2015年12月31日木曜日

立畠に関して

「立畠」は「苗字の読み方辞典」で「たてはた>たてばた(たちはた・たちばたけ)」となっていました。
いかにも読み方が分かれそうな苗字です。

濁点の有無は気にしていないので、「たてはた」と「たてばた」は同じものと考えて良いでしょう。

稀少な読みですが、「たちばたけ」は確認できました。

「たちはた」の方ですが、こちらははっきりとしたものが見つかりませんでした。

下記の方が「tatihata」となっていましたが、ひとりだけでは納得できません。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005213741351

他に見つからなかったので、「たちはた」は保留にしておきます。

代わりに「たてばたけ」という読みが見つかりました。
こちらは新規の読みです。
https://www.facebook.com/ayae.tatebatake


今年の投稿もこれで最後です。
恒例により、元旦だけはブログをお休みさせていただきます。

2015年12月30日水曜日

田面に関して

「田面」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、多い順に群馬県、神奈川県、岩手県でした。
どちらかというと東側に多いのでしょうか。

「苗字の読み方辞典」では「たづら>たおも(たなぼ★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

もちろん「たづら」と「たおも」は実在を確認できます。

問題は「たなぼ」です。
これは確かに難読です。

こちらはプロ野球選手で、そのように名乗っている方がいました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E9%9D%A2%E5%B7%A7%E4%BA%8C%E9%83%8E

これは本名と考えて良いでしょうね。

facebookでも見つけました。
出身地も同じでした。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008342684174

なぜこういう読みなのかは分かりませんでした。
他に「ためん」とか「たおもて」といった読みがある可能性も考えましたが、見つかりませんでした。

2015年12月29日火曜日

杉生に関して(訂正)

以前に「杉生」はまとめました。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/08/blog-post_18.html


「○+生」の苗字なので、「すぎう」か「すぎゅう」かというところばかりに気をとられていたのですが、「苗字の読み方辞典」の更新情報を見ていたら、「すぎおい」という読みが新たに載っていました。

盲点でした。
実在も確認できたため、この読みも追加します。

2015年12月28日月曜日

千喜良に関して

「千喜良」は「苗字の読み方辞典」で「ちきら」となっていました。

facebookで調べても、「ちぎら」よりも「ちきら」が圧倒的に多いようでした。
(「ちぎら」と読んでいる方もいました)

これは結構、びっくりしました。

これまで「ちきら」という読みを持つ苗字は載せておらず、「千明」、「千木良」、「千吉良」を「ちぎら」として載せていただけなのです。
(「千明」は「ちぎら」と読むことが多いですが、平易な「ちあき」という読みもあります)

なぜかなと考えたのですが、これらの「ちぎら」という読みを持つみっつの苗字は、いずれも群馬県に集中しているのです。
元は「千明」で「ちぎら」だったのが、難読だったために別の漢字を当てたのではないかと推測しました。

それに対して、「千喜良」は新潟県南魚沼市に集中しています。
同市は群馬県にも隣接しているため、これも元は同じなのかもしれません。

他の苗字に対して「千喜良」は集中している地域が異なるため、濁点のない「ちきら」と読むことが普通になったのではないでしょうか?

ちなみにもっと数が少ないものまで含めても「ちきら」と読むのは、これだけでした。

2015年12月27日日曜日

竹ノ谷に関して

「竹ノ谷」は「苗字の読み方辞典」で「たけのや」となっていました。
埼玉県川越市に集中している苗字のようです。

当然、「たけのたに」という読みを探したくなりますね。

関西の方で、何人か「たけのたに」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/yuka.takenotani.1

新規の読みです。

2015年12月26日土曜日

外城に関して

「外城」は「苗字の読み方辞典」で「そとじょう(青森)・そとしろ・ほかじょう(鹿児島)」となっていました。
これ、かなり面白くないですか?
日本の端と端に分布が集中しているんですよ。

ウェブの「写録宝夢巣」では、青森県21件、鹿児島県13件、北海道12件となっていました。

みっつの読みはいずれも確認できるのですが、「そとしろ」という読みはやはり北海道に多いようでした。
青森県でも確認できたので、それほど分かれてはいないようですが。

2015年12月25日金曜日

楚南に関して

「楚南」は「そなん」と読みます。
言われれば読めますが、ちょっと難しいですね。

「楚」があまり苗字として使われない漢字だからでしょうか?
冷静に考えれば「そ」としか読めないのですが。
沖縄県に集中している苗字です。

他に稀少な読みとして「そなみ」があります。
微妙な違いですが、はっきり違うと考えて良いでしょう。

facebookではひとりだけ発見しました。
https://www.facebook.com/msonami

下記のページでも見つけました。
http://yamaju-k.co.jp/topics/page/15


いずれも鹿児島県出身となっています。
沖縄県を離れたどこかの世代で、読み方を変えたと考えるべきなのでしょう。

2015年12月24日木曜日

竜見と龍見に関して

「竜見」と「龍見」はいずれも「たつみ」として載せていました。

「竜」と「龍」は別々の漢字として集計しています。

「苗字の読み方辞典」ではいずれも稀少な読みとして「りゅうみ」も載っていました。

「龍見」で「りゅうみ」は何人か見つかりました。
https://www.facebook.com/yoshiaki.ryumi

「竜見」で「りゅうみ」は見つかりませんでした。

まず、「龍見」の方だけ、「りゅうみ」という読み方を追加することにします。

2015年12月23日水曜日

椙原に関して

「椙」という漢字は不思議ですね。
JIS第1水準であり、「すぎ」と読みます。
意味も「杉」と同じで良いようです。

下記の説明がわかりやすいです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q129362397

要するに人名以外ではあまり見ることのない漢字だということでしょう。

「椙原」は「苗字の読み方辞典」で「すぎはら」となっていました。
「杉原」も「すぎはら」となっていたので、これは問題がないと思います。

「椙原」も「杉原」も「すぎわら」という読みも見つかりましたが、少数派のようです。

それ以外で、「椙原」には新規に「すぎのはら」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/tomoko.suginohara

これは新規の読みです。

2015年12月22日火曜日

相宮に関して

「相宮」は「あいみや」という読みで載せていました。

これに「苗字の読み方辞典」の更新情報で「そうみや」という読みが載っていました。

その根拠となるのが、下記のページです。
http://gold.jaic.org/jaic/member/hyogo/eki04/MAST003.HTM

この手のアマチュアの陸上競技結果のページではふりがなの間違いが多いので、確認は慎重にしなければならないのですが、この方の場合は他のページでも「そうみや」となっていました。

大丈夫そうではあります。
念の為にfacebookでも調べました。
ひとりだけですが、下記の方がヒットしました。
https://www.facebook.com/machiko.somiya

友達欄に「soumiya」という方もいました。
フルネームで見ると、上の陸上競技結果に載っている方と同一人物のようです。

「そうみや」という読みも実在すると判断し、加えておきます。

2015年12月21日月曜日

粥川と千手に関して

本日は「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「粥川」は「かゆかわ」で載せていました。
これ以外に「かいがわ」という読みもあるそうです。
調べてみると、少ないですが「かいがわ」という読みも確認できました。
この読みも加えておきます。


「千手」は「せんじゅ>せんて」という読みで載せていました。
こちらには「せんず」という読みがあるそうです。
この読みも確認できました。
ただ、「せんじゅ」と「せんず」はほぼ同じように聞こえるのではないかと考えました。
こちらに関しては新規の読みとは考えず、あくまで「せんじゅ」に包括された読みだと考えます。

2015年12月20日日曜日

新上に関して

「新上」は読めそうな感じですね。
そんなに稀少な苗字という印象がないです。
用いられている漢字が普通っぽいからでしょうか。

ただ、全国で490人ほどしかいないので、割と珍しい苗字だと思います。

にも関わらず、読み方はかなり多様です。

「苗字の読み方辞典」で見ると、「しんじょう・にいがみ(しんがみ・にいうえ・しんうえ)」となっていました。
これら、全ての読み方の実在が確認できました。
全国で500人未満の苗字で5通りも読み方があるのはかなり珍しいのではないでしょうか?

「新」を「あら」などと読まないか?と探してみましたが、さすがにそれはなかったです。

この中では「しんがみ」が最も少ないようです。
ですが、下記でふりがながふってあったので、間違いないと思います。
https://www.tenjinkai.or.jp/medical2/shinkoga/17

しかし、「しんがみ」よりも「しんかみ」の方が数がありそうなので、こちらを採用しておきます。

2015年12月19日土曜日

次藤に関して

「次藤」はそれほど難読でもなさそうですね。
そもそもそれほど数が少ない苗字のようでもなさそうです。

ただ、「苗字の読み方辞典」で見ると、全国で420人ほどしかおらず、読み方も「じとう>すとう★・すどう・つぎふじ」と分かれていました。
「★」は難読を表すマークです。

調べてみると、これらの全ての読み方の実在が確認できました。

元が少ないので、どの読み方もそれほど多くはなさそうです。

ここで、「すとう」なのか「すどう」なのかを決めておく必要があります。

facebookで見ると、「すとう」も「すどう」もどちらも大差ありません。

なぜ、「次」を「す」と読むのかも分かりません。
調べてみたのですが、分かりません。

以前に「末次」で「すえなみ」という読み方があることに驚き、「次」を「なみ」と読む理由を調べたことがあるのですが、それも分かりませんでした。

これまでに載せてきた苗字としては、「すとう」が「周藤」と「数藤」と「主藤」で、「すどう」が「須藤」と「周東」と「首藤」です。

「須藤」が圧倒的に多いため、濁点のついた「すどう」が当然のように思ってしまうのですが、「苗字の読み方辞典」での結論としては、少なくとも「周藤」と「数藤」に関しては「すとう」>「すどう」が正しいようです。

他のもの(「主藤」、「周東」、「首藤」)に関しては件数が少なすぎるため、判断は難しいです。
調べると、いずれも「すとう」と「すどう」の両方の読みが見つかります。

しかし「周藤」が「すとう」ならば「周東」も「すとう」が正しいのではないかと考えてしまいます。

また、「主藤」と「首藤」の読み方も同じであるべきではないかと悩んだりします。

とりあえず、「須藤」以外は「すどう」ではなく、「すとう」に統一しておこうかなと考えました。
「次藤」は「じとう>すとう・つぎふじ「としておきます。

2015年12月18日金曜日

釈と釋に関して

「釈」と「釋」は新字体と旧字体の関係です。
下記にもまとめました。
「沢」と「澤」の関係と同じです。

http://new5g00.blogspot.jp/2013/10/blog-post_11.html


「釈」もしくは「釋」一字の苗字はどうでしょうか?

「釈」という漢字を見ると、「釈由美子」という芸能人を思いつきますよね。
wikipediaで見ると本名は「釋由美子」だそうです。
読みにくいので、新字体を利用したのでしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%88%E7%94%B1%E7%BE%8E%E5%AD%90

「わたなべ」姓の芸能人もほとんどが、旧字体ではなく新字体の「渡辺」だと思います。
「渡邊」か「渡邉」かどっちだったかな?で悩まれたら、まずいという判断だからですかね?

「釈」は「苗字の読み方辞典」で見ると、全部で280人ほどで「しゃく>せき」となっていました。
「釋」は160人ほどで「しゃく(せき・とき・そき★)」となっていました。

併せると440人ほどになります。

「釈」の方だけで考えると、「せき」という読みは280人の1割以上5割未満です。
だいたい30人から130人くらいという計算になります。
それで考えると、「釋」を併せた440人で考えても1割以上はいそうですね。

実際には「釈」で「せき」と読むのは下記の方しか見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/kenji.seki.528

ただし、「釋」で「せき」と読む方は割と見つかりました。
https://www.facebook.com/akimitsu.seki

ちなみに「釋」で「そき」と読む方は見つかりませんでしたが、「とき」と読む方は何人か見つかりました。
こちらは「せき」に比べると、明らかに少ないです。
https://www.facebook.com/kentaro.toki.1
https://www.facebook.com/hiroyuki.toki.10


facebookで見ると、「しゃく」>「せき」>「とき」だと思います。

実数の判断が難しいですね。
とりあえず、「せき」という読みはある程度の数があるようです。
「釈(釋)」は「しゃく>せき・(とき)」としておきます。

2015年12月17日木曜日

新枦と新櫨に関して

「枦」と「櫨」に関しては、これまでも何回か検討してきました。
というよりも、ひたすら悩んできました。

http://new5g00.blogspot.jp/2013/08/blog-post_27.html

http://new5g00.blogspot.jp/2015/02/blog-post_22.html

http://new5g00.blogspot.jp/2015/02/blog-post_23.html

「新枦」は鹿児島県に半数以上が集中した苗字で、「しんはし」もしくは「しんばし」と読みます。
以前にも書きましたが、「枦」という漢字を用いた苗字はほとんどが鹿児島県が由来のもののようです。

「枦」は画数が少ないですがJIS第2水準の漢字であり、「櫨」の方がハゼと読み、JIS第1水準なのです。

このふたつは異体字であることは確かなのですが、分けるべきかで悩んでいます。

それを踏まえたうえで「新櫨」です。
こちらはウェブの「写録宝夢巣」では載っていないほどの稀少苗字ですが、実在はしているようです。
https://www.facebook.com/yoshihide.shimbashi

https://www.betsudai.com/archives/2008/result/index05.html

http://www.geocities.jp/teamaraki/home.htm

一部では「新櫨」ではなく、「新枦」となっているところもありましたが、やはり実在は確かだと思います。
これに関しては分けるほどのこともなさそうです。
併記で良さそうです。

2015年12月16日水曜日

在家に関して

「在家」は一般的な名詞のようですが、もちろんここで扱っているものなので、苗字の話です。

「苗字の読み方辞典」では「ざいけ」となっていました。
普通に読めば、そうなりますね。

他にないか探してみました。
「ありいえ」と読んでいる方がいました。

http://shodon.exblog.jp/19353895/

この方以外には見つけられませんでしたが、本名で良さそうです。

他にも探してみました。
「ざいか」という読みも発見しました。
こちらも何人かいるので、確かそうです。
https://www.facebook.com/zaika.madoka

一度にふたつも新規の読みが見つかってしまいました。
ふたつとも加えておきます。

2015年12月15日火曜日

真谷と眞谷に関して

「真谷」は「苗字の読み方辞典」で「しんたに(広島)>まみや★(福岡)(しんや)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ても、「真谷」は全国で72件。
そのうち広島県に27件で福岡県が16件で、そのふたつだけで全体の6割を占めています。

