「甲斐」以外で「斐」を用いた苗字に関してです。
「甲斐」の二文字を用いた苗字は30種類ほどありますが、それ以外で「斐」を用いた苗字は20種類もありません。
多いのは「許斐(このみ)」、「衣斐(いび、えび等)」、「揖斐(いび)」でしょう。
さすがに「許斐」は例外ですが、多くは「斐」で「ひ」もしくは濁点をつけて「び」となっていました。
例外的に「い」と読んでいたのは「己斐」で「こい」くらいですね。
「こひ」と読む苗字としては「小樋」がありました。
「小樋」で「こい」とは読めないと思いますが、「己斐」は「こい」で良いのでしょうね。
「こひ」の方が発音しにくいですし、そもそも「己斐」という苗字自体が難読ですから、「斐」は「ひ」と読むはずだ!と気にすることもないでしょう。
また、「衣斐」や「揖斐」をみて、「甲斐」に似ているからこれは「いい」と読むのだろうと思う方もないでしょう。
細かいところを気にするなあと思うかもしれませんが、「い」か「ひ」かの違いで五十音順でだいぶ異なってくるので、はっきりさせておきたかったのです。
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