読みを確認していて思うのは、似た漢字を持つものに対する読みの問題です。
わかりにくいようですが、具体例を出すとシンプルです。
「萩原」や「萩野」と書いて「はぎわら」や「はぎの」と読むのが普通なのですが、それで「おぎわら」や「おぎの」と読む場合がある!となっていることがよくあるのです。
「大隅」と書いて「おおすみ」ではなく、「おおくま」と読む場合があるも同じことです。
前者は「萩」と「荻」の間違い、後者は「隅」と「隈」の間違いではないかと思うのです。
誤記定着型の苗字というのもありますが、さすがにこういうのはないのではないかと思うのです。
いちおう確認していますが、しっかりと実在を認めたことはないです。
2013年12月14日土曜日
2013年12月13日金曜日
うっかり
前日にまとめていくつか書いてしまったら、本日分のネタが全くなくなっていました。
計画的にしないとダメだなと思いました。
10,000人以上の苗字の整理が終わり、今は7,000人以上10,000人未満の苗字を整理しています。
先は長いわけですが、意外とスムーズに進んでいます。
読み方が複数あるものがそれほどないせいかもしれません。
計画的にしないとダメだなと思いました。
10,000人以上の苗字の整理が終わり、今は7,000人以上10,000人未満の苗字を整理しています。
先は長いわけですが、意外とスムーズに進んでいます。
読み方が複数あるものがそれほどないせいかもしれません。
2013年12月12日木曜日
大黒と大家と大角と大畠に関して
いくつか気になったものをまとめて記載します。
「大黒」は「おおぐろ」と読むことが多いですが、「だいこく」という読みがあります。
「苗字の百貨店」には「おぐろ」という読みもあって、ちょっと怪しいなと思いました。
しかし、調べてみると、大阪府に「大黒(おぐろ)」という地名があって、実際にそのように名乗っているひとがいました。
おそらく本名だろうと判断し、実在している読み方だと判断いたしました。
「大家」は「おおや」と読むことが多いですが、「おおいえ」という読みもまずまずあります。
他に「おおか」、「おおけ」、「だいか」、「たいけ」、「だいけ」、「だいや」という読みもありました。
これまでどおり、「たいけ」と「だいけ」も別扱いです。
全部で7種類。
「大家」は8,000人ほどの苗字であり、10,000人未満の苗字でこれほどまで読み方が多いのは珍しいと思います。
実はもうひとつ、「苗字の百貨店」には「おいえ」という読みも載っていました。
「大黒」で「おぐろ」と同じ理屈で、「大家」で「おいえ」という読みもありそうです。
探すと、簡単に「大家(おいえ)」という医院が見つかりました。
ただし、先代の院長が「大家」というだけで、現在の院長は別の名前でした。
先代の院長がどうなっているのかわからない限りは、現時点での実在を確認できないと判断しました。
他に確認できるものもなかったので、「おいえ」は保留しました。
「大角」は「おおすみ」と読むことが多いですが、富山県では「おおがく」と読むことがおおいそうです。
他に「おおかど」や「だいかく」という読みもありました。
「苗字の百貨店」には「おおつの」という読みが載っていましたが、これは見つからず。
代わりに「おおづの」が見つかりました。
それなので「おおづの」に訂正し、載せました。
「大畠」は「おおはた」と読むことが多いです。
他に「おおばたけ」と「だいばたけ」という読みもありました。
「だいばたけ」を探しているときに、たまたま「だいば」という読みを発見しました。
「大畠」と書いて「だいば」と読む。
これは「苗字の百貨店」には載っていなかった読みです。
「苗字の百貨店」の完成度はすごいので、こういうのを発見すると非常に嬉しい気分になります。
「大黒」は「おおぐろ」と読むことが多いですが、「だいこく」という読みがあります。