ちなみに「真」の旧字体である「眞」を用いた「眞谷」は全国で8件。静岡県に3件ある以外は集積もなし。読み方は「しんたに・しんや>まみや」となっていました。

これらから、「真谷」と「眞谷」を併せて検討しても、読み方としては「しんたに>まみや・(しんや)」で良さそうです。

これらの読みは全て実在を確認できました。

「しんや」という読みに関していうと、「真谷」よりも「眞谷」の方が多そうで、静岡県に集中していそうでした。

他に読み方がないか探してみました。
「真谷」では見つかりませんでしたが、「眞谷」で「またに」という読みを確認できました。
新規の読みです。

2015年12月14日月曜日

霜崎と霜嵜に関して

「霜崎」は「苗字の読み方辞典」で「しもざき(しもさき)」となっていました。
他に読み方はなさそうですね。

facebookで調べても、「しもざき」が多いという結論で良さそうでした。

同音の苗字で「下崎」や「下嵜」がありますが、いずれも「しもざき」という読みで載せています。
(「下崎」には「したざき」という読みもありますが)


「霜嵜」はちょっと悩みます。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、全国で2件しかない稀少な苗字です。

実在が確かそうなのは下記の方です。
https://www.facebook.com/kazutoshi.shimosaki

全国で2件しかないうちの兵庫県の方の出身かな?と思いますが、なんと濁点のつかない「しもさき」と名乗っています。
「苗字の読み方辞典」でも「霜嵜」は「しもさき」となっていました。

本人がそう名乗っているのですから、「しもさき」で良いのかもしれませんが、他とのバランスを考えると悩みますね。
「霜嵜」は「霜崎」と並んでないとおかしい気がします。

この手の問題はいつも悩みます。
「霜崎」が「しもざき」と「しもさき」で同じくらいの比率なら迷わず、「しもさき」で統一してしまいたいところなのですが。

「山崎」とか「宮崎」という苗字もそうなのですが、日本の西の方の出身では濁点がつかないことが多いようです。

「霜嵜」は「霜崎」に合わせて「しもざき」としておきますが、結論は保留しておきます。

2015年12月13日日曜日

電話帳のみで確認できる苗字に関して

私のところにはちらほらと、この苗字を載せてほしいという依頼が来ます。

基本的には多いものから順に載せていますので、100件未満のものは後回しになってしまっていますが、実在が確認できればかならず載せます。
そのとき、実在するという証拠を教えていただければ、後々のために非常にありがたいです。

ただし、「電話帳に載っているのを見た!」とか「知人にそういう苗字のものがいる」とだけ言われても、その真偽を確かめないことには納得ができないところなのです。

私が納得できないのはもちろんですが、他の方から「本当にそんな苗字はあるのか?」と聞かれたとき、「電話帳に載っているのを見たというひとがいるから本当だと思う」という返答しかできないのでは誰も納得しないだろうと思うのです。

もしも電話帳でしか確認できない苗字であった場合は、そのページをコピーするか、デジカメで撮影してメールに添付していただければ助かります。
電話帳には個人情報がいろいろと付随してしまうため、おおっぴらにウェブ上で公開してしまうのは支障があるでしょうが、メールでのやりとりであれば問題ないかと思うのです。

昔の電話帳には載っていたけれど、今は載せないひとも多いから、見つからなくなってしまったという方もいます。
その場合は「ゼンリン 住宅地図」を利用してみてはいかがでしょうか?
図書館に行けばその付近のものは置いてあるでしょうし、ある程度の料金を払えばスマートフォンなどからでも情報が入手できます。
昔の電話帳で住所が分かれば、「ゼンリン 住宅地図」で調べることができます。

そうすれば電話帳に名前を載せていないだけなのか、もうそこには住んでいないのかが区別できます。

他のサイトに比べると、実在しているかどうかの判定が厳しいと思われる方もいると思いますが、幽霊苗字や幽霊読みを載せたくないという考えでやっていますので、ご了承ください。

2015年12月12日土曜日

柑本に関して

「柑本」は「苗字の読み方辞典」で「こうじもと>こじもと」となっていました。

「こうじもと」という読みは簡単に見つかります。
https://www.wakayama-med.ac.jp/med/urourodir/staff/koujimoto.html

全体の7割が和歌山県に集中している苗字なので、もともとはひとつなのだと思います。

それでも「こじもと」と「こうじもと」は読み方が異なっていると考え、やはり分けるべきだとは思うのです。

ただ、はっきりと「こじもと」と名乗っている方はかなり少ない印象です。
ウェブ検索で、「こうじもと」ではなく、「こじもと」だと確認できる方はほとんど見つかりませんでした。

「柑本」は「こうじもと」のみとしておきます。

2015年12月11日金曜日

須賀原に関して

「須賀原」は読めますね。
ただし、「苗字の読み方辞典」では「すがはら>すがわら」となっていました。

これまでに何回か書いていますが、「菅原」という苗字(全国で21万人ほど)は「すがわら」という読みで載せています。
「すがはら」と読んでいる方もいますが、より多い「すがわら」で統一しています。
(「菅原」で「かんばら」という稀少な読みもありますが、それは全く別の話です)

また、「管原」という苗字も「すがわら」で載せています。
「菅原」も「管原」も「すがわら」の方が「すがはら」よりも多いから、そのようにしています。

「須賀原」が「すがはら」の方が多いのであれば、もちろんそちらを採用します。

ただ、「須賀原」&「facebook」としてgoogleで検索をかけてみると、必ずしも「すがはら」が多いというわけでもなさそうでした。

最初のページだけだと、「すがわら」が4件で、「すがはら」が2件でした。
少なくともそこまで圧倒的に「すがはら」が多いわけでもないのではないでしょうか?

これまで他に「すがはら」という読みの苗字もないようなので、「須賀原」も「すがわら」として載せておくことにします。

2015年12月10日木曜日

古水に関して

「古水」は「苗字の読み方辞典」で「こすい・ふるみず」となっていました。
どちらも実在を確認できました。

五十音順で並んでいたら、読み間違えることはないと思います。

他にないかと探したところ、「こみず」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/natsumi.komizu

新規の読みです。

2015年12月9日水曜日

葛綿に関して

「葛綿」は「苗字の読み方辞典」で「くずわた>かつわた(かづめ★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、新潟県に7割が集中していました。
全国で82件、新潟県で59件です。

読み方としては「くずわた」も「かつわた」も「かづめ」も確認できました。

「かづめ」はfacebookで見ると、長野県飯山市に集中している読みのようです。
「写録宝夢巣」ではそこに3件だけありました。

ローマ字では「kazume」と「kadume」がありました。

こちらのページでは「かづめ」と名乗っています。
http://dhmiliken.militaryblog.jp/c29463.html

おそらく本当に1-2家系しかない読み方なのでしょうが、「かづめ」か「かずめ」かは悩みます。
名乗っているひとたちが決めれば良い問題なのですが、こちらとしても判断しておきたいところです。

「葛」は「くず」の他に「かずら」か「かづら」、「かつら」と読みます。
植物の名前で使われるときは「かずら」のようですね。

「葛」ですぐに思いつくものといえば「葛飾(かつしか)」という地名でしょうか?
「葛綿」にも「かつわた」という読みがあるので、「かづら」が正しいかなとも思ったのですが、「葛(かずら)」+「綿(めん)」を縮めた形の読みだと考えると「かずら」が正しいのではないかとも思います。

現代仮名遣いに沿うのならば「づ」や「ぢ」よりも「ず」や「じ」を用いるようにすべきなのかなと思いました。

これまでに調べた「葛」のつく苗字では「かつ」に濁点がついた読みがなかったので、問題にならなかったのです。

悩みました。
おそらく漢字の読みから考えると「かずら」が正しいのでしょうが、実際に「かずら」と名乗っている方は見つからず、「かづら」と名乗っている方だけが見つかりました。
facebook上で「kadura」としている方も「かづら」なのでしょう。

以上から、「かずら」ではなく、「かづら」としておこうと思います。

2015年12月8日火曜日

生本に関して

「生本」はこれまで「いくもと>いきもと」として載せていました。

他に「せいもと」という読みがあるそうです。
しかも徳島県の電話帳で複数件が確認できるそうです。

下記のページで「生本(せいもと)」という方が見つかります。
こちらもやはり徳島県の方でした。
http://www.jaaftokushima.com/2013/gunshi/MAST014.HTM

同じ方が別のページでも「せいもと」となっていたので、これも間違いがないと思います。

facebookでは下記の方が見つかりました。
やはりこちらも徳島県でした。
https://www.facebook.com/juri.seimoto

2015年12月7日月曜日

畝田に関して

「畝田」は「うねだ」と読むことが多いです。
稀少な読みとして「あぜた」というのもあります。

これ以外に「せた」という読みもあるそうです。
http://www.99t.jp/result/pdf/2014_99T_RESULT_AGE_GROUP_M.pdf#search='%25E7%2595%259D%25E7%2594%25B0+%25E3%2582%25BB%25E3%2582%25BF'

他のページでも「せた」となっているので、間違いないでしょう。
http://www.ne.jp/asahi/shake/hand/15aquaekidenlistjunior.pdf

別の方ですが、facebookでも見つけました。
こちらはいかにも本名のようですが、友達欄もなく、怪しいことは怪しいのですが…
https://www.facebook.com/people/Wakana-Seta/100004513037027

「畝」を「せ」と読む苗字は、これまでにも「畝川(せがわ)」や「畝本(せもと)」がありました。
「畝田」で「せた」も不自然ではないと考え、追加します。

2015年12月6日日曜日

上宮に関して

「上宮」は「うえみや」と読むことが多いのですが、他に稀少な読みとして「かみみや」と「かんみや」があります。
これらはいずれも実在を確認できています。

それ以外に「かみや」という読みもあるそうです。
重複している「み」を省略した形にしているわけで、いかにもありそうな読みです。
https://www.isico.or.jp/itcloud/corps/98/index.html


実はこのひと以外に「上宮」で「かみや」と読んでいる方は見つけられなかったのですが、あちこちで「かみや」というふりがながふってあるので、実在は確かなのだと判断しました。
この読みも加えることにします。

2015年12月5日土曜日

越膳と後河内に関して

「越膳」は「えちぜん」という読みで載せていました。
これ以外に「こしぜん」という読みがあるそうです。

http://ci.nii.ac.jp/naid/500000467509

下記の方も「こしぜん」でした。
http://2007.conf.ai-gakkai.or.jp/data/pdf/100258.pdf

これは間違いなさそうですね。
「越膳」に「こしぜん」という読みを加えました。



「後河内」は「うしろごうち」と読むことが多いのですが、稀少な読みとして「うしろかわち」というものもあります。
そのふたつは確ぬ認が取れており、すでに載せていたのですが、それ以外に「ごかうち」という読みもあるそうです。
下記の方がそうなのですが、兵庫県神戸市在住だそうで、神戸市の電話帳でも「後河内」が「ごかうち」と推測できる位置にあるそうです。
https://www.facebook.com/misako.gokauchi

この方の実在は確かそうなのですが、一例だけだと不安です。

下記のふたりはおそらく親族です。
日本人のようですが、おそらく海外在住です。

https://www.facebook.com/toshinaga.gokauchi
https://www.facebook.com/emiko.gokauchi

漢字表記をしていないのですが、「ごかうち」と読みうる他の苗字はないようなので、おそらくこのふたりも漢字ならば「後河内」と読むのでしょう。
少し心配なところもありますが、「後河内」に「ごかうち」という読みも加えることにします。

2015年12月4日金曜日

叶谷に関して

「叶谷」は「苗字の読み方辞典」で「かのうや>かなや ・かなたに・かのうたに(かのや・かのたに)」となっていました。
一見すると簡単そうですが、読み方がたくさんあります。


もっとも多い「かのうや」は簡単に見つかります。
facebookでは「kanouya」と「kanoya」がたくさん見つかります。
googleで検索しても、「かのうや」とひらがなでふりがながなっている方がたくさん見つかります。

「かのや」もしっかりとひらがなで見つかります。
http://www.yokohama-cu.ac.jp/interview2/vol11/
http://www9.nhk.or.jp/nw9/marugoto/2014/11/1112.html

もちろん、「かのうや」と「かのや」は別扱いで良いと思います。

「かなや」も見つかります。
https://www.facebook.com/tomomi.kanaya.1


ここから先が少し問題でした。
「かなたに」は下記の方のように何人かは見つかったのですが、本当に少ないのです。
https://www.facebook.com/ayumi.kanatani.92
http://www.medical-pro.co.jp/job/doctor_jyo_hi/K3970.html

全国で450人ほどの苗字なので、1割強の50人ほどだとしたらあまりウェブでの検索でヒットしなくても仕方がないのですが、「かなや」に比べるとあまりにも少ない印象なのです。

1割未満であるはずの「かのや」と同じくらいな印象です。



最後が、「かのうたに」と「かのたに」です。
「叶」一字で「かのう」と読む苗字もあり、「叶谷」で「かのうたに」という読みはありえますし、縮めて「かのたに」となっていても不思議ではないと思うのです。

facebookではかなり少ないですが、下記の方が「叶谷」で「kanotani」となっていました。
ただ、これでは「かのうたに」か「かのたに」か判断できません。
https://www.facebook.com/masatsugu.kanotani

下記の方はしっかり「かのたに」となっていました。
http://www.dn-hiroshima.jp/www/contents/1443147080906/

「かのうたに」と確認できる方はいませんでした。
いずれにせよ、facebookでも「kanotani」がかなり少なく、「kanoutani」なども見つからなかったということは「かのうたに」と「かのたに」を合わせても1割未満なのだろうという推測ができます。

以上から、「叶谷」の読みをまとめます。
「かのうや>かなや」は問題ないと思います。
いずれも1割以上はありそうですし、「かのうや」が最も多いのも間違いないと思います。

次に多いのは「かのや」と「かなたに」です。
ただ、おそらくいずれも全体の1割未満だと思います。

「かのうたに」は確認できません。
「かのたに」は確認できましたが、少ないです。

「叶谷」は「かのうや>かなや・(かなたに・かのたに・かのや)」としておきます。

2015年12月3日木曜日

楮本と楮原に関して

「楮」はJIS第2水準の漢字です。

「こうぞ」と読み、「クワ科の植物でヒメコウゾとカジノキの雑種である」となっています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%82%BE

ただし、苗字で用いられるときはもっと複雑です。


「楮本」は「苗字の読み方辞典」で「かずもと★>かごもと★・かじもと」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、「かじもと」も難読ですね。
これらの読みは全て実在を確認できました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、埼玉県を中心としたものと徳島県を中心としたものがありました。
「こうぞ」で始まる「こうぞもと」という読みもあるのかなと思ったのですが、それは見つかりませんでした。


