2018年7月9日月曜日

頴と穎に関して

また新たな異体字を発見してしまいました。

「頴」と「穎」です。
どちらもJIS第1水準でした。
大辞林によると、”①イネ科植物の花序にある小形でうろこ状の苞葉ほうようの総称。花を包む内・外花穎と小穂を包む二個の苞穎ほうえいより成る。②  稲の穂を田租とするときの呼び名。”だそうです。

すでに「頴」としては、「頴川」という苗字を載せています。
「えがわ」と読むことが多いですが、稀少な読みとして「えいかわ」もあります。

「頴」のつく苗字としては、他に「頴原(えはら)」、「頴娃(えい)」、「和頴(わがい)」、「頴河(えがわ)」、「頴姓(えい)」が載っていました。

「穎」のつく苗字としては、「穎川」、「穎原」、「穎娃」、「和穎」がありました。
要するにほとんど同じようであるということが分かります。

wiktionaryで見ると、「頴」は簡易慣用字体で、「穎」は印刷標準字体だそうです。
苗字に用いられるものとしては「頴」の方が圧倒的に多いようなので、そちらに統一するとして良いと思います。

ひとつひとつの苗字の検討は、日を改めます。

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