「苗字の百貨店」には「おぐろ」という読みもあって、ちょっと怪しいなと思いました。
しかし、調べてみると、大阪府に「大黒(おぐろ)」という地名があって、実際にそのように名乗っているひとがいました。
おそらく本名だろうと判断し、実在している読み方だと判断いたしました。
「大家」は「おおや」と読むことが多いですが、「おおいえ」という読みもまずまずあります。
他に「おおか」、「おおけ」、「だいか」、「たいけ」、「だいけ」、「だいや」という読みもありました。
これまでどおり、「たいけ」と「だいけ」も別扱いです。
全部で7種類。
「大家」は8,000人ほどの苗字であり、10,000人未満の苗字でこれほどまで読み方が多いのは珍しいと思います。
実はもうひとつ、「苗字の百貨店」には「おいえ」という読みも載っていました。
「大黒」で「おぐろ」と同じ理屈で、「大家」で「おいえ」という読みもありそうです。
探すと、簡単に「大家(おいえ)」という医院が見つかりました。
ただし、先代の院長が「大家」というだけで、現在の院長は別の名前でした。
先代の院長がどうなっているのかわからない限りは、現時点での実在を確認できないと判断しました。
他に確認できるものもなかったので、「おいえ」は保留しました。
「大角」は「おおすみ」と読むことが多いですが、富山県では「おおがく」と読むことがおおいそうです。
他に「おおかど」や「だいかく」という読みもありました。
「苗字の百貨店」には「おおつの」という読みが載っていましたが、これは見つからず。
代わりに「おおづの」が見つかりました。
それなので「おおづの」に訂正し、載せました。
「大畠」は「おおはた」と読むことが多いです。
他に「おおばたけ」と「だいばたけ」という読みもありました。
「だいばたけ」を探しているときに、たまたま「だいば」という読みを発見しました。
「大畠」と書いて「だいば」と読む。
これは「苗字の百貨店」には載っていなかった読みです。
「苗字の百貨店」の完成度はすごいので、こういうのを発見すると非常に嬉しい気分になります。
2013年12月11日水曜日
生に関して(改定)
本題から離れてしまいますが、気になったので訂正します。
かなり最初の頃に「生に関して」というタイトルで下記のように書きました。
ただ、「柳生」を「やぎゅう」と読むか「やぎう」と読むかは統一しておいた方が良いかなと思いました。
地名としては「柳生」や「羽生」は「やぎゅう」であり、「はにゅう」です。
なので、「◯生」という苗字に関しては、◯の部分の文字の最後の母音を除いてyuという音を続けるのを通常としました。
「羽生」は「はね+う=はねう」ならともかく、「はにう」という読みは不自然な気がしたのです。
他に有名なものとしては「瓜生」とか「桐生」とかでしょうか。
あれからも調べていきましたが、「羽生」で「はにう」と名乗っている方はいますね。
やはり併記しておくべきだと思います。
多いものとしては、「桐生」、「柳生」、「瓜生」、「羽生」です。
「羽生」に関しては「はぶ」もいますが、実数としては「はにゅう」の方が多いです。
「桐生」と「柳生」は、それぞれ「きりゅう」と「やぎゅう」が多く、「きりう」と「やぎう」が少数派です。
「瓜生」は「うりゅう」と「うりう」が拮抗しています。
他に多いものとしては、
「藤生(ふじう>ふじゅう)」
「針生(はりう>はりゅう)」
「丹生(にう>にゅう)」(他にも、「にぶ」など多数の読みあり)
「羽生田(はにゅうだ>はにうだ)」
「萩生田(はぎうだ)」
「舟生(ふにゅう)」
「船生(ふにゅう>ふにう)」
「大豆生田(おおまめうだ>おおまみゅうだ)」
「荻生(おぎう・おぎゅう)」
「埴生(はにゅう)」
「瓜生田(うりゅうだ・うりうだ)」
「内生蔵(うちうぞう・うちゅうぞう)」
「沼生(ぬまにゅう>ぬまにう)」
