2015年7月21日火曜日

荻生に関して

「荻生」は「苗字の読み方辞典」で「おぎう・おぎゅう」となっていました。


いわゆる「◯+生」の苗字です。
これまでもさんざん話題にしてきました。


要するに「柳生」や「桐生」は「やぎう」や「「きりう」ではなく、「やぎゅう」や「きりゅう」と読むということです。
これは地名としてもありますし、数が多いから誰でも読めるものです。


しかし、必ずしも「◯+生」が「+yu」という語尾で終わるというわけではありません。


例えば「針生」は「はりゅう」ではなく「はりう」が多い読みなので、「はりう」として載せています。




それでは「荻生」はどうなのか?
「荻生」とgoogleで検索してみると、富山県にある「荻生(おぎゅう)」という地名や、江戸時代の学者である「荻生徂徠(おぎゅう・そらい)」がまずはじめに見つかります。


facebookではどうか?
これはどちらもいそうです。
「おぎう」が少ないということはないです。
これは悩みますね。


「針生」は圧倒的に「はりう」が多かったので悩むところがなかったのですが…


「荻生」は地名などで知られた「おぎゅう」を採用しようと思います。

2015年7月20日月曜日

山羽と柚山に関して

「山羽」は「やまは」という読みで載せていましたが、「やまはね」という読みもあるようです。


http://di-ve.jp/2009/04/2160.html


教えていただいたのは、上記の方です。
これだけだと本名かどうか疑問も残るのですが、ペンネームのようでもないので載せておこうと思います。




「柚山」は「ゆやま」という読みで載せていましたが、こちらも「ゆうやま」という読みを教えていただきました。
http://www.scej.org/docs/act-eve/organization/woman-message/33.pdf#search='%E6%9F%9A%E5%B1%B1+%E3%82%86%E3%81%86%E3%82%84%E3%81%BE'


ひらがなでふりがなが付いているので、間違いないのでしょう。
こちらも追加しておきます。

2015年7月19日日曜日

生内に関して(訂正)

つい先日、「生内」に関してまとめたばかりなのですが、さっそく訂正をします。


http://new5g00.blogspot.jp/2015/07/blog-post_16.html


「はえのうち」は実在しなく、「はえうち」が正しいのではないかという推測をしたのですが、「はえのうち」も見つかりました。
掲示板の方で指摘されました。


http://researchmap.jp/read0182164/


http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000005389529


http://blog.ir.nihon-u.ac.jp/sakurasaku/2015/05/post_365.html


facebookでは「はえうち」だけで「はえのうち」が見つからなかったので、誤記だったのだろうと推測したのですが、実はいずれもあるようです。
ただ、「はえのうち」はかなり稀少な読みであるとは思います。



2015年7月18日土曜日

安居院と古尾谷に関して

「安居院」は神奈川県秦野市にかなり集中した苗字です。
いわゆる難読苗字で「あぐい」と読みます。


これまで「あぐい」だけで載せていましたが、「あぐいん」という読みも教えていただきました。
何人かいるようですが、関西の方のようです。
難読なので、どこかで読み方を変えたのでしょうね。
https://www.facebook.com/yuki.aguin




「古尾谷」は「ふるおや」という読みで載せていました。
こちらも「こびや」という読みを新たに教えていただきました。
http://www.scrum21.or.jp/challenge/bousai_report4/
https://www.facebook.com/kobiya.syohei


ともに読みを追加しておきます。

2015年7月17日金曜日

折小野と面に関して

「折小野」は「苗字の読み方辞典」で「おりこの>おりおの」となっていました。


これも難しい話です。


「小野」という苗字は「おの」と読むことが多いのですが、稀少な読みとして「この」もあります。
これは頭文字が違いますし、別な読みとして構わないと思います。


ただ、「折小野」で「おりこの」と「おりおの」がどれくらい異なっているかというと疑問です。
苗字としては8割が鹿児島県に集中していました。


私としては「おりこの」と「おりおの」の違いは、「吉原」を「よしはら」と読むか「よしわら」と読むかの違いと大差ないのではないかと思うのです。


「おりこの」も「おりおの」も、どちらも確認できたのですが、ここは「おりこの」という読みだけを載せておこうと思います。




「面」は、もちろん一字姓です。
読み方は「おもて>おも (ほおつき★・ほほつき)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。


いずれの読みも確認できたのですが、こちらも「ほおつき」と「ほほつき」は同じようなものだと考えたいです。
「ほお」も「ほほ」も間違いなく「頬」からきているのでしょう。
このどちらが正しいのかというと、「ほお」のようです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1148432116


