きく異なった読みを別にしたいということです。
だから「とがし」と「とうがし」がどれだけ異なるかということが問題になります。
現時点では別扱いにしておきます。
理由としては、五十音順でかなり異なるからです。
ただ、将来的には検討しなおすかもしれません。
あまり読みが分かれすぎるのも考えものなので。
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