2019年1月31日木曜日

津々で始まる苗字に関して(続き2)

「津々」で始まる姓に関する検討を続けます。

残りは「津々楽」、「津々治」、「津々谷」、「津々日」の4種です。

「津々楽」と名乗っている方としては、下記を発見しました。
https://news.mixi.jp/view_news.pl?id=5337944&media_id=116
https://astamuse.com/ja/published/JP/No/WO2001024333
https://sesame.cec-ltd.co.jp/cases/09.html

読み方は「つづら」のようです。
※証拠として見つけたものは犯罪のニュースに関するものだったので、ここには載せません。

旧自体を用いた「津々樂」さんも発見しました。
これは新規の苗字になります。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100002534754773

「津々治」は、ウェブの「写録宝夢巣」で全国に3件。
「住所でポン!」では下記の方など。
https://jpon.xyz/2012/15/2/141.html?p=2

下記にも「津々治」さんの書きこみがあるようです。
https://blog.goo.ne.jp/mkrat00/e/ff2b3800c3e1e959b06710a16db3d7ea?fm=entry_awp_sleep

ただし、読み方がはっきりしませんね。
「つつじ」のようですが、確証が得られませんでした。
これは保留します。

「津々谷」は「つつたに」です。
こちらは全国に2件しかない姓ですが、確証が得られたので載せておきます。
http://www.dsi-corp.net/contents16.html

「津々日」は、ウェブの「写録宝夢巣」でヒットしません。
こちらは「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。
http://www2.convention.co.jp/jses27/program/pdf/program-renkei.pdf

上記をフルネームで検索したところ、「つづか」という読みも分かりました。
http://www.town.kumenan.okayama.jp/administration/kouhoushi/documents/201206all.pdf

2019年1月30日水曜日

津々で始まる苗字に関して(続き)

「津々」で始まる姓に関する検討を続けます。

残りは「津々浦」、「津々良」、「津々路」、「津々野」、「津々美」、「津々楽」、「津々治」、「津々谷」、「津々日」の9種です。

「津々浦」は「つつうら」しかなさそうでしたが、濁点のついた「津々良」は「つづら」の方が多そうです。
https://www.facebook.com/kyo.tsuzura
https://www.facebook.com/kiyokazu.tsudura

「つつら」と読む姓はここまで載せていないのですが、「つづら」であれば「廿楽」、「葛篭」、「黒葛」の3種がありました。
これらはいずれも難読ですね。
漢字の置きかえがあったのならば「津々良」が「つつら」でなく「つづら」であってもおかしくはありません。

それでは戻って「津々浦」はどうでしょうか?
どうしてもこちらは「津々浦々(つつうらうら)」という単語があるので、濁点がつかない印象です。
こちらに関しては「廿浦」という姓が「つづうら」となっています。
「廿」が苗字に使われた場合、「つづ」と読むことが多いので、それは良いでしょう。
それに合わせるのであれば「津々浦」も「つづうら」でしょうが、やはり不自然でしょうね。
「津々浦」は「つつうら」で良いと思います。

「津々路」も「つづろ」のようです。
https://www.facebook.com/kazuhisa.tsuzuro
https://www.facebook.com/kai.kira.love

「津々野」も「つづの」のようです。
https://www.facebook.com/takafumi.tsuzuno
https://www.facebook.com/takako.tsuzuno

「津々美」は「つつみ」のようです。
「津々」で始まる最多姓である「津々見」が「つつみ」なので、これも問題ないでしょうね。
https://www.facebook.com/kaede.tsutsumi
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006547546589

更に続きます。

2019年1月29日火曜日

津々で始まる苗字に関して

「津々」で始まる苗字は13種ほどあるようです。

最多は「津々見(つつみ)」で、次が「津々木(つつき)」です。
これらはすでに載せてあります。

次に多いのが「津々」のみの姓です。
とうぜん「つつ」と読みます。

下記の方などを確認しました。
https://www.facebook.com/sachiko.tsutsu

後は、「津々浦」、「津々良」、「津々路」、「津々野」、「津々美」、「津々楽」、「津々池」、「津々治」、「津々谷」、「津々日」が載っていました。

これらに関して、「津々」を「つつ」と読む場合と、「つづ」と濁点がつく場合があることが分かりました。
もちろん、当人たちが名乗っている方を優先することに変わりがありません。