では、「楮原」はどうでしょうか?
こちらは「かごはら★>かぞはら(こうぞはら・こずはら)」となっていました。

「こうぞはら」と「こずはら」は実在していそうです。
https://www.facebook.com/satoshi.kouzohara
https://www.facebook.com/mutsuko.kozuhara

ともに偽名っぽさがないので大丈夫だとは思うのですが、それぞれひとりずつしか見つからなかったので、残念ながら見送ります。

「かごはら」と「かぞはら」は見つかりました。
こうなると、「かじはら」もあるのではないかと考えましたのですが、ずばり見つかりました。
https://www.facebook.com/akane.kajihara

「楮原」で「かじはら」は複数の確認がとれたので、採用します。
「かじわら」ではなく、「かじはら」のようです。
これは新規の読みです。

2015年12月2日水曜日

大宅に関して

本日は「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「大宅」は「おおや・(おおたく・おおやけ)」として載せていました。
いずれもちょっと難読ですね。

これ以外に「おおえ」という読みが新たに載っていました。

こちらの方はハンマー投げの選手となっていますが、いくつかのページで同じ読みを確認できるので、間違いがなさそうです。

facebookでも何人か確認できました。

「おおえ」という読みも加えておくことにします。

2015年12月1日火曜日

鹿屋に関して

「鹿屋」は「かのや」と読みます。
半数近くが鹿児島県に限局した苗字です。
鹿児島県には「鹿屋(かのや)」市があるので、地元のひとには当たり前の読みなのでしょうね。

「苗字の読み方辞典」では「かのや(かや)」となっていました。


「鹿屋」で「かのや」と読む苗字の実例を見つけるのは大変でした。
やはり地名と同じ読みというのは探すのが、大変なのですよ。
例えば、下記の方ですね。
https://www.facebook.com/kanoya.yuka

「かや」という読みはありそうなのですが、実在すると納得できるものが見つけられませんでした。


それ以外で、簡単に思いつく「しかや」という読みは見つけられました。
新規の読みです。
https://www.facebook.com/ryoya.shikaya

2015年11月30日月曜日

苅米と刈米に関して

「苅米」と「刈米」はよく似ていますね。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「苅米」が全国で80件、「刈米」が35件でした。
どちらも半数以上が千葉県に集中しています。

漢字がよく似ていて、集中している地域が同じなので、読み方も同じような気がするのですが、違うのです。

「苗字の読み方辞典」では、「苅米」が「かりこめ・かりごめ (かりまい)」で、「刈米」が「かりまい>かりよね・かりごめ」となっていました。

ちなみに千葉県では他に「苅込」や「刈込」という苗字も集中しています。
このふたつの読み方はいずれも「かりこみ」か「かりこめ」でした。


本題に戻りますが、「苅米」で「かりまい」という読みは見つかりませんでした。
「かりこめ」と「かりごめ」はいずれも見つかりましたが、「かりこめ」の方が多いようです。

「苅米」は「かりこめ」としておきます。

「刈米」は不思議ですね。
集中している地域が同じなのに、これだけ読み方がまるで違います。
「刈米」で「かりこめ」と読む方は下記の方しか見つかりませんでした。
(正確には「かりごめ」ですが)
https://www.facebook.com/yasuhiko.karigome

「刈米」で「かりまい」と「かりよね」という読みは見つかりました。

それではと思い、「苅米」に「かりよね」という読みはあるのかと探しましたが、こちらは見つかりませんでした。

2015年11月29日日曜日

角矢と角中に関して

「角矢」は「苗字の読み方辞典」で「かくや>かどや」となっていました。

これらの読みはいずれも実在を確認できました。

「角」という漢字は読み方が多様なので、他に読みがないか確認しなければなりません。

今回、新たに「すみや」という読みを発見しました。
新規の読みです。


「角中」も同様です。
「かくなか>かどなか」となっていましたが、こちらも「すみなか」という読みを発見しました。
こちらも新規の読みです。

2015年11月28日土曜日

加藤岡と嘉陽田に関して

「加藤岡」は「苗字の読み方辞典」で「かとうおか>かとおか」となっていました。

千葉県に5割以上が集中しているのですが、なぜか岡山県にも小さな集積があります。

読み方としては「かとうおか」も「かとおか」も確認できました。

http://misako.org/

http://www.autobacs.com/store/staff/staff.aspx?ps=5&p=2&store=091372


この読みを見ていると、「石郷岡」という苗字を思いだします。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/03/blog-post_8.html

「石郷岡」は「いしごうおか」と読むのですが、稀少な読みとして「いしごおか」もあり、いずれもが確認できるのです。
「いしごおか」は稀少な読みと書きましたが、そもそも「石郷岡」はウェブの「写録宝夢巣」で532件、「加藤岡」は80件とまるで母数が違うのです。
要するに「石郷岡」で「いしごおか」と読む方と「加藤岡」で「かとおか」と読む方のどちらが多いのかと言われると難しい問題だと思うのです。


「石郷岡」に関しては「いしごうおか」と「いしごおか」は発音した印象がほとんど変わらないので、同じものとして扱うことにしました。

「かとうおか」と「かとおか」はいかがでしょうか?

これは悩みますね。

例えば「遊佐」という苗字では「ゆさ」と読むことが多いのですが、稀少な読みとして「ゆうさ」もあるのです。
これは分けています。
理由としては、ひらがなで二文字か三文字かというのは、発音した印象がまるで違うと感じたからです。
「遊」という漢字は「物見遊山(ものみゆさん)」のように、「ゆ」と読むこともありますし、「遊園地(ゆうえんち)」のように「ゆう」と読むこともあるので、どちらも正しいと判断したのです。

ただ、「郷」にせよ、「藤」にせよ、それだけでは「ご」や「と」とは読まないと思うのです。

「加藤岡」で「かとおか」と名乗っている方がいることは事実ですし、「かとうおか」とは五十音順でかなり異なってしまうことも事実なのですが、それを言いだすと、「菅原」を「すがわら」と「すがはら」で分けなくて良いのかとか、「宮地」で「みやじ」と「みやち」もだいぶ五十音順では異なるぞとなってしまうのです。

悩みます。
「石郷岡」に関しては「いしごおか」は稀少な読み(全体の1割以下)ということで分けませんでしたが、「加藤岡」で「かとおか」という読みはある程度の数があるようですし、「かとうおか」と「かとおか」は発音した印象がだいぶ異なるのではないかと思うので、これは分けることにします。


「嘉陽田」も同様です。
「かようだ」と「かよだ」のふたつの読みがあり、いずれも確認できました。

とりあえずひらがなで五文字以下の読みが四文字以下に変わるような読みで、ある程度の数がありそうな場合は分けるという方針にしようと思います。

2015年11月27日金曜日

苅野と刈野に関して

「苅野」は全国で430人ほどの苗字です。
福岡県や大阪府に散在しています。

読み方は「かりの」しかないかと思ったのですが、「苗字の読み方辞典」では「かりの>がりの★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「がりの」とは読めないなと思っていたのですが、探してみるとなかなか実在していると思われるものが見つかりません。
少なくとも全体の1割もいるようには思えないので、「苅野」は「かりの」だけとしておきます。


「苅」と「刈」は異体字の関係にあるので、「刈野」も同時に検討してみました。

こちらはほとんどいないようです。
ウェブの「写録宝夢巣」でも全国で2件(宮崎県のみ)しかないようでした。

ただgoogleで検索してみると、全く見つかりません。
幽霊苗字の可能性もあります。
「刈野」は実在を確認できるまで載せないことにしておきます。

2015年11月26日木曜日

角館と角舘に関して

「館」と「舘」は異体字の関係にあるので、いつもまとめて取り上げています。

「角館」も「角舘」も、「苗字の読み方辞典」では「かくだて>かくのだて」となっていました。
いずれも岩手県に集中している苗字です。

地名としては「角館」で「かくのだて」と読むものが隣の秋田県にあります。

調べてみると、「角館」も「角舘」も「かくだて」という読みは見つかりました。

ただ、「かくのだて」は少ないです。
https://www.facebook.com/nami.kakunodate
https://www.facebook.com/yasunobu.kakunodate

しっかりと調べたつもりですが、「かくのだて」で見つかるのは「角館」だけでした。

とりあえず、「角館」は「かくだて>かくのだて」とし、「角舘」は「かくだて」としておこうと思います。

2015年11月25日水曜日

萱間と萓間に関して

「萱間」と「萓間」はよく似ていますね。

「苗字の読み方辞典」ではどちらも「かやま」という読みになっていました。

「萱」と「萓」に関しては以前も書きました。
非常によく似た漢字ですが、全く別のものです。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/02/blog-post_2.html


「萱間」は群馬県や静岡県、神奈川県など関東地方に散在します。
実在も確認でき、読み方も「かやま」で良いようです。

対して「萓間」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で1件(福島県)の苗字です。

「萓間」をgoogleで検索すると、ファーストネームが「真美」さんという方と「修」さんという方がヒットします。
このふたりが主でした。

いずれの方も、「萓間」を「萱間」に変えた方がはるかにヒットします。

http://researchmap.jp/read0060984/

http://www.fbs-society.org/thinkbass6.html

読み方も「かやま」ですし、おそらく「萱間」が正しいのだと思います。

私としては、「萓間」は幽霊苗字だと考えたいところです。
こちらは削除してしまいます。

2015年11月24日火曜日

上吹越と下吹越に関して

「上吹越」は「苗字の読み方辞典」で「かみひごし★>かみふきごし」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「上吹越」は鹿児島県に多い苗字なのですが、鹿児島県指宿市には「上吹越(かみひごし)」という地名があります。
苗字の集中する地域にある地名なので、おそらくこれが元と考えて良いのでしょう。
名前の由来はともかく、元は「かみひごし」であり、読みにくいため一部が「かみふきごし」に変えたのでしょう。
調べてみましたが、他に「上」を「うえ」や「じょう」などとした読みは見つかりませんでした。


「上吹越」は「かみひごし>かみふきごし」で良いと思います。



指宿市には「上吹越」と同様に「下吹越(しもひごし)」という地名もあります。

ついでだったので、こちらも調べてみました。
こちらは「苗字の読み方辞典」で「しもひごし★」とだけなっていました。

数でいうと、「上吹越」が470人ほどで、「下吹越」が380人ほど。
難読であることは変わらないので、「下吹越」という苗字にも「しもふきごし」の読みがあるのではないかと考えました。

調べてみると、新たに「しもふきごし」と「しもふきごえ」というふたつの読みが見つかりました。
いずれも新規の読みです。

それではと、「上吹越」で「かみふきごえ」もしくは「かみふきこえ」という読みがないかと探しましたが、こちらは見つかりませんでした。
難しいものです。

更に「上吹越(かみふきごし)」はある程度の数がいそうですが、「下吹越(しもふきごし)」はほとんどいなさそうでした。

「下吹越」に関しても「した」で始まる読みでも探しましたが、見つかりませんでした。

2015年11月23日月曜日

上和田に関して

「上和田」は「苗字の読み方辞典」で「かみわだ」となっていました。

半数が鹿児島県に集中している苗字です。
それ以外には群馬県に小さな集中がある程度でした。

今回、新たに「うえわだ」という読みを発見しました。
いかにもありそうな読みです。
「かみわだ」とは全く異なる読みなので、てっきり群馬県が元で、全く由来が異なるのかなと思っていたのですが、そういうわけでもなさそうでした。
鹿児島県でも「うえわだ」という読みはありましたし、群馬県に多い読みというわけでもなさそうでした。
とりあえず、新規の読みです。

2015年11月22日日曜日

大垣内に関して

「○+垣内」という苗字は、この先もどんどん出てくるのですが、最終的にかなり苦労すると思うんですね。
とにかく読み方が多様です。

これまで出てきたのは下記の4つです。

「上垣内」…うえがいと・かみがいと>かみがいち・かみがうち・(うえがきうち・うえごうち・かみがきうち・かみごうち)(計8種類)

「中垣内」…なかがいち・なかがいと・(なかがうち・なかがきうち・なかごうち)(計5種類)

「下垣内」…しもごうち>しもがきうち・しもごうち・(しもがいち・しもがうち)(計5種類)

「西垣内」…にしがいと・にしがきうち>にしがいち・にしがうち・(にしごうち)(計5種類)


大雑把に分けると「がいち」と「がいと」、「がうち」、「ごうち」、「がきうち」になるわけです。
濁点がつかないものも考慮しておかなければいけないので大変です。

この「○+垣内」という苗字を見たら、それだけの読みをチェックしていくわけです。

「苗字の読み方辞典」では「大垣内」は「おおがいと・おおがきうち(おがくち★)」となっていました。

「おおがいと」と「おおがきうち」は見つかりました。

「おがくち」は新しいですね。
下記の方が見つかりました。
http://fightsspiral.wiki.fc2.com/wiki/%25E5%25A4%25A7%25E5%259E%25A3%25E5%2586%2585%20%25E6%25AF%2585

他の方でも同じ読みが見つかったので、「おがくち」は実在する読みと考えます。

「おおがいち」もありそうなんですが、下記の方しか見つかりませんでした。
本名のようですが、ひとりだけでは納得できません。
https://www.facebook.com/kinya.ogaichi

「おおがうち」と「おおごうち」は見つかりませんでした。
念のため、「だい」で始まる読みも探しましたが、こちらも見つかりませんでした。

以上から、「大垣内」は「おおがいと・おおがきうち・(おがくち)」としておきます。
「おおがいち」は保留します。

2015年11月21日土曜日

亀屋に関して

「亀屋」はありそうな苗字なのですが、探すとなかなか見つかりませんでした。

「亀谷」がひっかかってしまうんですね。

後は「亀屋万年堂」とか。

なんとか見つけたいなと思っていて、ようやく見つけたのが下記の方。
https://www.facebook.com/teruo.kameya

友達欄に同じ「亀屋」姓の方もいたので、これで安心です。

2015年11月20日金曜日

大後に関して

「大後」は「苗字の読み方辞典」で「おおご>だいご(おおせど★)」となっていました。

「おおご」と「だいご」は見つかりました。

しかし、「おおせど」は信じられませんでした。
どうしてそのような読みになるのかが分かりません。

「大後戸」で「おおせど」という、これも相当に難しい読みの苗字があり、これが途切れているだけではないかと考えました。

それでも探してみると、実在が確かそうな方が見つかります。

https://www.facebook.com/yukiko.ohsedo

https://www.facebook.com/etsuko.ohsedo

http://petit.lib.yamaguchi-u.ac.jp/G0000006y2j2/metadata/D570024000001

「大後」は千葉県に多い苗字ですが、「大後戸」は広島県に多い苗字なのです。
そして、「大後」で「おおせど」と読む方は広島県の方にいそうです。


もしくは「大後」という千葉県出身者が、広島県の方で暮らすようになり、読み方を「おおせど」に変えたというのは考えにくいです。
読みかえは通常、読みやすくするためだからだと思うからです。

おそらく広島県の方で「大後戸(おおせど)」という難読苗字の方がいて、どこかで「大後」だけで「おおせど」と変わったのではないでしょうか?




