2016年2月29日月曜日

氷見に関して

本日も「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「氷見」は「ひみ」という読みで載せていました。
全国で1,500人ほどの苗字で、それほど珍しいというわけではありません。

「氷見」に稀少な読みとして「ひょうみ」があるそうです。
facebookでも何人か見つかりますね。
https://www.facebook.com/shinichi.hyomi

この読みも加えることにします。

2016年2月28日日曜日

渡海に関して(訂正)

本日も「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「渡海」に関しては、以前にまとめてあります。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/02/blog-post_14.html

これまでに「とかい>わたるみ・(わたかい・わたみ)」としていました。
「とかい」は兵庫県、「わたるみ」は長崎県に多い読みのようです。

これ以外に「わたりうみ」という読みがあるそうです。
http://www.a-mifuku.co.jp/type_gallery/%E6%B8%A1%E6%B5%B7%E5%BD%A9/
http://home.rasysa.com/sa00647722/staff/39379.html

上記の方はいずれも同じ人物ですが、読みは同じですし、間違いないと考えました。
こちらの方の出身地は和歌山県となっていました。

2016年2月27日土曜日

外城に関して(訂正)

「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「外城」は「そとじょう」、「そとしろ」、「ほかしろ」という読み方で載せていました。
「そとじょう」は青森県で多く、「ほかじょう」は鹿児島県で多い読みです。

http://new5g00.blogspot.jp/2015/12/blog-post_26.html

これら以外に「とじょう」という読みがあるそうです。
https://www.kumiaisien.com/aboutus/02.html

上記の方以外に「とじょう」と名乗っている方は見つかりませんでしたが、複数のページで確認できるので、間違いないと考えました。

2016年2月26日金曜日

一に関して

以前から悩んでいた問題をひとつ検討します。

「一方井」という苗字を調べていました。
この苗字は岩手県を中心とした東北地方と神奈川県を中心とした関東地方に集中しています。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で51件なので、決して多い苗字ではないと思います。

「苗字の読み方辞典」では「いっかたい★・いちかたい(いっぽうい・いかたい★)」という読み方になっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「いかたい」という読みは発見できませんでしたが、「いっぽうい」は下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/jun.ippoui

下記の方は現在は苗字が変わっているようですが、旧姓は「いっぽうい」だったと推測されます。
https://www.facebook.com/juri.ippoui

いずれも北海道札幌市の方です。
「いっぽうい」という読み方を持つ苗字は他にないようなので、「一方井」で「いっぽうい」という読みは実在すると考えて良いと思います。

それなので「いっぽうい」は問題がありません。

問題は「いっかたい」と「いちかたい」です。

いかがでしょうか?
「一方井」という苗字を見たとき、「いっかたい」と「いちかたい」は別だと考えるでしょうか?

「東」という一字姓で「あずま」と「ひがし」ははっきり別だと思います。
「河野」で「かわの」と「こうの」も別だと思います。

ただ、「いっかたい」と「いちかたい」をわざわざ分ける意味はあるのか?と悩んだのです。

これまでに同様のものとしては、
・一海…いっかい>いちかい・(いちうみ)
・一木…いっき・いちき>ひとき・(ひとつき)
・一志…いっし>いちし
・一瀬…いちのせ>いちせ・(いっせ・かずせ・ひとせ)
・一法師…いっぽうし>いちほうし
がありました。

例えば、「一法師」も熊本県と大分県に集中している割と珍しい苗字だと思います。
全国で112件です。

原点に戻って、私の決めたルールとして「似た発音の読みはできるだけまとめておく」というのがあります。
それが「狩野」という読みで「かのう」と「かの」をまとめてしまったことや、「宿谷」などの「宿」のつく苗字で「しゅく」と「しく」のふたつの読みがあるのをまとめてしまったこともそうです。

それであれば、「いっかたい」と「いちかたい」は別にしなくても良いのではないかと思いなおしたのです。
それらの苗字を持つ方々からしたら全く別の読み方に思えるかもしれませんが、実数の把握という目的も考えれば、あえて別にしなくても良いか…と。
このあたりは再検討するかもしれませんが、とりあえず多い方の読みでまとめなおしてしまいます。

2016年2月25日木曜日

瓜生田に関して

今回も「○+生」の苗字の応用です。

「瓜生」という苗字に関しては、以前に調べており、「うりゅう」という読みの方が若干ですが「うりう」よりも多いのではないかと考えました。
どちらも同程度だったのですが、このタイプの苗字で最も有名な「柳生(やぎゅう)」や「羽生(はにゅう)」と同じく「うりゅう」を採用しています。

それでは「瓜生田」はどうでしょうか?
こちらも「うりゅうだ」と「うりうだ」のふたつがありました。
濁点のつかない「うりゅうた」と「うりうた」は見つかりませんでした。

こちらに関しては、はっきりと差がありそうでした。
「うりうだ」の方が多いようでした。

これまでに三文字以上の姓で、似たようなパターンのものとしては、
・粟生田…あおうだ・あおた>あわうだ
・内生蔵…うちうぞう
・大豆生田…おおまめうだ
・丹生谷…にゅうのや・にぶや・(にうや・におのや・にぶたに)
・萩生田…はぎうだ>はぎおいた
・羽生田…はにゅうだ・(はせだ・はぶた)
がありました。

「丹生谷」と「羽生田」以外は「生」を「+yu」という音ではなく、「u」と読んでいることが分かります。
これは新たな発見なのかもしれません。

三文字以上の姓で真ん中に「生」という漢字が入る場合は、「柳生(やぎゅう)」や「羽生(はにゅう)」と異なり、単に「う」と読むことが多いということです。



2016年2月24日水曜日

上角に関して

「上角」はいかにも読みが分かれていそうな苗字です。

「上」も「角」も読みが複数に分かれていることが多いのです。
「上」は「うえ」や「うわ」、「かみ」、「じょう」、「あげ」などでしょうか。
「角」は「かく」や「かど」、「すみ」です。
「角」に関しては濁点の有無でも注意が必要ですし、「上」と「角」の間に「の」を入れる読みがあるかもしれません。

「苗字の読み方辞典」では「うえかど・じょうかく(熊本)>かみかど」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で57件となっているので、決して多い苗字ではありません。

広島県に最も多く、次に多いのが熊本県と京都府です。

ひとつひとつ確認してみました。
「うえかど」と「じょうかく」、「かみかど」は、いずれも実在を確認できました。
ただ「じょうかく」が熊本県に多いかどうかまでは分かりませんでした。

他、上の読み方を組みあわせて確かめていったところ、新たに「うえかく」という読みを見つけました。
この読みは京都府に多いようでした。
新規の読みです。

2016年2月23日火曜日

内生蔵に関して

「内生蔵」は、「○+生」の苗字の応用でしょうね。

「苗字の読み方辞典」では「うちうぞう★>うちうぞ(うちゅうぞう・うちおぞう)」となっていました。

「うちおぞう」以外はどれも発音した印象が変わらないので、同一の読みとしてまとめて構わないでしょう。
facebookで見た限り、「うちゅうぞう」よりも「うちうぞう」が圧倒的に多いようでした。

「うちおぞう」は見つからなかったので、現時点では「内生蔵」の読みは「うちうぞう」のみとしておきます。