例えば、「津々池」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に3件のみの姓なのですが、読み方としては「つついけ」と「つづいけ」の両方が見つかりました。
http://gold.jaic.org/jaic/res2004/20es/REL125.HTM
https://www.facebook.com/tsubasa.tsuduike
https://pro.ekiten.jp/pro_127789/

どちらかに決めなくてはいけないのですが、決め手がありません。
「津々」は「つつ」と読むことが多いので、「津々池」は「つついけ」としておきます。

長くなりそうなので、続きます。

2019年1月28日月曜日

滝日と瀧日に関して

「滝」と「瀧」は異体字の関係にあります。

「竜」と「龍」も異体字の関係にありますが、このふたつは形がかなり異なりますし、苗字としても区別されていることが分かったため、分けています。

ただし、「滝」と「瀧」、「篭」と「籠」はまとめています。

今回の「滝日」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で22件。
うち16件が岐阜県です。
更にいうと14件が岐阜県郡上市です。

対して「瀧日」は全国で7件。
岐阜県でも3件のみでした。

要するに電話帳で見る限り、
滝日>瀧日
なわけです。

それがウェブ上で検索すると、明らかに「瀧日」の方が多く見つかります。
「滝日」が見つかりにくい理由もなさそうですから、純粋に「瀧日」と名乗っている方が多いのだと思います。

電話帳は昔から「滝日」で載せているが、戸籍上は「瀧日」であり、漢字の選択が容易となった現在では「瀧日」と名乗っているのではないかと思います。

「滝」と「瀧」を分けなくても良い理由のひとつになるかなと思います。

2019年1月27日日曜日

白楽と白樂に関して

「楽」と「樂」は異体字の関係にあるため、「白楽」と「白樂」はまとめて考えます。

ウェブの「写録宝夢巣」では、「白楽」は全国に17件。
埼玉県が6件で最多。
福岡県が4件で次ぎますが、隣接する佐賀県にも2件あり、合わせると6件です。

「実在苗字(名字)辞典」では「しらく★(埼玉)・はくらく(福岡)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

facebookで、いずれの読みも確認できました。
埼玉県を中心とした読みと、福岡県を中心とした読みに分かれるということなのでしょう。
それであれば、割合は半々であって問題がないと思います。

2019年1月26日土曜日

欧陽に関して

「欧陽」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で1件。
大阪府のみです。

以前に「皇甫(こうほ)」という姓は”日本で見られる中国姓と韓国・朝鮮姓”であることは分かっているが、例外的に日本の姓として扱うとしました。
http://new5g00.blogspot.com/2018/10/blog-post_27.html

理由としては、「皇甫(こうほ)」姓の方が、①日本に永住しており日本語で生活していることが分かったという点と、②「皇」も「甫」も他の姓でも用いられる漢字だからとい点が挙げられます。

「孟」や「李」といった姓の方でも、同じようなことが言えるのではないかという気がしますが、一字姓の場合、実数が数えられないということがあり、除いています。

それでは、「欧陽」はどうだ?と考えたとき、やはり「欧陽菲菲」という歌手を思い浮かべてしまいます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E9%99%BD

漢姓であることは分かっているわけです。

また、「欧」を用いた姓は、他にありません。
そう考えると、「欧陽」を「おうよう」と読み、日本に永住している方であっても、②は満たさないわけなので、やっぱり”日本の姓”とは考えにくいかな…と思います。

「皇甫」はあくまで例外的な話なのかなと思っています。

「欧陽」という姓の方が日本人かどうか?という話ではありません。
このブログは、あくまで”日本の苗字を数える”なので、”日本の苗字”の定義を明確にしたいなという趣旨なだけです。

2019年1月25日金曜日

翫に関して

「翫」はJIS第1水準の漢字です。
見慣れない漢字なので、ちょっと意外でした。

wikitionaryによると、「玩」と類義だそうです。
音読みで「がん」、訓読みで「もてあそ・ぶ」です。

苗字としては「明翫(みょうがん)」と、「翫(いとう)」があります。

「明翫」の方はすでに載せてあります。

「翫」一字で「いとう」は難読ですね。
下記の方々を発見しました。
https://www.facebook.com/fuka.itou.9
http://www.kanazawakeiba.com/2011topic/pdf/0605.pdf