2015年11月19日木曜日

大栄に関して

「大栄」は「苗字の読み方辞典」で「おおえ(おおさかえ)」となっていました。
いずれの読み方も確認できたので、問題ないと思います。

「おおえい」という読みはありそうですが、見つかりませんでした。


これら以外に「だいえい」という読みがありそうでした。
https://www.facebook.com/miyuki.daiei
https://www.facebook.com/tatsuya.daiei

見つけたのは、このふたりだけでしたが、いずれも本名のようです。
ともに埼玉県出身というのも実在していそうに思えるところです。

アダ名ではないと考え、「だいえい」も加えておきます。

2015年11月18日水曜日

雄谷に関して

「雄谷」は「苗字の読み方辞典」で「おおや★>おたに・おや・おうや」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

これもまた悩ましいです。

「おたに」は問題ないのです。
簡単に見つかります。

「おや」はありそうですが、なんとも言えません。
http://www.hamanasu.or.jp/teshio/18/ryuikiken/03.html


問題は、「おおや」と「おうや」はどちらが正しいのかです。

「雄」には「お」という読み方がありますが、「おお」も「おう」もそういう読み方はなさそうです。

「雄谷」という苗字は石川県に集中しているのですが、そこには「雄谷」家というものがあります。
ここから広がっていったのだとは思いますが、この読み方がまちまちなのです。
下記のように「おうや」も「おおや」もありえるのです。

http://blogs.yahoo.co.jp/rchpp904/33355086.html

http://opendata-japan.com/fp-m1097-3375-67/

悩みますね。
「おおや」の方が多そうな印象です。
http://www.jpf.go.jp/j/urawa/about/lec_profile/oya.html

「雄」で始まる苗字はまだひとつも載せていなかったので、他との比較もできませんでした。

悩みましたが、「おおや>おたに」としておきます。

「おや」に関しては保留です。
ある程度の数があるのならば、「おおや」とは別扱いにしようと思っています。

2015年11月17日火曜日

忍に関して

本日は「忍」という一字姓に関してです。

「おし」と「しのぶ」というふたつの読み方があります。

「おし」は見つかったのですが、「しのぶ」という読みがなかなか見つかりませんでした。
ファーストネームとしてもありえるものなので、なかなか見つけられなかったのです。

なんとか見つけたのが、下記の方。
https://www.facebook.com/yukihiroshinobu

他にも何人か、芋づる式に発見できました。

2015年11月16日月曜日

大安に関して

「大安」は知らないと、「たいあん」と読んでしまいそうですね。

ただ、苗字としては「たいあん」という読みはなさそうです。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で84件。そのうちの25件が長崎県で、それが最多でした。

「苗字の読み方辞典」によると、全国で460人ほどの苗字で、「おおやす>だいあん(長崎)」となっていました。

最も集中している長崎県では「だいあん」ですが、それ以外の場所では「おおやす」ということなのでしょう。
長崎県の次に多いのが兵庫県なので、そこから「おおやす」という読みが出てきているのかもしれません。

それ以外に「だいやす」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004383549555

何人かいたので、大丈夫かなと思い、追加しました。
新規の読みです。

2015年11月15日日曜日

生頼に関して

「生頼」は「苗字の読み方辞典」で「おおらい★・おうらい(おらい)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「おらい」は見つかりませんでした。
この読みの実在に関しては保留します。

まずは「おおらい」か「おうらい」か、どちらが良いのかです。
発音した印象でいうと、どちらも一緒と考えるべきです。

「生」という漢字には「おお」という読みも「おう」という読みもなさそうです。
ただ、「誕生(たんじょう」とか「養生(ようじょう)」という読みはあるので、それに倣えば「おう」の方が良い気がします。

「おお」という読みを持つ漢字としては「大」や「多」、「仰」などがあるでしょう。
ここに「生」も加えて良いのか、というと疑問です。

ただ、以前に「生越」という苗字を扱ったとき、ここで「おおせ」という読みを発見しています。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/07/blog-post_20.html


何人も見つかっているのですが、「生越」はほとんどが「oose」という綴りになっていました。
「ouse」ではないのです。
「越」には「おせ」という読みはないので、「生」で「おお」と読んでいると判断するしかありません。


元に戻りますが、「生頼」に関しては「oorai」も「orai」も「ohrai」も「ourai」も全てありました。
要するにどちらが正しいということもないのでしょう。

悩みました。
数でいうと、やや「おうらい」の方が多い印象です。
「生頼」は「おうらい」としておこうと思います。

2015年11月14日土曜日

藤生に関して(訂正)

本日も「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。
「藤生」を扱うのは、これで3度目です。

いわゆる「○+生」の苗字です。
下記で最初に扱いました。
このときは「ふじう>ふじお・(ふじせ)」としました。
「○+生」の苗字は「柳生(やぎゅう)」や「桐生(きりゅう)」のように、語尾が「yu」と変化することが多いのですが、「藤生」は「ふじゅう」よりも「ふじう」の方が多いのです。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/02/blog-post_4.html

更に、「ふにゅう」という読みが見つかったと書きました。
下記を参照してください。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/01/blog-post_26.html

「藤生」で「ふにゅう」と読むのは難しいなと思います。
実は「ふにゅう」という読みは、この方しか見つかっていないので、まだ表には載せていませんでした。

それ以外に「ふじおい」という読みがあるそうです。
こちらの方がまだ不思議ではないと思います。
https://www.facebook.com/hidenori.fujioi

こちらは複数で確認できるので、間違いないでしょう。

「ふにゅう」は保留し、「藤生」は「ふじう>ふじお・(ふじおい・ふじせ)」としておこうと思います。

2015年11月13日金曜日

案浦と岩間に関して

本日は「苗字の読み方辞典」の更新情報からです。

「案浦」は「あんのうら」という読みで載せていました。

これ以外に「やすうら」という読みがあるそうです。
これは不思議ですね。
「安」ならば分かりますが、「案」には「やす」という読みはなさそうです。

しかし探すと何人か見つかりました。
https://www.facebook.com/kensuke.yasuura
https://www.facebook.com/minami.yasuura



「岩間」は「いわま」としか読めそうもありません。
全国に27,000人ほどもいる、どちらかというとポピュラーな苗字です。

こちらも「がんま」という読みがあるそうです。
https://www.facebook.com/norichika.ganma
https://www.facebook.com/daiki.ganma

いずれも複数の方で確認できるので、問題はないかなと思い、加えておきました。

2015年11月12日木曜日

和出に関して

「和出」は「わで」という読みで載せていました。

これ以外に「わいで」という読みを教えていただきました。
いかにもありそうな読みです。

http://realworld.co.jp/corporate/
http://www.shc.co.jp/book/detail/000146.html


おそらく本名だと思いますが、念の為にもうひとりくらい探したいところです。

下記の方は、上の方とかなり名前が似ているので親族なのかもしれません。
http://voyagegroup.com/news/press/2014/534/

こちらも「わいで」となっていました。
http://jin-g.com/partner/release.php

間違いないと考え、この読みも加えました。

2015年11月11日水曜日

本蔵と本明に関して

本日も「苗字の読み方辞典」の方から教えていただいた稀少な読みです。

「本蔵」は「もとくら>ほんくら」で載せていました。
これは以前の「苗字の百貨店」のデータで、現在は「もとくら>ほんぞう・(ほんくら)」となっています。
「ほんぞう」という読みも確かに確認できました。

facebookで何人か見つかりました。
https://www.facebook.com/wataru.honzou
https://www.facebook.com/shiomi.honzou.5



「本明」は「ほんみょう>もとあき」として載せていました。
こちらも「ほんめい」という読みがあるそうです。
https://www.facebook.com/hanae.hommei


これらの読みも新たに加えておきます。

2015年11月10日火曜日

間地と安波に関して

稀少な読みとして「苗字の読み方辞典」に載っていたものの、自分では発見できなかったものをいくつか教えていただきました。

「間地」は「まじ」という読みで載せていました。
これ以外に「あいち」という読みがあるということでしたが、自分では見つけられませんでした。

下記に「間地(あいち)」さんという税理士の方がいました。
http://www.mapfan.com/spotdetail.cgi?SPOTCODEINT=S3H5Q,J,X6BR5

「あいち」と名乗っているのは、この方しか見つかりませんでしたが、他のところでも「あいち」になっているので大丈夫かなと思います。
http://search.tkcnf.or.jp/tkc_member/memberSearch.do?a=21000



「安波」は「やすなみ」で載せていました。
こちらは「あば」という読みがあるそうです。

実はこの読みは以前にも探していて、下記の方を見つけていました。
https://www.facebook.com/shingo.aba

ただ、ここでヒットする方をフルネームで検索すると、下記のページが見つかるのです。
http://www-ise3.ist.osaka-u.ac.jp/?%C2%B4%B6%C8%B8%A6%B5%E6%A5%C6%A1%BC%A5%DE%A1%BF%BF%CA%B3%D8%A1%A6%BD%A2%BF%A6%C0%E8


上記のページでは2箇所で「柳生」→「安波」→「山崎」、「柳生」→「安波」→「山地」となっていました。
他の部分と併せてみても、これは五十音順に並んでいるとしか思えません。
それなので、これは「やすなみ」と読むのだろうと判断しました。
すなわち「あば」はアダ名だろうと考えたのです。

しかし、今回は栃木県塩谷郡高根沢町に5件あるという情報を頂き、新たに探してみました。
思えば、上のfacebookの方も栃木県塩谷郡出身となっています。

見つけたのが、下記の方。
http://beauty.hotpepper.jp/slnH000155493/stylist/T000281349/

これは確かそうです。
「安波(あば)」は実在する読みと判断して、新たに加えました。

2015年11月9日月曜日

円と圓に関して

本日は「円」と「圓」という一字姓に関してです。

「圓」は「円」の旧字体なので、ぱっと見はまるで異なりますが併記としています。

実際、漢字一文字の「円」と「圓」はどちらも鹿児島県の奄美大島に多く見られる苗字であり、同一のものと考えてもおかしくないと思います。

「苗字の読み方辞典」で見ると、「円」は280人ほどで読み方は「えん>つぶら・まどか」、「圓」は150人ほどで「えん>まどか(まとめ★)」となっていました。

ちょっと考えてもらうと分かるのですが、「円」や「圓」を「えん」と読む苗字をウェブで探すのは非常に大変です。
一般的な漢字と読みなので、余分なものがひっかかってきてしまい、苗字の発見にたどりつかないのです。

「円」を「まどか」と読むのは見つかりやすいかと思いましたが、こちらも大変でした。
ファーストネームが「円(まどか)」というひとが多いのです。


簡単に見つけられたのは、稀少な読みではあるけれど、珍しい読みである「つぶら」と「まとめ」です。
https://www.facebook.com/takuto.tsubura
https://www.facebook.com/kazunosuke.matome

このふたつに関しては問題ないと思います。

「えん」と「まどか」に関しては、「苗字の読み方辞典」の方に相談してみました。
奄美大島を中心に「えん」が31件、「つぶら」が3件、「まどか」が6件、「まとめ」が1件。
その他に「まどか」とも「まとめ」とも判断がつかないものが2件でした。

これまでにも何件かありましたが、とにかく奄美大島というのは一字姓が多いです。
そして「円」も「圓」も奄美大島では「えん」と読むようです。

それ以外の読み方は全国に散見されます。

なんとかウェブ上で見つけられないかと努力しました。
「奄美」をキーワードに「円」と「圓」を「えん」と読む苗字は何件か見つけられました。
https://www.facebook.com/yuta.en1
https://www.facebook.com/takuya.en

「円」や「圓」を「まどか」と読むものは下記の方しか見つけられませんでした。
https://www.facebook.com/asami.madoka

4種類の読みは全て実在を確認できたと判断します。
メインは「えん」だと思い、それらに比べると後の読みは同程度なのかなと考えます。
「円(圓)」は「えん・(つぶら・まどか・まとめ)」としておこうと思います。

2015年11月8日日曜日

小端に関して

「小端」は「苗字の読み方辞典」で「おばた・こばた」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、北海道と三重県に集中しています。

もちろん、「おばた」と「こばた」という読みはあるのですが、他にないか探してみました。

「小」が苗字の一文字目にきたときは「お」か「こ」と読むことがほとんどだと思います。

「端」は「はた」もしくは「ばた」という読み方以外に「はし」と「はな」と読むことがあります。
それぞれを濁点の有無まで考慮すると2×6=12通りの読み方が考えられます。

それを全て確かめていったところ、「こばし」と「こはな」という読みを発見しました。
いずれも新規の読みです。

2015年11月7日土曜日

小賀野に関して

「小賀野」は「苗字の読み方辞典」で、「おがの」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では埼玉県本庄市と徳島県阿波市に集中が見られます。
全く離れた場所なのでもともとの由来が別なのではないでしょうか?

「小」で始まる苗字をみたときは「お」と「こ」の両方を確認する必要があります。
調べてみたところ、「小賀野」で「こがの」という読みを見つけました。
新規の読みです。

やはり数としては「おがの」よりかなり少なそうで、特に埼玉県や徳島県に集中しているということもなさそうでした。

2015年11月6日金曜日

王丸に関して

「王丸」は「苗字の読み方辞典」で「おおまる>おうまる」となっていました。

「おおまる」も「おうまる」も発音した印象でいえば、同じものと考えて良いでしょう。
問題はどちらを採用するかです。

google検索で、「王丸」&「facebook」&「oomaru」としてヒットしたのは下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/takako.oomaru

同様に「omaru」となっていた方が3名。
「ohmaru」が5名で、「oumaru」が6名でした。

これらのローマ字表記からは「おおまる」よりも「おうまる」の方が多い印象です。
電話帳の並び順では異なっていたのでしょうか?