「萩生(はぎう>はぎゅう)」
がありました。
他にもまだありますが、必ずしもどちらの読み方が正しいというわけではありませんでした。
あくまで実数にこだわって、それに準じた形でいきたいと思います。
もちろん「瓜生」を「うりゅう」とするか「うりう」とするかで、五十音順にするとずいぶん違うのですが、発音するとほぼ同じであり、併記にとどめたいと思います。
下記のような文章を見つけたので、勝手に引用させていただきます。
http://www2.memenet.or.jp/yanagi/yanagitanikou2.html
要するに私が以前から指摘しているように、濁点の有無だけくらいは簡単に変更できてしまい、それにこだわる必要はあまりないのではないかということです。
「うりう」と「うりゅう」も同じことだと思っています。
かなり最初の頃に「生に関して」というタイトルで下記のように書きました。
ただ、「柳生」を「やぎゅう」と読むか「やぎう」と読むかは統一しておいた方が良いかなと思いました。
地名としては「柳生」や「羽生」は「やぎゅう」であり、「はにゅう」です。
なので、「◯生」という苗字に関しては、◯の部分の文字の最後の母音を除いてyuという音を続けるのを通常としました。
「羽生」は「はね+う=はねう」ならともかく、「はにう」という読みは不自然な気がしたのです。
他に有名なものとしては「瓜生」とか「桐生」とかでしょうか。
あれからも調べていきましたが、「羽生」で「はにう」と名乗っている方はいますね。
やはり併記しておくべきだと思います。
多いものとしては、「桐生」、「柳生」、「瓜生」、「羽生」です。
「羽生」に関しては「はぶ」もいますが、実数としては「はにゅう」の方が多いです。
「桐生」と「柳生」は、それぞれ「きりゅう」と「やぎゅう」が多く、「きりう」と「やぎう」が少数派です。
「瓜生」は「うりゅう」と「うりう」が拮抗しています。
他に多いものとしては、
「藤生(ふじう>ふじゅう)」
「針生(はりう>はりゅう)」
「丹生(にう>にゅう)」(他にも、「にぶ」など多数の読みあり)
「羽生田(はにゅうだ>はにうだ)」
「萩生田(はぎうだ)」
「舟生(ふにゅう)」
「船生(ふにゅう>ふにう)」
「大豆生田(おおまめうだ>おおまみゅうだ)」
「荻生(おぎう・おぎゅう)」
「埴生(はにゅう)」
「瓜生田(うりゅうだ・うりうだ)」
「内生蔵(うちうぞう・うちゅうぞう)」
「沼生(ぬまにゅう>ぬまにう)」
「萩生(はぎう>はぎゅう)」
がありました。
他にもまだありますが、必ずしもどちらの読み方が正しいというわけではありませんでした。
あくまで実数にこだわって、それに準じた形でいきたいと思います。
もちろん「瓜生」を「うりゅう」とするか「うりう」とするかで、五十音順にするとずいぶん違うのですが、発音するとほぼ同じであり、併記にとどめたいと思います。
下記のような文章を見つけたので、勝手に引用させていただきます。
http://www2.memenet.or.jp/yanagi/yanagitanikou2.html
パスポートの更新申請に『Y,Yanagitani』とサインしていたところ『Y,Yanagidani』の方が正しいのではないかと注意を受けました。理由は長男が住民票の届けの振り仮名の欄に『やなぎだに』と記載して申請したことが判明しました。しかし私と家内は『やなぎたに』、長男の家族は『やなぎだに』になってしまったわけであります。というわけで一緒に外国に行っても別家族と言っても通ることになります。
要するに私が以前から指摘しているように、濁点の有無だけくらいは簡単に変更できてしまい、それにこだわる必要はあまりないのではないかということです。
「うりう」と「うりゅう」も同じことだと思っています。
2013年12月10日火曜日
ついに!
