2015年2月7日土曜日

一寸木に関して

「一寸木」は神奈川県小田原市に8割以上が集中しています。

読み方は「ちょっき」が多く、次が「ますき」です。
どちらも難読ですが、特に「ますき」は難しいです。

下記のページに由来が書いてありました。
http://myoji-yurai.net/searchResult.htm?myojiKanji=%E4%B8%80%E5%AF%B8%E6%9C%A8

現長野県である信濃の有名氏族、旧姓増城で武田家に仕える臣下、武田氏族。近年、神奈川県小田原市に多数みられる。本姓の増城(ますき)は、城を増やせるようにとの意味を込めて、信玄公より賜ったという。武田家が滅んだあと、武田家と関係のない姓だと思わせるため、増城→増木→一寸木と表記を変えていった。

要するにもともとは「一寸木(ますき)」という苗字だったのが、あまりにも難読なので「ちょっき」と読みかえたものもあり、年月が経つにつれ、そちらの方が多数派になったのでしょうね。

2015年2月6日金曜日

竹馬に関して

「竹馬」という苗字に関してです。

これは「苗字の読み方辞典」で「ちくば・ちくま(たけば・たけうま)」となっていました。

まず稀少な読みから検討します。
「竹馬」で「たけうま」と読むものも極少数ですが、実在しているようです。
本名かどうかが不安になる点もあるのですが、フルネームでみて怪しくはないと判断しました。

「たけば」も実在するようです。
こちらもかなり少ないようです。
http://ci.nii.ac.jp/author?q=%E7%AB%B9%E9%A6%AC+%E4%B8%80%E7%B4%98


問題は「ちくば」と「ちくま」です。
「竹馬(ちくば)の友」という言い方があるので、「竹馬」を「ちくば」と読む苗字があることは不思議でもないでしょう。
「ちくま」という読みも実在します。
問題は「ちくば」と「ちくま」を分けるかどうかです。

例えば「吉原」の読みとして「よしはら」と「よしわら」には分けていません。
どちらも実在しますし、五十音順に並べるとずいぶんと異なってしまいますが、あえて分けていません。
濁点の有無と同じような問題です。
前の音に引きずられた形で音が変化しただけならば、名乗っている本人の意思で変えることができるからです。
要するに「よしわら」と名乗っていた方が、ある日から「よしはら」としても構わないわけです。
これは「はまざき」と名乗っていた方が、ある日から「はまさき」と名乗りかえても構わないことと一緒です。
読み方自体はどういうものでも本人の自由だからです。
ただ「東」を「ひがし」か「あずま」かどちらにすべきかというのが自由だというのは別問題です。
「ひがし」さんが、ある日から「あずま」と呼んでくれと言ってきてもびっくりするばかりで、納得できないと思います。

それらを踏まえて「竹馬」はどうでしょうか?
私は「ちくば」か「ちくま」かは大きな違いだと思います。
前の音につられて「ば」か「ま」を選んでいるわけではないのではないかと思います。
「ちくま」と名乗っている場合は、明確に「ちくば」とは異なった読みであるという意思があるのではないかと感じるのです。
このふたつは分けて考えたいと思います。

2015年2月5日木曜日

多比良に関して

「多比良」は「苗字の読み方辞典」で「たひら>たいら」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では長崎県と埼玉県のふたつを中心とした集積が見られます。

実際に長崎県には「多比良(たいら)」という地名がありますし、「多比良(たいら)」という名前の方もウェブ上で簡単に見つかります。
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_0294A.html

ただし、私としては「たひら」と「たいら」を分ける意味はあまりないのではないかと考えます。
もちろん五十音順に並べてしまうと「たひら」と「たいら」はかなり異なってくるので、探しにくくなってしまうのですが、それをいってしまうと例えば「菅原」を「すがわら」と「すがはら」に分けなくて良いのか?とかいった議論になってしまうと思うのです。

実数が多く、読みとしても自然な「たひら」をメインとして、「たいら」は併記という形にしておこうと思います。

2015年2月4日水曜日

垰に関して

本日は「垰」という一字姓に関してです。

まず、下記のようなブログを発見しました。
http://ameblo.jp/jitenfeti/entry-10003297178.html

内容は以下の通りです。

漢字には、異体字といって形が違うが、音義は同じというものがあることは、ご存知かと思います。
 言葉であれば、同義語ということになるのかもしれませんが、厳密には同義語は、存在しないのではないかと思っています。もちろん、類義語はあります。
 ところで、「垰(たわ)」は、山の撓んだところという意味だとされていますし、「峠(とうげ)」もそういうところに存在することが多いのは事実であり、両方とも国字なので、混同されることも多いようです。
 ただ、全く同じということはなく、地域によっては、「峠(とうげ)」よりなだらかな低いところにあるものを「垰(たわ)」と呼んでいるところもあるようです。

「垰」は「峠」という漢字によく似ていますが、異体字ではなく、全く別の字です。
JIS第2水準です。
漢字辞典を見ると「たお」が正しい読みのようです。

「苗字の読み方辞典」では「たお★ (たわ)」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、正しい読み方なのに難しいというのも面白いですね。

「たお」も「たわ」もいずれも実在を確認できました。

それ以外に「とうげ」という読み方も確認できました。
「峠」の見間違いかと思いましたが、いくつか見つかったので確かなようです。

2015年2月3日火曜日

嵩原に関して

「嵩」は「水嵩(みずかさ)」とか「嵩(かさ)に懸かる」というように使いますね。
JIS第1水準です。

苗字としては「たけ」と読むことが多いですが、「たか」や「かさ」、「だけ」とも読むようです。

「嵩原」は「苗字の読み方辞典」では「たけはら」という読みで載っていましたが、調べたところ「たかはら」という読みもありました。
これは新規の読みです。

2015年2月2日月曜日

干場と曽根嵜に関して

本日は「苗字の読み方辞典」の更新情報から。

「干場」は「ほしば」という読みで載せていましたが、「かんば」という読みもあることを知りました。
調べてみると実在は確かそうでしたので、追加しました。


「曽根嵜」は「そねざき」と読みます。
たいした話ではないのですが、「曾根嵜」という方も見つけました。
「曾」は「曽」の旧字体なので当然といえば当然なのですが、ウェブの「写録宝夢巣」ではなく、「苗字の読み方辞典」でも出ていなかったので、いちおう書いておきます。

2015年2月1日日曜日

出頭に関して

「出頭」とだけ書くと怪しげですね。
「本人がその場所、特に役所・警察などに出向くこと」という意味の単語のようです。
この場合はもちろん「しゅっとう」と読みます。

苗字としても「しゅっとう」と読むことが多いのですが、その他に「しっとう」という読みもありました。
「出」という漢字は「しゅっ」という読みはあっても、「しっ」とは読まない気がしたので信じられませんでしたが、誤記などではありません。

他にないかと調べたところ、「でがしら」という読みを見つけました。
これは新規の読みになります。

「出頭」は茨城県に集中している苗字なのですが、「でがしら」は北海道などに散在しているようです。