ただ、漢字自体の読みを考えると、やはり「おうまる」が自然ではないかと考えるのです。
ここは「おうまる」を採用しておこうと思います。

2015年11月5日木曜日

大船と大舩に関して

「大船」は「苗字の読み方辞典」で「おおふね>おおふな」となっていました。
北海道と青森県に集中している苗字です。

「舩」は「船」の異体字なので、「大舩」も同じものとして扱っていますが、こちらは数がずっと少なく「おおふね」と読むようです。

facebookで調べると、「おおふね」という読みは見つかりますが、「おおふな」はなかなか見つかりません。

探そうとすると、神奈川県の地名である「大船(おおふな)」がヒットしてしまうのです。

下記のように、いないわけではないと思うのですが…
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006223446936

とりあえず、はっきりとしないので、「大船(大舩)」は「おおふね」のみとしておきます。

2015年11月4日水曜日

宇宿に関して

「宇宿」は「苗字の読み方辞典」で「うすき★>うすく★・うしゅく」となっていました。
けっこう難読ですね。

鹿児島県に「宇宿(うすき)」という地名があるので、そこが元なのでしょう。
下記に由来のようなものがあります。
http://www.usuki.or.jp/history.htm

実際に調べてみると、「うすき」も「うすく」も「うしゅく」も見つかります。

これは悩ましいですね。
ただ、発音してみると、「うすく」も「うしゅく」もほとんど同じではないかと思うので、ここは「宇宿」の読みとして「うすき・うすく」としておこうと思います。

2015年11月3日火曜日

生長に関して

「生長」は「苗字の読み方辞典」で「いくなが>おいさき★(いきなが)」となっていました。

ちなみに、以前の「苗字の百貨店」では「いきなが・いくなが>おいさき」となっていました。

全国で450人ほどの苗字なので、それぞれの読みは更に少ないとは思います。

ただ、facebookで調べていった結果でいうと、「いきなが」がやはり多そうで、「いくなが」もほとんど同じくらいありそうでした。

「おいさき」はそのふたつに比べると明らかに少なさそうでした。

それとは別に「いけなが」という読みも見つけました。
新規の読みです。
https://www.facebook.com/yasuhiro.ikenaga.9

「いけなが」という読みもそれほど数がなさそうでしたが、それと同じくらい「おいさき」も少なさそうなのです。

以上から、私としては「生長」は「いきなが・いくなが・(いけなが・おいさき)」としておこうと思います。

電話帳にあたったわけではないので、勝手な解釈ですが…

2015年11月2日月曜日

五十島と五十嶋に関して

「五十島」は「苗字の読み方辞典」で「いがしま・いそしま>いそじま(いかじま)」となっていました。
全国で450人ほどで、福島県に最も多く、次いで富山県、新潟県に多い苗字です。

対して、「五十嶋」は全国で90人ほどと少なく、読みは「いがしま・.いかしま>いそじま・いそしま」となっていました。
こちらの方は富山県が多く、次に新潟県です。

「五十」で始まる苗字はかなり多いのですが、最も有名なのは「五十嵐(いがらし)」でしょう。
次いで多いのが「五十川」や「五十畑」です。

しかし、「五十」を「いが」と読むのは「五十嵐」くらいで、最も多い読みは「いそ」、次が「いか」でした。
(唯一、「五十子」で「いがっこ」と読むことがあるくらいでした)


まず、「五十島」から検討していきます。
結論としては、「いが」で始まるものと「いそ」で始まるものは半々くらいでした。

濁点の有無を気にしなければ、「五十島」は「いがしま・いそしま」で良いと思います。
(「いそしま」と「いそじま」のどちらが多いのかは判断できませんでした)


次に「五十嶋」です。

私しては、「島」と「嶋」のように異体字の部分だけが異なる苗字というのは、できるだけ読みを統一させたいという思いがあったのです。
それなので、「五十嶋」は単純に「いがしま>いそしま」で良いのではないかと考えました。

しかし、実際に探してみると、「いそしま」と「いそじま」は見つかるのですが、「いがしま」は見つかりません。
「五十嶋」の読みとしては「いかしま」ばかりなのです。
かといって「五十島」で「いかしま」はほとんど見つかりません。

ここは悔しいのですが、「五十嶋」の読みは「いかしま>いそしま」としておきます。

「いそしま」と「いそじま」に関しては、「五十島」で「いそしま」としたので、「五十嶋」もそちらを採用します。

この不思議な違いはどこから来ているのか気になりますね。
おそらく、「五十嶋」で「いかしま」と読むのは富山県が元で、「五十島」は福島県が元なのかなと思いますが。

2015年11月1日日曜日

馬部に関して

「馬部」は「苗字の読み方辞典」で「うまべ・ばべ(兵庫)(まべ)」となっていました。

このうち、「うまべ」と「ばべ」は実在を確認できました。
「ばべ」は淡路島(兵庫県南あわじ市)に多く、「うまべ」は東京都調布市に多いようです。

「まべ」という読み方だけがなかなか見つからず、探すのに苦労しました。

検索すると「馬部雄進(まべ・ゆうしん)」という方が見つかりますが、本名かどうか自信がありません。

ようやく見つけたのが下記のページ。
http://k-cr.jp/mf/pdf/0525.pdf


まあ、大丈夫かなと思い、「まべ」も加えることにします。

2015年10月31日土曜日

上新に関して

「上新」は「苗字の読み方辞典」で「うえしん>かみしん」となっていました。

いずれの読みも実在を確認できました。

「上」という漢字はかなり読み方が多様なので、「うわ」や「あげ」など、いくつも確認しておかねばなりません。
忘れてはならないのが、「じょう」という読みです。

調べてみたところ、「じょうしん」という読みを発見しました。
これも新規の読みです。

2015年10月30日金曜日

内平に関して

本日は「内平」に関してです。

先日の「畠」や「畑」の入った苗字では「はた」と「はたけ」、「ばた」と「ばたけ」の4通りの読みを確認しておくという原則に続くのですが、「平」では「ひら」と「たいら」のふたつを確認しておく必要があります。

「内平」は「苗字の読み方辞典」では「うちひら」という読みだけが載っていました。

当然、「うちだいら」という読みを探します。
(濁点のつかない「うちたいら」はありませんでした)

下記の方が見つかりました。
http://omhand.blog88.fc2.com/blog-entry-152.html

この方しか見つかりませんでしたが、本名と考えて良さそうです。
新規の読みとして、追加しました。

2015年10月29日木曜日

内畠に関して

「内畠」は「苗字の読み方辞典」で「うちはた」となっていました。

苗字で「畠」や「畑」をみたときは、必ず「はた」と「はたけ」の両方を調べておく必要があります。
濁点をつけた「ばた」や「ばたけ」でも調べておくので、4通りですね。

今回も、「内畠」で「うちばたけ」という読みを見つけました。
新規の読みです。

2015年10月28日水曜日

居森に関して

「居森」は「苗字の読み方辞典」で「いもり」となっていました。

他に読み方は思いつかなかったので、そのままにしていたのですが、たまたま「すえもり」という読みを発見してしまいました。

https://www.facebook.com/tatsuya.suemori

https://www.facebook.com/seiji.suemori

「居」が一文字目で、かつ「すえ」と読む苗字としては「居石(すえいし)」がありますが、他には今のところ見当たりません。
ちょっと珍しい読みですが、他にもないか探してみないといけません。

とりあえず新規の読みです。


2015年10月27日火曜日

伊地知と伊知地と伊地智に関して

「伊地知」と「伊知地」はよく似ていますね。

数でいうと、「伊地知」が5,700人ほど。
「伊知地」が620人ほど。

「伊地知」は鹿児島県に多く、「伊知地」は宮崎県に多い苗字です。


「苗字の読み方辞典」を見ると、「伊地知」は「いじち・いぢち」で、「伊知地」が「いじち>いちじ・いちぢ・いぢち」となっていました。

多い方の「伊地知」は「いじち」と読むということで統一して良いでしょう。

問題は「伊知地」です。
普通に考えると「知」という漢字に濁点がつくというのは考えにくく、「いちじ」の方が自然な気がしたのです。
しかし、調べてみるとやはり「伊知地」も「いじち」がかなり多いようです。
なんで、こんな不自然な読みなんだろうと思っていましたが、もともとが「伊地知」から派生した苗字だとしたら、読み方は同じで漢字の並べ方だけを変えたのではないかと考えました。

それでは「伊地智」はどうでしょうか?
こちらはすなおに「いじち」で良さそうです。
ただし、「伊地智」は兵庫県に多い苗字なので、全く別の由来のようです。



2015年10月26日月曜日

飯牟礼に関して

本日は「飯牟礼」に関してです。

これまでにも「牟礼」という苗字の他、「小牟礼」、「高牟礼」、「花牟礼」をすでに載せてあります。

「牟礼」という苗字は「むれ」と「むれい」のふたつの読み方がありますが、「○+牟礼」という三文字姓になった場合は「むれ」としか読まないようです。
それが分かれば、読み方は簡単です。
「「小牟礼」は「こむれ」、「高牟礼」は「たかむれ」、「花牟礼」は「はなむれ」です。
いずれも鹿児島県など、九州南部に多い苗字です。

それでは「飯牟礼」はどう読むのでしょうか?
もちろんこれも鹿児島県に多い苗字です。

普通に読めば「いいむれ」ですね。
それが正解です。
ただ、「苗字の読み方辞典」では「いむれ」という読みも載っていました。

「いいむれ」の実在は確認できるのですが、「いむれ」という読みがあるかどうかの確認は難しいです。

例えば「いいじま」という苗字をローマ字で書こうとすると、「iijima」とするのが普通かなと思いますが、facebookで探すと「飯島」と書いて「ijima」と名乗っているひとが簡単に見つかります。
「飯島」で「いじま」と読む新規の読みだ!と喜んでみるのですが、実は「いいじま」さんでした。
要するに「いい」という読みであっても「i」一文字で済ませている方が結構いるのです。

それなので、「飯」の読み方に関してはローマ字だけでは納得せず、必ず日本語のふりがなを確認しています。
これまでは「飯泉(いいずみ>いいいずみ)」と「飯伏(いぶし>いいぶし)」だけが「飯」を「い」一文字で読む苗字として載せています。

「飯牟礼」はどうかと調べたところ、「いむれ」という読み方をしている方も確認できました。

http://sanctuary-redeagle.jp/2008/09/28/post-7.html

https://twitter.com/tyousui/status/17229272212

「飯」を「いい」とも「い」とも読む3つ目の苗字として載せておこうと思います。

2015年10月25日日曜日

東瀬に関して

「東瀬」は「あずせ」か「とうせ」と読むことが多く、次に「ひがせ」という読みが続きます。
いずれの読みも実在を確認できており、既に表に載せています。

「苗字の読み方辞典」の更新情報に「ひがしせ」という読みが出ていました。
いかにもありそうな読みですが、なぜこれが見つからなかったのが疑問なくらいです。

https://www.facebook.com/tomoki.higashise

http://www.hotelmonterey.co.jp/kyoto/blog/archive/201105/

いくつか「ひがしせ」という読みは見つかります。
誤記などではなさそうなので、この読みも加えることにします。

2015年10月24日土曜日

油木に関して

「油木」は「苗字の読み方辞典」で「あぶらき・ゆうき>あぶらぎ」となっていました。

いずれの読みも実在を確認できましたが、「油」だけであれば「ゆう」ではなく、「ゆ」ではないか?と疑問が残りました。

実際にfacebookで見ても「yuki」ばかりで「yuuki」という方が見つかりませんでした。

まあ、「ゆうき」という読みであっても「yuki」と書く場合が多いと思いますので、それでは判断ができないと思います。

いくつか、ひらがなで「ゆうき」と名乗っている方がいました。

http://www.wakaba-lo.jp/bengoshi.html

http://www.japdt.com/canference/2012/index.html

「油木」で「ゆき」もしくは「ゆぎ」と名乗っている方がいるかどうかは分かりませんが、「ゆうき」が実在している読みであることは確かなので、こちらだけを採用することにします。

2015年10月23日金曜日

吾田に関して

「吾田」は「苗字の読み方辞典」で「あずた(ごた・あづた)」となっていました。

以前の「苗字の百貨店」では「あずた(あつた・ごた)」となっていました。

「吾」を用いた苗字で有名なものとしては「吾妻(あづま)」や「吾郷(あごう)」があるでしょうか。

「吾輩は猫である」という作品もありますし、「吾」が「我」と同じ意味を持つ漢字であることは確かです。

それなので、「吾」で「わが」とか「あが」という読みがあることも問題ありません。

「我妻」にも「吾妻」のどちらにも「あづま」、「あがつま」、「わがつま」という読みがあるのは同じです。

そこまでは分かったのですが、「吾田」の読みがどこから来ているのかは難しいです。
facebookで見ると「azuta」となっている方ばかりなので、「あつた」ではなく、「あずた」か「あづた」であろうとは思うのですが、どちらが正しいのかまで分かりませんでした。

とりあえず一般的な「あずた」を採用しておこうと思います。


「ごた」という読みは見つかりませんでした。
代わりに「ごだ」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/tomohito.goda.1

しかし、しっかりと「ごだ」とふりがなをつけているのがこの方だけのようでした。
ひとりだけだと実在するかどうか自信が持てないので、この読みは見送ります。

「吾田」は「あずた」という読みだけにしておきます。


2015年10月22日木曜日

阿佐見と阿左見に関して

「阿佐見」と「阿左見」はともに「苗字の読み方辞典」では「あさみ・あざみ」となっていました。

既に表に載せたものですが、「阿佐美」と「阿左美」も「あさみ・あざみ」となっていました。

なんとなく濁点のつく「あさみ」の方が多いのだろうと思っていたのですが、調べてみるとそんなことはなさそうでした。
いずれも「あざみ」の方が多そうなのです。
ただ、「あさみ」としてしまうと、ファーストネームがひっかかりやすくなるので、そのせいもあるかもしれません。

私は濁点の有無だけの問題であれば、どちらかに統一したいと思っています。
どちらが正しいのかを判断しておきたいと思いました。

ヒントとしては、やはりこれらの苗字の発祥地をつきとめることだと考えました。


「阿佐見」と「阿左見」、それに「阿佐美」と「阿左美」は全て群馬県に集中していることが分かりました。
また群馬県には「阿左美(あざみ)」という地名があることも分かりました。

更に発見したこととして、群馬県には「莇(あざみ)」という一字姓が多いことも分かりました。
「薊」という漢字はJIS第2水準ですし、かなり難読ですね。

おそらく「薊」を元として苗字を名乗ることになったとき、難読であるがゆえに別の漢字を当てていったのでしょう。
それなので、「阿佐見」と「阿左見」、「阿佐美」と「阿左美」は全て元をたどれば「あざみ」が正しい読みだと考えるのが自然なのではないでしょうか?

