2020年8月28日金曜日

迩と邇に関して

 だいぶ前に書いた話題ですが、「迩」の旧字体は「邇」です。

「弥」と「彌」の関係と同じと考えれば分かりやすいですね。

http://new5g00.blogspot.com/2013/08/blog-post.html


ただ、そもそも「迩」が一般的な漢字ではないでしょう。

実はJIS第1水準ですが。

「迩」もしくは「邇」を用いた苗字は4種類。

ウェブの「写録宝夢巣」では「東久邇」が全国で京都府に1件のみ。

読み方は「ひがしくに」。

(「東久迩」はヒットせず)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%B9%85%E9%82%87%E4%BF%A1%E5%BD%A6

https://www.facebook.com/profile.php?id=100013292880966


「和迩」は全国で2件。滋賀県と岡山県。

「和邇」は全国で京都府に1件のみ。

読み方は「わに」。

https://www.netdenjd.com/articles/-/3785


「和邇内」は全国で東京都に1件のみ。

「和迩内」はヒットしませんでしたが、facebookでは同じ方が「和邇内」と「和迩内」の両方で名乗っていました。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100040701244503

https://www.facebook.com/profile.php?id=100009618311058


読み方は確定できませんでしたが、「実在苗字(名字)辞典」によると「和爾(わに)」と「鰐渕(わにぶち)」の間にあったとのことなので、さすがに「わにうち」で良いのではないでしょうか?

「わにない」の可能性もあるかもしれませんが、それではほとんどヒットしなくなります。


「久迩」は全国で神奈川県で2件、「久邇」は全国で東京都に1件のみです。

読み方は「くに」です。

https://www.facebook.com/yukitaka.kuni


「迩」がJIS第1水準で「邇」が第2水準なので、全て併記の形にしておきます。

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