ただ、「ほほえみ(微笑み/頬笑み)」は「ほおえみ」とは言わないので、ケース・バイ・ケースですよね。
facebookで見た限り、「ほおつき」も「ほほつき」も同程度でしたが、いちおう「ほおつき」を採用しておこうと思います。

2015年7月16日木曜日

生内に関して

「生内」は「苗字の読み方辞典」で「おぼない★(岩手)・しょうない>いくない・はえのうち(岡山)(うぶない・いくうち)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。


調べているうち、ちょっと気になって他の苗字のサイトもあたりました。
(私は「苗字の読み方辞典」以外のサイトに出ている読みは全く信用していないのですが)


「名字由来net」というサイトでは「しょうない」、「うぶない」、「きない」となっていました。


「全国の苗字(名字)」というサイトでは「うぶない」、「うぶうち」、「おぼない」、「いけうち」、「きうち」、「いくない」、「しょうない」、「はえうち」、「はまうち」となっていました。


よそからのものを混ぜると、途端に数が増えてしまいますね。
実際、片っ端から調べたのですが、「おぼない」、「しょうない」、「いくない」は見つかります。


「きない」や「きうち」はないですね。
「はまうち」もないです。


「うぶない」は少ないながらもありました。
ちょっと古い論文ばかりですが、下記です。
http://ci.nii.ac.jp/author?q=%E7%94%9F%E5%86%85+%E7%8E%B2%E5%AD%90


同じ方だと思いますが、下記にもふりがなつきで載っていました。
http://j.people.com.cn/2006/02/20/jp20060220_57613.html


facebookでも「生内(うぶない)」さんがいたので、実在は確かだと思います。
https://www.facebook.com/chizuru.ubunai


「いくうち」は見つかりませんでした。


「うぶうち」、「いけうち」もなかったです。


問題は「はえのうち」です。
これは全体の1割以上となっていて、岡山県に多いということまで書かれているのに、全く見つかりませんでした。
他のサイトでも紹介されていない読みです。


不思議に思いましたが、「はえうち」ならばかなり見つかります。
http://www.za.ztv.ne.jp/haeuchi-clinic/


おそらく誤記なのでしょうね。


結論として、「生内」は「おぼない・しょうない>いくない・はえうち・(うぶない)」とします。
全国で540人ほどの苗字で、これほど読み方が多様というのはすごいなと思います。


※後に「はえのうち」という読みも見つかりました。修正しました。

2015年7月15日水曜日

沖井と陰地に関して

今回は、ちょっと見つけにくかった読みを。


「沖井」は「苗字の読み方辞典」で「おきい(おきのい)」となっていました。
探してみると、「おきい」はあっても「おきのい」がなかなか見つからず。


こちらに「沖井(おきのい)」という方を見つけました。
http://sorisuto.com/hyakunin/
おそらく本名だと思うのですが、これだけだと自信なしです。


http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1217176&id=9527929


http://search.luky.org/fol.1998/msg07724.html


更に追加で見つけました。
これだけあれば、大丈夫でしょう。
「おきのい」も実在すると判断しました。




「陰地」は「おんじ(三重)>おおじ★(和歌山)(おんぢ・おおち・かげち)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。


「地」という漢字は「ち」と読みますが、濁点がつくと「じ」になります。
「路地(ろじ)」であって、「ろぢ」ではないはずです。


例えば「宮地」という苗字は濁点のつく「みやじ」と、つかない「みやち」というふたつの読みがありますが、濁点の有無は区別しないという原則に従い、多そうな「みやじ」で統一しています。
「みやち」で探すと、なかなか見つからないということがあるかもしれませんが、それを解決する良い方法が思いつきません。


その原則を当てはめると「陰地」は「おんじ>おおじ・(かげち)」となります。


ここで「おんじ」と「おおじ」は難読ですが、実在は確認できました。
問題は「かげち」です。
これが最も自然な読みな気がするのですが、だからこそウェブ上で発見するのが大変なのです。


とりあえず発見したのが、下記の方です。
https://www.facebook.com/shigeo.kagechi


この方しか見つからなかったのですが、この方の友達欄に、ひらがなで「かげち」という方がいました。
どちらも偽名である可能性もないわけではないですが…
「かげち」という読み方をする苗字というのは、他にほとんどないので大丈夫かなと思います。
「かげち」も実在すると判断しておきます。