2014年5月7日水曜日

行武と湯地と湯谷に関して

「行武」は「ゆくたけ」もしくは「ゆきたけ」、「いくたけ」と読みます。
「ゆくたけ」が少し多いですが、だいたい同じくらいです。
全て実在を確認できます。

どれも「行」をどう読むかだけで些細な違いといえないことはないですが、やはりはっきりと違うと思います。

「七」を「しち」と読むか「ひち」と読むかといった問題とは別です。
「行く」は辞書にも「いく」と「ゆく」と両方の読みが出ています。

やはり「ゆくたけ」と「いくたけ」は分けるべきだと思います。


「湯地」は「苗字の百貨店」で「ゆじ>ゆち(ゆうじ・ゆうち)」となっていました。
こちらに関しては「地」を「じ」と読むか「ち」と読むかの違いです。
これは濁点の有無の問題です。

ですので、私は「ゆじ」と「ゆち」は同じものだと考えたいです。

「ゆうじ」と「ゆうち」に関しては、これは「ゆじ」とは別だと考えています。
発音してみると、まるで別だからです。
(以前にも「遊佐」の読みとして「ゆうさ」を「ゆさ」と別にしています)

しかしながら「ゆうじ」も「ゆうち」も見つかりませんでした。
見つかるまでは削除しておきます。


「湯谷」は「ゆたに」と読むことが多いですが、稀少な読みとして「ゆや」と「ゆうや」もありました。
「ゆうや」に関しては地名としてもありますし、実際に名乗っている方も少数ながら確認いたしました。
上と同様に「ゆや」と「ゆうや」は別扱いにします。

2014年5月6日火曜日

嶺と椋本に関して

「嶺」は「みね」と読むことがほとんどです。

稀少な読みとして、「いただき」もあります。
実在の確認もできて、北海道札幌市に限局していそうです。
ちょっと読めないですね。


「椋本」は「むくもと」と読みます。
「苗字の百貨店」では「くらもと」という読みも出ていました。

「小椋(おぐら)」という苗字(全国で約27,000人)というものもありますので、「椋」を「くら」と読むのはありそうです。

しかし「椋本(くらもと)」で検索すると、「椋本夏夜」というイラストレーターの方ばかりひっかかってきます。
この方が本名だという確証がないとさすがにこれでは認められません。
他には全く見つかりませんでした。

ペンネームからの幽霊読みの可能性があります。
これは実在を確認するまで削除しておきます。

2014年5月5日月曜日

保井に関して

「保井」は「苗字の百貨店」で「やすい(ほうい)」となっていました。

「やすい」はもちろん見つかったのですが、「ほうい」が見つかりません。
ローマ字で「hoi」となっている方は何人も見つかるのですが。

「ほうい」と読む方で綴りを「hoi」としていることもあるかもしれませんが、普通は「hoi」ならば「ほい」ではないかと思うわけです。

では「houi」はいないのか?というと、これは全く見つかりません。

新規の読みとして「ほい」を加え、「ほうい」は確認できるまで削除しておきます。

2014年5月4日日曜日

真坂に関して

「真坂」は「まさか」と読みます。
そのままですね。

旧字体を使った「眞坂」もあります。

「苗字の百貨店」で見ると「真坂」が2,700人ほどで「眞坂」が80人ほどととなっていました。

「真坂」は「まさか」という読みのみでしたが、「眞坂」は「まさか>しんさか」となっていました。
旧字体の方が読みが多いというのは、ちょっと不自然です。

「しんさか」を調べなおしました。
結果、「眞坂」でも「真坂」でも「しんさか」という読みは見つかりませんでした。
あったとしてもごく少数だと思います。
とりあえず、削除しておきます。

2014年5月3日土曜日

壬生と王生に関して

「壬生」は「みぶ」と読みます。

調べてみると、栃木県、京都府、広島県で「壬生(みぶ)」という地名があります。

下記の説明が詳しいです。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%A3%AC%E7%94%9F

」の字は十干の一つ「みずのえ()」であり、壬生は「辺」の意味を持つ言葉という説が一般的である。また、古代の職業部に壬生部があり、これはもともと「御(みぶ)」で皇族皇子の養育をっていたものとされる。壬生部の居住地に壬生という地名が付けられたともされ、諸説ある。
 
となっています。
難読のようだけれど、みんなが読めてしまう苗字のひとつではないでしょうか。
 
もうひとつ「壬生」には「いくるみ」という稀少な読みがあります。
実在も確認できます。
 
なぜこんな全く違う読みが出てきたのでしょうか?
「壬生」で「いくるみ」と読む方は京都府に集中しているようです。
 
あれこれ調べていると、「王生(いくるみ)」という苗字を発見しました。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると全国で57件なので、かなり珍しい苗字だと思います。
石川県に集中していますが、他に北海道と京都府にも多いようです。
 
 
読み方を問わなければ「壬生」はウェブの「写録宝夢巣」で503件。
長野県で全体の3割を占めますが、他に高知県と青森県が多いです。
全国に散見されますが、京都府に多いというわけではないです。
 
「壬生」で「いくるみ」と読む方は「王生」で「いくるみ」と読む方より更に少ないようです。
実在は確認できるので、スキャンミスではなく、おそらく誤記定着系なのではないでしょうか。
(推測なので違ったらすいません)
 
ではなぜ「王生」で「いくるみ」なのかは分かりませんでした。

2014年5月2日金曜日

真栄城に関して

「真栄城」は「まえしろ」と読むことが多いです。
漢字の並びと読み方から想像がつくかもしれませんが、やはり沖縄県に集中している苗字です。
全体の8割以上が沖縄県です。

他に「まえき」という読み方もあります。
ともに実在は確認できます。

「苗字の百貨店」では他に「めしろ」という読みも紹介されていました。
「真栄城」と書いて「めしろ」と読むことがあるのか?
分かりませんでした…

facebookでひとりだけ見つけました。
ただ、ひとりだと綴りの間違いをそのままにしているだけかもしれないという疑念が残ります。

ひょっとして地元の発音では「めしろ」が正しいのか?なんて思ったりもしました。

判断がつきませんが、とりあえず「真栄城」は「まえしろ>まえき」だけにしておきます。

2014年5月1日木曜日

銘苅と銘刈に関して

「銘苅」は「めかる」と読むことが多いです。

これも読み方から分かるかもしれませんが、沖縄県に集中した苗字です。
2,100人程度の苗字ですが、全体の9割が沖縄県です。
(ウェブの「写録宝夢巣」では385件でした)

他の読み方として、「めかり」と「めいかり」があります。
全て実在を確認できました。
「めいかり」は稀少な読みです。


「銘刈」は「銘苅」に比べると、ずっと少なくなります。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「銘苅」が385件なのに比べて、「銘刈」はわずか4件でした。
こちらもほとんどが沖縄県でした。
これだけ少ないと、ほとんど1-2家系しかないのではないかと思います。

「苗字の百貨店」では「めかる>めかり」となっていましたが、「めかる」しか見つかりませんでした。
とりあえず、「銘刈」は「めかる」のみとしておきます。