2016年7月14日木曜日

増富と増冨に関して

「増富」は全国で約370人、「増冨」は約130人となっています。

どちらも全国に散らばっている印象ですが、あえて言うならば「増富」は徳島県が最多で、「増冨」は山口県が最多です。
多くみられる地域が少し異なっています。

もちろん、もとの実数が少ないので、多いというほどでもないのですが…

数の上では「増富」の方が多いのですが、こちらは「ますとみ」という読みしかありませんでした。
「増冨」の方には「ますとみ」以外に、稀少な読みとして「ましどみ」がありました。
「どみ」と濁点がつくようです。

実数の少ない方に複数の読みがあるというのが、ちょっと面白いなと思いました。

2016年7月13日水曜日

洞山に関して

「洞山」は「苗字の読み方辞典」で「ほらやま」という読みで載っていました。

苗字で「洞」という漢字が一文字目に来た場合、「ほら」と読むことが多いようですが、ちょっと難しい気がします。

「どうやま」という読みはないのかと確認したところ、見つかりました。
https://www.facebook.com/douyama.ayumi

複数で確認が取れたので、新規の読みとして良いと考えます。

2016年7月12日火曜日

宝金と宝蔵に関して

「宝金」は「ほうきん」と読みます。
北海道に集中している苗字です。

「宝」という漢字に関しては、最初の頃にまとめてあります。
http://new5g00.blogspot.jp/2013/10/blog-post_7.html

下記のように書きました。

旧字体は「寶」です。
それとは別に俗字として「寳」があります。

「宝金」に関してはどうかというと、「苗字の読み方辞典」もウェブの「写録宝夢巣」も「寶金」しか載っていませんでした。

それでは「寳金」はどうかというと、facebookでは何人か見つかりました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005446773586

細かな違いですが、新規の苗字と考えて良いでしょう。


「宝蔵」はどうでしょうか?
こちらは「ほうぞう」と読みます。
こちらは少しややこしいです。
なぜなら、「宝」が「寶」と「寳」という異体字を持つのと同様に、「蔵」も「藏」という異体字を持つからです。
要するに最大で2*3=6通りの組み合わせが存在する可能性があるのです。

「苗字の読み方辞典」では「宝蔵」以外に「宝藏(寶藏・寳藏)」が載っているだけでした。
可能性としては他に「寶蔵」と「寳蔵」があるはずです。

先に確認しておくと、facebookでは「藏」という漢字で登録できます。
下記は「寶藏」さんです。
https://www.facebook.com/ayano.houzou.3

もちろん、みんながみんな旧字体にこだわったりしているわけではないと思いますし、パソコンに詳しくなかったりしたら、「藏」が探せずに仕方なく「蔵」としていることもあるかもしれません。
それでもいちおうは探しておきました。

まずは「寶蔵」です。
こちらは、友達欄に同姓の方が何人かいたので、間違いないと思います。
https://www.facebook.com/erina.hozo

「寳蔵」はこちら。
ひとりしか見つけられませんでしたが、顔写真も出しているし、良いのではないでしょうか?
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004207232607


併記という扱いですが、今回だけで「寳金」と「寶蔵」、「寳蔵」という3つの新規苗字が見つかりました。

2016年7月11日月曜日

真利に関して

本日は「真利」という苗字に関してです。
こういうファーストネームとしてもありえそうな苗字は、探すのが大変です。
「苗字の読み方辞典」によると、読み方は「まり(しんり)」だそうです。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、兵庫県姫路市に集中しているようです。
「まり」と読むのが確実そうなのは下記の方ですね。
友達欄にも同姓の方がいますし、間違いないと思います。
https://www.facebook.com/asuka.mari.3

「しんり」という読み方の方は下記にいました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007468422033

ただし、他に見つからないんですね。
「眞利」でも無理でした。

「真利」は「まり」だけにしておきます。
「しんり」は確認が取れ次第、載せることにします。

2016年7月10日日曜日

武道に関して

本日は「武道」に関してです。
もちろん、一般的な名詞としての「武道」ではなく、苗字としての「武道」です。
「苗字の読み方辞典」では「ぶどう>たけみち」となっていました。

探しにくいかと思いましたが、「ぶどう」はfacebookで簡単に見つかりました。

「たけみち」はファーストネームとしてもありえるものなので、やや難しかったです。
https://www.facebook.com/takahiro.takemichi
https://www.facebook.com/ginzi.takemichi

上記はふりがなまで含めて本名と考えて良いのかなと思うものです。
これも備忘録として残しておきます。

2016年7月9日土曜日

平垣内に関して

本日は「平垣内」に関してです。

「○+垣内」というのは読み方が分かれやすく、難読になりやすいものが多いです。

これまでに載せてきたものとしては…

上垣内 約1,400人
中垣内 約1,400人
下垣内 約1,300人

西垣内 約940人
北垣内 約490人

大垣内 約460人
谷垣内 約300人

があります。

「垣内」の部分に関しては「かきうち(がきうち)」、「がいち」、「がいと」、「がうち」、「ごうち」の5種類があります。

「大垣内」だけ稀少な読みとして「おがくち」があるのですが、後は全てこの法則に当てはまります。

「平垣内」は全国で約310人の苗字ですが、こちらもかなり分かれています。

「苗字の読み方辞典」では「ひらかきうち・ひらがいち>ひらがいと・ひらがうち・ひらがきうち・ひらごうち」となっていました。
全ての読みが確認できました。
広島県に集中している苗字です。
「○+垣内」はだいたい広島県に多いです。

今後もたくさん出てくると思いますが、これだけの読みをひとつひとつ確認していきます。

2016年7月8日金曜日

日小田に関して

「日小田」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で55件のうち42件が大分県に集中しています。
8割がひとつの県に集中しているというと、これはかなりです。
少なくても、由来はひとつなのだと思います。

「苗字の読み方辞典」で見ると、読み方はひのだ★>ひおだ(ひこだ・ひこた・ひのおだ)となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
由来がひとつだという割に読み方が多様ですね。
ここに出ている全ての読み方が確認できました。

http://myoji-yurai.net/searchResult.htm?myojiKanji=%E6%97%A5%E5%B0%8F%E7%94%B0


上記のページにこのような記載がありました。

現大分県中南部である豊後起源とも言われる。近年、大分県に多く特に大野郡清川村(現、豊後大野市清川町)六種に集中してみられる。  大分県豊後大野市清川町六種字宮津留に集住。古くは緒方荘日小田名(ひのおだみょう)と言ったことに由来すると思われる。

それぞれ、五十音順で並べてしまうと大きく異なるので、全てを別にしてしまいたいのですが、同一県内に集中している苗字なので、それで良いのかな?と悩んでしまいます。
親族内でも微妙に読み方が変わっているケースもあるのであれば、もう少し統一した方が良いのかなという気もします。

とりあえず、「日小田」は「ひのだ>ひおだ・(ひこだ・ひのおだ)」としておきます。