まあ、ここに書いたのは全て私の推測に過ぎません。
また、元の読みがどうであろうが、現在のもっとも多い読みを載せておきたいということにも変わりはありません。

ただ、探してみた感触としても「阿佐見」と「阿左見」は「あざみ」という読みの方が多かったのです。
それなので、このふたつに関しては読みを「あざみ」としておきます。

「阿佐美」と「阿左美」に関しては既に「あさみ」として載せていましたが、こちらも調べなおし「あざみ」という読みに変えました。

2015年10月21日水曜日

由里に関して

「由里」は「ゆり」と読みます。
ファーストネームのようですね。

こういうものは探すのが大変です。

まあ、数はあるので、丁寧に探していけば見つかります。

https://www.facebook.com/ayumi.yuri.50


https://www.facebook.com/LeafHausLove/photos/a.387918214652403.1073741835.368138233297068/387932497984308/

2015年10月20日火曜日

山永に関して

「山永」は「やまなが」と読みます。
「苗字の読み方辞典」では「やまなが(さんなが)」となっていました。

「やまなが」は実在を確認できるのですが、「さんなが」はなかなか見つかりません。

下記の方が「山永」で「さんなが」となっていました。
http://music.geocities.jp/ailbesun/s_profile.htm

本名のようにも思いますが、唯一発見したのが、こういう半芸能人ぽい方のときは注意が必要です。
やはり、これだけでは実在する読みだとまでは思いがたいです。
「さんなが」は見送ろうと思います。

2015年10月19日月曜日

小計

500人以上いる苗字の整理が終わりました。

ここまでの合計は19,777種類になりました。



600人以上いる苗字の整理が終えた辞典で17,798種類だったので、それから2,000種類ほど増えました。
この期間が約100日ほどでした。

ほぼ2万種類になります!


しかし、ここまで載せてきたものだけでは、まだ全体の2割程度にしかならないという事実に驚きます。



この後は400人以上500人未満の苗字を整理していこうと思います。

2015年10月18日日曜日

薮上と藪上と籔上に関して

「薮」と「藪」と「籔」は全て異体字の関係にあります。
そのため、「藪上」と「籔上」は「薮上」に併記してあります。

いずれも実在する苗字ですが、やはり「薮上」が圧倒的に多いです。

読み方は「やぶかみ」でした。
濁点をつけた「やぶがみ」という読みも載っていましたが、こちらとしては同じものと考えています。


簡単に思いつく「やぶうえ」という読みはないのかな?と探したところ、下記の方を発見しました。
https://www.facebook.com/misaki.yabuue


ひとりだけでは不安でしたが、下記の方もヒットしました。
https://www.kyotoben.or.jp/search/kobetu.cfm?kaiinid=944

まあ、大丈夫かなと思います。
新規の読みと考えます。

2015年10月17日土曜日

山来に関して

「山来」は茨城県に最も多く、次が千葉県。
後は関東地方に少しずつ散らばっています。

読み方としては最多の茨城県では「やまく」のようです。
それ以外に「やまき」という読みもあります。
いずれの読みも実在を確認できました。

それ以外の稀少な読みとして「やまらい」というものがありました。
http://www.osakac.ac.jp/labs/ihara/seito.htm

これもわざわざふりがなが書いてあるので、間違いないと思います。

2015年10月16日金曜日

向吉に関して

「向吉」は「苗字の読み方辞典」で「むこよし>さきよし・むこうよし」となっていました。
いずれも実在を確認できましたが、問題は「むこよし」と「むこうよし」です。

facebookで「mukouyoshi」となっているものがあり、「むこうよし」は大丈夫だと思います。

「向」を「むこ」と読む苗字も多いので、心配はあまりしていないのですが、念のためにしっかりと調べておきました。

いくつかありましたが、下記の医院が院長の名前からとってあるようで、間違いないかなと思いました。
https://ishalog.mynewsjapan.com/doctor/79335

2015年10月15日木曜日

三登に関して

「三登」は「苗字の読み方辞典」で「みと(さんとう・さんと)」となっていました。

「みと」という読みは簡単に見つかります。
ちょっと探しただけでも下記の方とか。
http://keirin-station.com/keirindb/player/detail/014844/

「登」は「登場(とうじょう)」とか「登壇(とうだん)」とかで使いますね。
他は「登山(とざん)」とか。

「とう」と読むことが多いですが、「と」という読み方も普通にあります。

「三登」に関しては「みとう」ではなく、「みと」で良さそうです。


しかし、「さんとう」と「さんと」は悩ましいです。
これまでの例に習い、苗字の最後を伸ばすか伸ばさないかだけの違いの場合、いちいち分けていないのです。
要するに「さんとう」と「さんと」があっても同じ読みだと考えているということです。

問題はどちらを取るかです。
どちらも数が少なく、どちらも実在していそうなのです。

例えば下記の方々です。
https://www.facebook.com/ran.santou
https://www.facebook.com/yuka.santo

「三登」という苗字ですが、ローマ字では「santou」と「santo」で異なっています。
実はこのふたりの方は友人欄でつながっているので、おそらく親族なのだと思います。

それなので、元の読みは一緒なのでしょう。
片方が「さんとう」なので、もう片方も「santo」と書いて「さんとう」なのでしょう。

悩みますね。
考えましたが、「さんとう」という読みは確かにあるので、「三登」は「みと・(さんとう)」としておきます。

2015年10月14日水曜日

美里に関して

本日は「美里」という苗字に関してです。
おわかりでしょうが、「美里」という単語で検索してもファーストネームばかりがひっかかってしまいます。
電話帳であたれば簡単なのですが、該当地域のものがないとどうにもなりません。

ただ、同じような経験を何度もしているので慣れてきました。

まずはウェブの「写録宝夢巣」で調べてみました。
すると、「美里」は沖縄県に7割が集中していることがわかりました。

facebookで「美里」、「okinawa」、「misato」のように単語を入れて探してみました。
すると、下記のように何人かが見つかりました。
https://www.facebook.com/ririka.misato

「美里」で「みさと」と読む苗字も確認できることがわかりました。

ちなみに稀少な読みとして「よしざと」もあります。
こちらは数が少ないですが、読み方に特徴があるので探すのは難しくありません。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006136839322


2015年10月13日火曜日

八谷に関して

「八谷」はかなり読み方が分かれている苗字です。

もともとの実数がかなり多いのですが、これまでに載せているものだけでも「はちや」、「やたに」、「やたがい」、「やつや」、「はちたに」があり、読み方も多様です。

一見すると、数が多そうな「はちたに」という読みはほとんどなく、難読な「やたがい」がかなり多いというのが面白いところです。

「苗字の読み方辞典」の更新情報に、この他の読みとして「はったに」が載っていました。

https://www.facebook.com/kenji.hattani

何人か実在が確認できました。
「はったに」と「はちたに」は似ていますが、別の読みと考えます。

2015年10月12日月曜日

満に関して

本日は「満」だけの一字姓です。
読み方としては「みつ」と「みつる」があるそうです。

鹿児島県に半数以上が集中しています。
その中でも離島ではなく、鹿児島市に多いようです。

「みつ」という読みはなんとか見つかりましたが、「みつる」はギブアップしていました。

「満」で「みつる」と読むのはファーストネームとしてありふれすぎていて、とてもウェブ上では探せません。

諦めていましたが、「苗字の読み方辞典」の方に相談してみたところ、鹿児島県の電話帳では「みつ」と「みつる」がともに載っているという回答がありました。

facebookで、「満」、「mitsuru」とともに「鹿児島」というキーワードを入れて根気よく探し続けたところ、何人かの「みつる」姓を見つけました。
https://www.facebook.com/takafumi.mituru

「満」も「みつ>みつる」という読み方で良いようです。

2015年10月11日日曜日

文元に関して

「文元」は「ふみもと」という読みで載せていました。

「苗字の読み方辞典」では稀少な読みとして「ぶんげん」というものが載っていたのですが、これが見つかりませんでした。

徳島県鳴門市の電話帳で、「ふ」の最後にあるということは確認できていたようですが、実は「ぶんげん」ではなく、「ぶんもと」だったということです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004345840837

確かに「ぶんもと」で探すと、facebookでも何人か見つかります。

この読みも追加しておきます。


2015年10月10日土曜日

能崎に関して

「能崎」は「のざき>のうざき」という読みで載せていました。

これ以外に「よしざき」という読みがあるということでしたが、実在が確認できていませんでした。

http://opusofttennis.tm.land.to/2008011.html

http://nenkai.pharm.or.jp/133/pc/icode_result.asp?BCD=14&DAY=30&KEI=2

上記はいずれも同一人物のようですが、確かに「能崎」で「よしざき」となっています。
この読みも追加しておきます。

2015年10月9日金曜日

丁に関して

本日は一字姓である「丁」に関してです。

以前の「苗字の百貨店」では全国で540人ほどとなっており、読みは「てい(韓国朝鮮姓チョン)>ちょう(熊本)・てい(中国姓ティン)(ようろ★・よろ★)」と記載されていました。

「苗字の読み方辞典」になってからは、外国姓を除いたものになっており、「丁」は200人ほど。
読み方は「ちょう(熊本)(ようろ★・よろ★)」と変わっていました。

当ブログでは「苗字の読み方辞典」にならって検討しているので、ちょう(熊本)(ようろ★・よろ★)」という読みを基本としていきます。

「★」は全て難読を表すマークです。

「ちょう」と「ようろ」は実在を確認できました。
https://www.facebook.com/kuniharu.cho
https://www.facebook.com/minori.youro


問題は「よろ」です。
「ようろ」と「よろ」は、やはり分けるべきだと思います。
発音した印象が、まるで違いますから。

後は、実在するかどうかです。
facebookでははっきりとしたものが見つかりません。
なまじ「ようろ」が確認できるため、ローマ字で「yoro」となっていても納得できないのです。
そもそも「丁」で「ようろ」とか「よろ」とかと読むのも難しく、どちらがより正しいのかが分かりません。

困っていたところ、「よろ」という読みが確認できるものを教えていただきました。
http://www.hoken-community.jp/pdf/shogo.pdf
http://www.social-peek.com/Keywords/%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%80%E3%83%8E%E3%83%96%E3%83%92%E3%82%B5

いずれも読みとして信頼がおけそうなので、「丁」は「ちょう・(ようろ・よろ)」としておきます。

2015年10月8日木曜日

玉生に関して(訂正)

「玉生」は以前にもまとめています。
http://new5g00.blogspot.jp/2015/08/blog-post_23.html

結論として、下記のようになりました。

これらから、「玉生」は「たまにゅう(栃木)>たもう(富山)・たまお・たまき・(たまぶ)」ということになります。
「たまう」と「たまの」は見つかりませんでした。

しかし、「たまの」という読みがあることを教えていただきました。

http://gokigen-stretch.com/index.php?%E7%8E%89%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8A

「生」を「の」と読むなんて、不思議だなと思っていたら、下記では「玉生」で「たまのう」と読んでいました。
新規の読みです。
http://www.misao-cooking.com/2009/10/%E3%80%8C%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%8D%8B%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%96%99%E7%90%86%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%80%8D/

これらから「たまの」は実在する読みと判断し、追加します。

2015年10月7日水曜日

間地と猿子に関して

「間地」は「苗字の読み方辞典」で「まじ>あいち・まち・まぢ」となっていました。
濁点の有無は気にしていないので、「まち」と「まぢ」は「まじ」と同じものと考えて良いでしょう。

「間地」は「まじ>あいち」なのかなと思いました。
しかし調べてみると「まじ」や「まち」は見つかるのですが、「あいち」はなかなか見つかりません。

最も確かそうだったのが、下記の方。
https://www.facebook.com/wakasa.aichi

ただ、ひとりしかいないのでは実在する読みだとはいえません。

下記の方は友達欄に「間地(まじ)」さんが何人もいて、自分だけが「間地(あいち)」と読むとは思いがたいです。
https://www.facebook.com/takeshi.aichi

下記の方も「あいち」さんとなっていましたが…
さすがにこれだけでは…
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008032230445

「あいじ」さんでも探しましたが、見つからず。

現時点では「間地」の読みは「まじ」だけにしておきます。


「猿子」は難読ですが、「ましこ」と読みます。
「ましこ」と読む方はいくらでも見つかります。

うっかりすると「さるこ」と読んでしまいそうですが、それも稀少な読みとしてあります。
https://www.facebook.com/kenta.saruko
https://www.facebook.com/saruko.yuta

いずれも実在が確かそうな方なので大丈夫でしょう。

「猿子」は「ましこ・(さるこ)」としておきます。

2015年10月6日火曜日

祝部に関して

「祝部」はいわゆる難読苗字です。

「苗字の読み方辞典」では「ほうり(ほおり・しゅくべ)」となっていました。

ちなみに「祝」一字でも「いわい>ほうり・(はふり)」として載せていますので、「祝」で「ほうり」という読みが出てくるのも全く初めてというわけではありません。

もともとの語義から「祝(ほうり)」を調べると、下記のように書いてありました。
http://blogs.yahoo.co.jp/kawakatu_1205/47792722.html

要するに、「祝(はふり)」は古代の下級神職であり、「罪穢(けがれ)を放(はふ)る」から、そのような名前になっているとのことです。
「放る」がもとになっているので、「ほおり」ではなく、「ほうり」が正しいわけですね。

実際に調べてみても「ほうり」と名乗っている方がほとんどでした。
https://www.facebook.com/yumi.houri

「しゅくべ」と読みかえているひともいそうですが、ウェブ上では見つかりませんでした。

旧仮名使いで「はふり」と読むひとがいても良いのかなと考えましたが、それも見つかりませんでした。

結論として、「祝部」は「ほうり」という読み方のみといたしました。


※「しゅくべ」という読みは電話帳では見つかるというメールをいただきました。確認できしだい、追加したいと思います。

2015年10月5日月曜日

外に関して

本日は「外」という一字姓に関してです。

鹿児島県が3割ほどで、次が石川県と富山県です。


最も多い読みは「ほか」です。
これはfacebookを見ていると、簡単に実在を確認できます。

次に多い読みが「そと」です。
これは一般的な読みすぎて、なかなか見つかりませんでした。
ようやく見つけたのが下記の方々です。
https://www.facebook.com/takeshi.soto
https://www.facebook.com/tomoaki.soto

ひとりは石川県の方のようですが、そこで多い読みかどうかまでは判断できませんでした。

他に稀少な読みとして「そで」というものもありました。
これは神奈川県などの関東地方に多いようですが、なぜ「外」を「そで」と読むのかは分かりませんでした。
https://www.facebook.com/keishiro.sode