ついに日本に10,000人以上いると思われる苗字を全て整理し、載せました。
それ以外にも3,000人以上いると思われる苗字のうち、読み方がひとつだけのものも全て載せました。
これで3,942種類になっていました。
全体からみると、まだ4-5%にすぎないわけですが。
それでも、普通に見かける苗字は全て網羅していると思います。
最も多いのは「か」から始まる苗字で319種類。
最も少ないのは、「け」と「ね」で始まる苗字。どちらもまだ3種類ずつです。
これからは7,000人以上いる苗字の整理を始めていきます。
日本の苗字を数えるHP
https://sites.google.com/site/ribennomiaoziwoshueruh/
それ以外にも3,000人以上いると思われる苗字のうち、読み方がひとつだけのものも全て載せました。
これで3,942種類になっていました。
全体からみると、まだ4-5%にすぎないわけですが。
それでも、普通に見かける苗字は全て網羅していると思います。
最も多いのは「か」から始まる苗字で319種類。
最も少ないのは、「け」と「ね」で始まる苗字。どちらもまだ3種類ずつです。
これからは7,000人以上いる苗字の整理を始めていきます。
日本の苗字を数えるHP
https://sites.google.com/site/ribennomiaoziwoshueruh/
2013年12月9日月曜日
保田に関して
「保田」は「やすだ」と読むことが多いです。
これも実は難読なのでしょうが、有名なので読めますね。
「ほだ」という読みもあります。
他には「ほうだ」と「ぼうだ」もありました。
「ほだ」ではなく、「ほうだ」と読む方も確認できました。
これまでにもいくつかありましたが、一文字目の濁点に関しては、別扱いにしています。
「ほうだ」と「ぼうだ」は別にしています。
これも実は難読なのでしょうが、有名なので読めますね。
「ほだ」という読みもあります。
他には「ほうだ」と「ぼうだ」もありました。
「ほだ」ではなく、「ほうだ」と読む方も確認できました。
これまでにもいくつかありましたが、一文字目の濁点に関しては、別扱いにしています。
「ほうだ」と「ぼうだ」は別にしています。
2013年12月8日日曜日
柳と山地に関して
「柳」は「やなぎ」と読むことが多いですが、「やない」という読み方もあります。
もうひとつ「りゅう」という読み方もあります。
「りゅう」をどうするか悩ましいところでした。
例えば、「林」で「りん」と読む場合もあります。
「柳」で「りゅう」も、「林」で「りん」も、もともとの日本の読み方ではないと思います。
これは「日本の苗字」を数えるという本題にかなり影響する問題です。
私は、日本国内で日本語を喋って生活している方がいるのならば、それは「日本の苗字」として考えたいと思っています。
「柳美里(ゆう・みり)」という作家がいます。
「苗字の百貨店」で見ると、「りゅう(韓国朝鮮姓ユ/リュ) ・りゅう(中国姓リウ)」となっています。
ここまでくると、ちょっとどうかなと思ってしまいます。
「柳」を「りゅう」と読むのは自然ですが、明らかに日本語以外の読み方とするのを認めてしまうと、際限がなくなってしまうと思うのです。
「柳」に関しては、「やなぎ・(やない・りゅう)」としておこうと思います。
全く話題が変わりますが、「苗字の百貨店」では、「山地」が「やまじ>やまち(さんじ)」となっていました。
いずれの読みも確認できました。
もちろん、「さんじ」は別扱いですが、これまでのルールに従って「やまじ」と「やまち」は併記するのみとしました。
「菅原」を「すがわら」と「すがはら」で分けなかったのと同じ理由です。
「濁点の有無だけの違い」とほぼ同じ問題だと考えるからです。
扱う苗字の数が増えていくと、「やまち」を探していて、そこに見つからないという問題がでてきてしまいそうで悩ましいですが。
もうひとつ「りゅう」という読み方もあります。
「りゅう」をどうするか悩ましいところでした。
例えば、「林」で「りん」と読む場合もあります。
「柳」で「りゅう」も、「林」で「りん」も、もともとの日本の読み方ではないと思います。
これは「日本の苗字」を数えるという本題にかなり影響する問題です。
私は、日本国内で日本語を喋って生活している方がいるのならば、それは「日本の苗字」として考えたいと思っています。
「柳美里(ゆう・みり)」という作家がいます。
「苗字の百貨店」で見ると、「りゅう(韓国朝鮮姓ユ/リュ) ・りゅう(中国姓リウ)」となっています。
ここまでくると、ちょっとどうかなと思ってしまいます。
「柳」を「りゅう」と読むのは自然ですが、明らかに日本語以外の読み方とするのを認めてしまうと、際限がなくなってしまうと思うのです。
「柳」に関しては、「やなぎ・(やない・りゅう)」としておこうと思います。
全く話題が変わりますが、「苗字の百貨店」では、「山地」が「やまじ>やまち(さんじ)」となっていました。
いずれの読みも確認できました。
もちろん、「さんじ」は別扱いですが、これまでのルールに従って「やまじ」と「やまち」は併記するのみとしました。
「菅原」を「すがわら」と「すがはら」で分けなかったのと同じ理由です。
「濁点の有無だけの違い」とほぼ同じ問題だと考えるからです。
扱う苗字の数が増えていくと、「やまち」を探していて、そこに見つからないという問題がでてきてしまいそうで悩ましいですが。
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