2015年10月4日日曜日

宝珠山に関して

「宝珠山」は「苗字の読み方辞典」で「ほうしゅやま(ほうしやま・ほうじゅやま)」となっていました。

また、カッコつきで「宝珠山(寳珠山)」となっていました。
カッコがついているのは「写録宝夢巣」には載っていないけれど、実在が確認されたものだそうです。

更に「寶珠山」という苗字もあり、こちらは「ほうしやま」となっていました。

かなり小さくて分かりにくいですが、「寶」が旧字体で「寳」は違います。
どちらも「宝」の異体字であることは一緒です。

http://new5g00.blogspot.jp/2013/10/blog-post_7.html

もちろん、私としては全て同じように扱います。
すなわち、「宝珠山」に「寶珠山」と「寳珠山」を併記して検討します。

読みに関しては「ほうしゅやま」も「ほうじゅやま」も「ほうしやま」も全て確認ができました。

下記とかですね。
https://kaken.nii.ac.jp/d/r/30270482.ja.html

濁点の有無はいつもどおり気にしません。
「ほうしやま」なのですが、こちらも分けるほどは異ならないのではと思います。

「宝珠山」は「ほうしゅやま」という読みだけとしておきます。

2015年10月3日土曜日

樋下に関して

「樋下」は「苗字の読み方辞典」で「ひのした>といした(岩手)(とよした★・ひした)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「ひのした」という読みは簡単に見つかります。

「といした」ですが、こちらも見つかります。
下記の方もそうなのですが、やはり岩手県に多い印象です。
http://jimin-iwate.gr.jp/kengiin/toisita/

これは結構、不思議なんですね。
ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、「樋下」の3割近くが岩手県に集中しており、そこが最多なのです。
最も集中している地域での読みが最多の読みではないというのが不思議なんです。

では、最多の読みである「ひのした」はどこで多いのか?
facebookで見ると、神奈川県などの関東地方に多い印象でした。
しかし、そこが多いというわけではありません。

神奈川県と東京都、埼玉県を足しても岩手県だけよりも少ないのです。
むしろ大阪府と和歌山県を足した方が多いくらいなのです。

それでは関西地方では何と読むのか?
ちょっと分かりませんでした。
こちらも「ひのした」のようではありましたが…


稀少な読みである「とよした」は見つかりました。
http://www.hokeni.jp/article9/

「樋」で「とよ」と読むのは難しいのですが、これまでにも「樋田(とよだ)」や「樋本(とよもと)」という読みがあったので、無理ではないですね。

「ひした」は見つかりませんでした。

2015年10月2日金曜日

日栄に関して

「日栄」は「苗字の読み方辞典」で「ひえい(ひさか・ひえ)」となっていました。

ちなみに「栄」の旧字体である「榮」を用いた「日榮」では「ひえい>ひえ・ひざかえ」となっていました。

実数でいうと、「日榮」は「日栄」の1割くらいなので、「日栄」と「日榮」を併記してしまうと、「ひえい・(ひえ・ひさか・ひざかえ)」という形になると思います。

どれも実在を確認できたのですが、「ひさか」は下記で確認できます。
ともに和歌山県出身なので、そちらが元なのかもしれません。
https://www.facebook.com/takeya.hisaka
https://www.facebook.com/mai.hisaka


「ひざかえ」という読みは、やはり「日榮」という旧字体で多いようですが、下記の方は新字体で「ひざかえ」となっています。
https://www.facebook.com/link512


問題は「ひえ」です。
「ひえ」も下記のように確認はできるのです。
https://www.facebook.com/toshika.hie

ただ、発音してみると、「ひえい」も「ひえ」も同じような気がします。
ローマ字で表記すると、最後に「i」がつくかどうかで確実に違うのですが、発音した印象が変わらないのです。

「狩野」などで「かのう」と「かの」のように最後の音を伸ばすか伸ばさないかというものを同じものと扱っているので、「ひえい」と「ひえ」も同じものとしておこうと思います。

2015年10月1日木曜日

遠西に関して

「遠西」は「とおにし」という読みで載せていました。

これにも「えんにし」という読みがあるという指摘をいただきました。

http://ci.nii.ac.jp/naid/500000545381

誤記だといけないと思い、元の論文を確認しましたが、間違いなく「えんにし」となっていました。
こちらも追加しておきます。




2015年9月30日水曜日

太に関して

本日は一字姓の「太」に関してです。
この苗字に関しては、かなり悩んでいました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、鹿児島県に4割が集中しています。
他は全国に散見していますが、5件以上あるのが、福島県、東京都、神奈川県、新潟県、大阪府、兵庫県、沖縄県でした。
人口の多い都会ではある程度の件数があっても不思議ではないです。
事実、東京都などは細かく見ても、あまり集中はなかったです。

鹿児島県は徳之島に集中していました。
福島県はいわき市に集中していました。

それ以外は特に集中している地域はなさそうでした。
要するに「太」という苗字はその2ヶ所が元になっているのではないかと考えます。

ちなみに「苗字の読み方辞典」では「太」の読み方として「ふとり>ふと・たい」となっていました。

そちらの方に確認し、調べてもらったところ「たい」という読み方は石川県金沢市に3件あったということでした。

自分で確認してみると、「ふとり」と「ふと」は見つかりました。

「ふとり」はやはり鹿児島県出身の方で見つかりました。
「ふと」は福島県いわき市の方でした。

「ふと」は見つけにくいと思うので、facebookで確認できた方を挙げておきます。
https://www.facebook.com/katsuya.futo

これらから分かったことは、少なくとも半数(鹿児島県と沖縄県を合わせた数)は、おそらく「ふとり」で、全体の1割ほどを占める福島県の分は「ふと」という読みだということです。

それ以外は分かりませんが、私の持っている電話帳では「ふとり」という読みだけが確認できました。

おそらく「ふとり>ふと」は確かでしょうが、「たい」という読みはあったとしても1割未満なのではと推測します。
なぜ、そこにこだわるかというと私自身が「たい」という読みを確認できなかったからです。
1割未満の読みなら、そこまで気にしないのですが、1割以上だと見つけておきたいという思いがあるのです。
ただ、見つけられなかったので、「太」に関しては「ふとり>ふと」としておきます。

2015年9月29日火曜日

納田に関して

「納田」は「のうだ」という読みで載せていました。

「納」は「のう」と読むので、別に不思議な読みではありません。

「苗字の読み方辞典」の更新情報で、これ以外に「のだ」という読みが載っていました。
http://www.kepco.co.jp/corporate/csr/contribution/boat/women/member/18.html

しっかりとふりがなも出ているので、確かそうです。
この方以外は見つかっていないので、不安はありますが…

これまでに載せた苗字を見てみると、ほとんどは「納」を「のう」と読んでいる苗字ばかりでしたが、「納村」という苗字が「のうむら>おさむら・のむら・(なむら)」となっていました。

「納」を「のう」ではなく、「の」と読む苗字が他にもあるわけです。

「納田」は「のうだ・(のだ)」とすることにしました。

2015年9月28日月曜日

西迫に関して

「西迫」は「にしさこ」という読みで載せてありました。


「苗字の読み方辞典」の更新情報で、新たに「にしせこ」という読みが載っていました。
http://www.will-law.com/page/intro_m3.html


大きくふりがなが載っているので、これだけでも間違いないと思います。
facebookでも「にしせこ」という読みの方を発見したので、大丈夫だと考え、追加しました。

2015年9月27日日曜日

森宗に関して

「森宗」は「もりむね」として、既に載せてありました。


「苗字の読み方辞典」の更新情報では、新たに「もりそう」という読みが載っていました。
https://www.facebook.com/yumi.morisou


他にも何人か「もりそう」という読みの方がいたので、これも間違いないと考え、追加いたしました。

2015年9月26日土曜日

万代に関して

「万代」は「まんだい>ばんだい」という読みで載せていました。


「万」と「萬」は新字体と旧字体の関係にあるのですが、読み方が揃っていないこともあり、別々の漢字として扱っています。
http://new5g00.blogspot.jp/2014/10/blog-post_22.html


ちなみに「萬代」は「まんだい>ばんだい・(ましろ・よろずよ)」として載せています。


実数としては「万代」の方がずっと多いのですが、読み方のバリエーションとしては「萬代」の方が多いというのが面白いところです。


ここで「苗字の読み方辞典」の更新情報に、「万代」の読みとして「まんしろ」という読みが載っていました。
https://www.facebook.com/akihisa.manshiro


facebookでは何人かいるので、実在は確実のようです。


ちなみに「萬代」では「ましろ」はあっても「まんしろ」はないようです。
これらから、やはり「万代」と「萬代」は別々の苗字として扱うべきだなと再認識しました。

2015年9月25日金曜日

西端に関して

「西端」は「にしばた」と読むことが多いです。
他に稀少な読みとして「にしはな」と「にしべり」を載せていました。

「苗字の読み方辞典」の更新情報で、これ以外に「にしはし」という読みが載っていました。
https://www.facebook.com/yuri.nishihashi.71

よく考えれば、「端」を「はし」とする読み方があるのは当然のことのようです。
この読み方も追加しておきます。

2015年9月24日木曜日

仲真と仲眞に関して

「仲真」と「仲眞」は「なかま」という読みで載せていました。
沖縄県に集中している苗字です。


「苗字の読み方辞典」の更新情報で「仲眞」に「なかしん」という読みが載っていました。
https://www.facebook.com/daisuke.nakashin


facebookでも数人が確認でき、アダ名などではなさそうだったので、新規の読みとして加えることにしました。


「仲真」では確認ができませんでしたが、稀少な読みではよくあることです。

2015年9月23日水曜日

塩飽に関して(訂正)

「塩飽」は以前に「しわく・(しおあく)」として紹介しました。

http://new5g00.blogspot.jp/2014/04/blog-post_2.html

「塩飽」は難読ですが、「しわく」と読むことが多いです。

瀬戸内海に「塩飽(しわく)」諸島があります。

「しあく」という読みも実在しますが、さすがにこれを別の読みと考えたくはありません。

稀少な読みとして「しおあく」があります。
こちらも実在を確認できました。
「しおあく」ならば、別の読みと考えて問題ないと思います。



「苗字の読み方辞典」の更新方法に、「しあき」という読み方が載っていました。
よく考えると、「塩飽」は「しあき」の方がまだ自然な読みな気もします。

http://www.chugin.co.jp/03corp/pdf/disc2003pdf/p48.pdf

facebookでも何人か発見したので、この読みも追加しておきます。


それよりも更に普通そうな「しおあき」という読みも見つけました。
新規の読みです。
https://www.facebook.com/koichiro.shioaki

2015年9月22日火曜日

桧原と檜原に関して

「檜」は「桧」の異体字です。
下記でもまとめましたが、旧字体と新字体の関係というわけではありません。
「会」と「會」、「絵」と「繪」がそれぞれ新字体と旧字体の関係にあるので、それにならったのです。

http://new5g00.blogspot.jp/2013/08/blog-post_19.html


それなので現時点では「桧原」と「檜原」は併記して、表に載せています。

これまでは「ひはら>ひのきはら・(ひのはら)」としていました。

「苗字の読み方辞典」での現在の記載内容です。

「桧原」は500人で、「ひはら・ひのきはら・ひわら(ひばら・ひのはら)」となっていました。

「檜原」は510人で、「ひはら・ひのきはら・ひわら>ひばら(ひばる・ひのはら)」となっていました。

私は、以前の「苗字の百貨店」を用いたデータを修正しながら表に載せているので、少しずつずれが出てしまいます。

「ひわら」と「ひばら」は「ひはら」に含まれると考えて問題ないでしょう。

そうすると後は、「檜原」だけの読み方である「ひばる」の検討だけになります。

結果、「檜原」で「ひばる」という読み方は確認できました。
https://www.facebook.com/hibaru.seiji

「桧原」で「ひばる」と読むものは見つかりませんでしたが、それは珍しいことではありません。
きわめて稀少な読みの場合、旧字体でしか見つからないことも珍しくないからです。

「原」を「ばる」と読むケースは、以前も書きましたが九州地方に多いものです。
http://www.shochian.com/harubaru.htm

ただ、「檜原」を「ひばる」と読む方が、そちらの出身かどうかは分かりませんでした。

2015年9月21日月曜日

谷出に関して

「谷出」は「たにで」という読みで載せていました。

「たにいで」という読みは、いかにもありそうですが、見つかりませんでした。
ちょっと他の読み方はなさそうですよね。

これ以外に「だにいで」という読みがあると教えていただきました。

紙の電話帳でいうと、広島県で「谷」と「谷川」の間にあったそうです。
これだけなら濁点がついてもつかなくても良さそうですが…

facebookが見られる方はぜひ見てください。
広島県から来た「谷出(だにいで)」さんという記載があります。
https://www.facebook.com/reha.sanpo/posts/1640639539482015

これは間違いなさそうです。

同一人物と思われる方の論文が下記にあります。
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000258421310

フルネームで検索すると、「だにいで」と「たにいで」と出てきますが、上記のfacebookでわざわざ「だにいで」となっているので、そちらが正しいのでしょう。

なぜ、濁点がつくのかの由来が知りたいところです。

2015年9月20日日曜日

八崎と八嵜に関して

「八崎」は「苗字の読み方辞典」で「はっさき(石川)・やつざき(大分)(やざき・はちざき・はつさき・やさき)」となっていました。




ちなみに「八嵜」はウェブの「写録宝夢巣」で見ると、千葉県に1件あるだけでした。
こちらは「やつざき」だそうです。


まず、「はっさき」と「やつざき」はともに見つかります。
「写録宝夢巣」でも大分県と石川県と、その隣接する富山県に多いので、そこではそれぞれ「やつざき」と「はっさき」と読むことが多いという解釈で良いでしょう。


「はつさき」は「はっさき」に含まれると考えます。


「はちざき」もありました。
ある程度の数はありそうですが、やはり「はっさき」と「やつざき」に比べると、少ないようです。


facebookで見ると、「やさき」も「やざき」も見つかります。
「やさき」の方が多そうですが、「やざき」は「矢崎」という苗字がひっかかってしまうからかもしれません。


日本語の発音としては「やさき」より「やざき」の方が自然な気がします。


ここは「矢崎(やざき)」に併せて「八崎」も「やざき」としておこうかと思います。


要するに「八崎」は「はっさき(大分)・やつざき(石川)・(はちざき・やざき)」となるということです。




次に「八嵜」です。
もちろん実在する苗字です。
下記の記事などで確かめられます。


http://www.yakuji.co.jp/entry3182.html
http://koseikai-tokyo.com/?p=11107&cat=13




facebookでは下記の方が千葉県在住の「八嵜(やつざき)」さんとなっていました。
https://www.facebook.com/mayuko.yatsuzaki


ひとりだけですが、確かそうです。


しかし、ここでもうひとり見つかりました。
https://www.facebook.com/yazaki.akiko.1


神奈川県川崎市出身の「八嵜(やざき)」さんです。
こちらも実在は確かそうです。


まず、これでやはり「八崎」も「やさき」ではなく、「やざき」で良いのではないかと考えます。
他に「矢崎」と「矢嵜」も「やざき」という読みで載せていますので。


そこで「八嵜」は「やざき」と「やつざき」のふたつの読みがあるということになるわけです。
この「やざき」は新規の読みです。
全国に1件の苗字で読み方がふたつあるというのは不自然のようですが、実人数はもっといるに違いなく、間違いではないと思います。


「八崎」の稀少な読みとして「やざき」を挙げたのですが、稀少だとしても「八嵜」よりは数があるので、「八嵜」のふたつの読みはいずれも実数欄を空欄にしておきます。

2015年9月19日土曜日

種山に関して

「種山」は普通に「たねやま」と読みますが、稀少な読みとして「くさやま」もあると書かれていました。


以前に自分で探したところ、「くさやま」という読みが見つからず、載せていませんでした。


実際に「くさやま」という読みがあるのを教えていただきました。


http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?isbn=9784876981120


本の著者ですが、元・弘前大学の教授と書いてあります。
本名である可能性は高いと思います。
1931年生まれの方なので、かなり高齢です。




こちらは近畿のアマチュアの囲碁棋士の方です。
http://www.pairgo.or.jp/amateur/10th/playersj.htm


こちらも本名と考えて良いでしょう。
2013年の時点でも活躍されていますから、現存している苗字だと考えます。
http://blog.goo.ne.jp/osakaigo/m/201309


これらの情報から「種山」に「くさやま」という読みも加えることにします。

2015年9月18日金曜日

杉生に関して(訂正)

以前にまとめた「杉生」のその後です。

http://new5g00.blogspot.jp/2015/08/blog-post_18.html

「杉生」は「苗字の読み方辞典」で「すぎう >すぎお(すぎしょう・すぎゅう)」となっていました。


いわゆる「◯+生」の苗字です。


「すぎう」と「すぎお」は実在を確認できました。


「◯+生」というと、どうしても「柳生(やぎゅう)」や「桐生(きりゅう)」、「羽生(はにゅう)」を思いだしてしまい、「杉生」でも「すぎゅう」と読むのではないかと考えてしまったのですが、そんなことはなく「すぎう」でした。


「すぎしょう」は見つかりませんでした。


実は「すぎしょう」ではなく、「すぎせ」だったとのことです。
「苗字の読み方辞典」の方でも「すぎしょう」という読みは削除されました。

https://www.facebook.com/kumiko.sugise

facebookでは何人も見つかりますし、間違いないと思います。

改めて「杉生」は「すぎう>すぎお・(すぎせ)」といたします。

2015年9月17日木曜日

橋向に関して

「橋向」は「苗字の読み方辞典」で「はしむかい(北海道)>はしが★(大分)(はしむこう・はしむこ・はしむき)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

ちなみに以前の「苗字の百貨店」では「はしむかい>はしむこ(はしが(大分))」となっていました


ちなみにウェブの「写録宝夢巣」では北海道に最も多く、次が隣接しあう石川県と福井県です。
その3件だけで6割ほどを占めます。

他にも全国で散在しているのですが、大分県がそれほど多いということはないようです。

「はしむかい」という読みは確かに多く、実在も簡単に確かめられます。

「はしが」という読みも確認できますが、facebookで調べた限りでは、「はしむかい」や「はしむこ」よりも少ないようです。

おそらく「はしが」は1割未満なのではないでしょうか?
確かに大分県にそのように名乗っている方はいましたが…

これまでの通り、苗字の最後の語を伸ばすか伸ばさないかということにはこだわっていないので、「はしむこ」と「はしむこう」は同じものと考えたいです。
問題はどちらをとるかです。

普通に考えると「はしむこう」が正しい気がします。

「はしむこ」という読みは下記のように実在はします。
http://www.fukui-jaaf.com/040_record/result.php?id=268&ca=trk&cl=%E7%94%B7%E5%AD%90%E9%AB%98%E6%A0%A1&ev=%EF%BC%93%EF%BC%90%EF%BC%90%EF%BC%90%EF%BD%8D%EF%BC%B3%EF%BC%A3


facebookで見ると、「hashimukou」よりも「hashimuko」の方が圧倒的に多いようですが、「はしむこう」という読みであっても「hashimuko」としてても不思議はないので何ともいえません。

悩みますが、おそらく「はしむこ」の方が多いのではないでしょうか?
すなわち、以前の「苗字の百貨店」での記載が全面的に正しいのではないでしょうか?
「はしむこ」はやはり石川県や福井県に多そうでした。

とりあえず「橋向」は「はしむかい(北海道)>はしむこ・(はしが(大分))」としておきます。

2015年9月16日水曜日

能崎と能嵜に関して

「能崎」は「苗字の読み方辞典」で「のざき(のうざき・よしざき)」となっていました。
ちなみに以前の「苗字の百貨店」では「のざき・のうざき(のうさき・よしざき)」となっていました。

これまで通り、「のざき」と「のうざき」は分けて考えたいと思います。

問題は「のうざき」がどれくらいあるかということです。

検索してみると、「nozaki」の方が「nouzaki」よりも多そうですが、「nozaki」というつづりの中にも「のうざき」というひともいるだろうということを考えると、「のうざき」という読みが1割未満の稀少なものであるという印象でもありません。

「能崎」は「のざき>のうざき」くらいなのかなという印象です。

「よしざき」と名乗っている方もいそうではあるのですが、実在すると自信を持っていえるほどの証拠が得られなかったので、これは見送りたいと思います。


「能嵜」は「崎」を異体字である「嵜」に変えた苗字です。
ウェブの「写録宝夢巣」ではないのですが、下記で確認できます。
http://www.jusyopon.com/data/2012/index.php/25/23/101.html

おそらく全国に1件程度のすごく稀少な苗字ではあるのでしょうが、実在は確かそうです。
問題は読み方です。
調べましたが、分かりませんでした。

いちおう「能崎」の多い方の読みに習い、「能嵜」も「のざき」としておきます。
(全国で1件あるかないかの苗字なので、複数の読みはないものと考えます)

2015年9月15日火曜日

野端と能宗に関して

「野端」は「苗字の読み方辞典」で「のばた」となっていました。

もちろん、この読みの実在は確認できます。

他にないかと探したところ、「のはし」という読みを発見しました。
新規の読みです。
https://www.facebook.com/eri.nohashi


「能宗」は「のうそう>のそう」となっていました。

「のうそう」という読みは発見できます。
アルファベットで「nousou」などとなっている方を探せば良いだけですから。

問題は「noso」というつづりになっていた場合、なんと読めば良いかの判断ができないところです。

実際には下記のように「nosou」というつづりの方もいたので、これは「のそう」だと思うわけです。
https://www.facebook.com/minako.nosou


facebookだけでは納得しきれないので、他のものも探しました。
http://www.wowhouse.jp/house/mediate/post_11.html
https://edu.chunichi.co.jp/gakusei/?p=2102

間違いなさそうですね。
「のそう」も実在する読みだと判断し、「能宗」は「のうそう>のそう」としておきます。

2015年9月14日月曜日

野首に関して

「野首」は「苗字の読み方辞典」で「のくび(のかど★・のび★・のしゅ)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「野首」という苗字は、知らなければ「のくび」としか読めない気がします。

もちろん「のくび」という読み方は確認できます。
問題は他のものです。

まず、「のび」という読みは見つかりませんでした。

次に「のかど」です。
こちらは下記の方しか見つかりませんでした。
https://www.facebook.com/knokado

いかにも本名のようですが、バンコク在住なんですね。
ひとりしか見つからないのでは、実在すると認めるわけにいきません。

最後は「のしゅ」です。
こちらは下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/jatsumi.noshiyu

この方は顔写真も出しているし、友達欄に別の「Noshu」さん(漢字は不明)がいるので大丈夫かなと思いました。

しかし、もう少し検索していると、下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100003505056100

上記の方とフルネームが全く同じ「野首」さんですし、出身地も同じ帯広市です。
これは同一人物と考えるしかありません。
こちらもカタカナで「ノシュ」と書いてありました。

そしてこちらの「野首」さんの友達欄には「野首(のくび)」さんがふたりもいたんですね。
これは怪しいです。

googleで検索しましたが、「野首」の読みとして「のかど」も「のしゅ」も「のび」もヒットしませんでした。

これらから「野首」の読みとしては「のくび」だけを採用し、他の読みははっきりと納得できるまで保留することにします。

2015年9月13日日曜日

直川に関して

「直川」は「苗字の読み方辞典」で「のがわ★(大阪)・のうがわ(和歌山)>なおかわ・ただがわ(石川)」となっていました。
「★」は難読を表すマークですが、「のがわ」だけでなく「のうがわ」も読めないですね。

「のうがわ」と「なおかわ」、「ただがわ」は実在を確認できました。

「nogawa」というつづりの方がたくさん見つかりましたが、これでは「のがわ」か「のうがわ」かは分かりません。

「nougawa」というつづりの方もたくさん見つけたので、「のうがわ」という読みがあることは間違いありません。

「直」という漢字からは「の」も「のう」も思いつきにくいものですが、下記のように和歌山県に「直川(のうがわ)村」があったそうで、現在も「直川(のうがわ)」という地名が残っています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B4%E5%B7%9D%E6%9D%91_(%E5%92%8C%E6%AD%8C%E5%B1%B1%E7%9C%8C)



「直川」で「のがわ」という読みがなかなか見つかりません。
下記の記事で「ノガワ・キミトシ(直川公俊)」というサッカー選手の記事が出ていましたが、wikipediaなどで調べると、実際は「のがわ」ではなく、「のうがわ」のようです。
http://blog.livedoor.jp/ngorongo/archives/19294600.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B4%E5%B7%9D%E5%85%AC%E4%BF%8A


それでは「のがわ」は実在が怪しいのか?というと、そういうわけでもないのでしょう。
下記の方は大阪府出身で、ひらがなで「のがわ」となっていました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005459984720

探しにくいだけで「のがわ」も実在する読みだと判断します。

2015年9月12日土曜日

喜来と久司に関して

「喜来」は「きらい」という読みで載せていました。
これ以外に稀少な読みとして「きく」があるということを教えてもらいました。

http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000002635612

ここで紹介されている論文は30年以上前のものですし、1件だけしかないと納得できませんでした。

ただし、教えてもらった情報によると2015年の徳島市の電話帳で「木桐」と「菊石」の間にあったとのことです。

私は自分の目で確認しないと納得できない性格なのですが、自分の持っていた電話帳でも「規矩」と「菊井」の間にありました。
「規矩」は「きく」としか読まないようなので、「喜来」も「きく」で良いでしょう。

「喜来」を「きらい・(きく)」と訂正しました。


「久司」は「くし>きゅうじ」として載せていました。
こちらも「ひさし」という読みがあることを教えていただきました。

http://www.trinity-group.jp/member/hisashi/
こちらは確認するまでもなく、正しいようです。

「久司」で「ひさし」と読む苗字があっても不思議ではないのですが、ファーストネームとしてもありえるものなので、見つけられなかったのです。
こちらも追加しておきました。

2015年9月11日金曜日

二藤部と新田見に関して

「二藤部」は「苗字の読み方辞典」で「にとうべ>にとべ」となっていました。

「藤」は「とう」と読むのが普通ですし、ローマ字で書いてしまうと「にとうべ」と「にとべ」の違いは分かりにくいので、ちょっと困りました。
「にとうべ」という読みは見つかります。
ローマ字で「Nitoube」としている方がいるので間違いようがないからです。

「にとべ」はひらがなかカタカナで見つけるしかないですが、下記などで見つけられました。
http://www.office-nitobe.com/html/jimusho-gaiyou.html


「新田見」は「にたみ・しんたみ(にったみ)」となっていました。
「にたみ」と「しんたみ」は見つかるのですが、「にったみ」はなかなか見つかりませんでした。
ようやく見つけたのが下記の方です。
http://er-web.jmk.ynu.ac.jp/html/NITTAMI_Tadashi/ja.html

いくつも論文が出ており、間違いなく実在する読みだと考えます。

2015年9月10日木曜日

永栄に関して

「永栄」は「苗字の読み方辞典」で「ながえ>えいよ★(えいえい・ながえい)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

ちなみに以前の「苗字の百貨店」では「ながえ>えいえい(鹿児島)・えいよ(和歌山の一部)」となっていました。

ウェブの「写録宝夢巣」で見ると、隣接する富山県と石川県に最も多く、次に和歌山県、更にその次が鹿児島県となっていました。
それぞれは全く異なる場所なので、そもそもの起源が違うのではないでしょうか?

ちなみに富山県は富山市、石川県は金沢市、和歌山県は和歌山市と紀の川市に集中していました。

まず、「ながえ」と「えいよ」は見つかりました。
「ながえい」も確実そうでした。

「ながえ」と「ながえい」は、これまでの通り、分けて考えようと思います。

「えいえい」は注意が必要です。
「えいえい」は「ながえ」や「えいよ」と比べると明らかに数が少ないです。
facebookで見つけたのは、下記の方です。
https://www.facebook.com/youichi.eiei

本名のようですが、こういう変わった読み方の場合は、アダ名だったりすることもあるので注意が必要です。
探しているうち、下記のページを見つけたので、実在する読みだと納得しました。
http://www.nishinippon.co.jp/nlp/animal_news/article/138377


いろいろと探しているうち、「えいよう」という読みを見つけました。
https://www.facebook.com/sayaka.eiyou
https://www.facebook.com/yukiko.eiyou
http://tri-osaka.jp/kouhou/20130624pressreleases.pdf

そもそも「栄」という漢字では訓読みで「栄(さか)える」とするか音読みで「えい」とするしか、読み方を思いつきません。
wiktionaryで見ると、呉音では「よう」となっていますが、実際の熟語が載っていません。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E6%A0%84

逆に「栄」で「よ」という読みも載っていないのですが…

「永栄」という苗字で「えいよ」と読むケースはかなりたくさんあるので、実際の漢字の読みと乖離していてもなんら問題はありません。
問題は「えいよ」と「えいよう」をどう考えるかです。
これまでは苗字の最後の音を伸ばすか伸ばさないかだけの違いであれば、分けないというようにしていました。
(「狩野」のメインの読みを「かのう」とし、「かの」はそれに含まれるとしたように)
それなので、せっかく見つけた「えいよう」ですが、これは「えいよ」に含まれるとし、新規の読みとは考えないことにします。