2019年11月30日土曜日

鶴之薗に関して、幽霊苗字かも?

「鶴之園」という苗字はあります。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
鹿児島県で17件です。

似た苗字で「鶴之薗」も全国で1件だけヒットしました。
2012年版の「住所でポン!」でも見つかります。
こちらも鹿児島県でした。

それ以外は全くヒットしません。

「平成名前辞典」でもヒットしませんでした。
ちょっと怪しいなと思います。
「鶴之園」の集中する鹿児島県で1件だけの「鶴之薗」です。
2012年版の「住所でポン!」では女性名で1件だけ載っています。
それだけです。

誤記かもしくは現在は名乗っている方がいないかのどちらかではないでしょうか?
(2012年というのは最近ではないと思います。8年前ですから)

幽霊苗字ではないかと思います。

2019年11月29日金曜日

泉鍛治と礒木に関して(訂正)

「泉鍛治」と「礒木」に関して、以前に実在が確認できないと書きましたが、「平成名前辞典」では1件ずつヒットしました。
ウェブの「写録宝夢巣」ではいずれも全国に1件しかない苗字です。
「泉鍛冶」という苗字はないので、誤記でもないでしょう。
「磯木」という苗字はありますが、さすがにわざわざ「礒」と誤ったりはしないでしょう。
読み方は「いずみかじ」と「いそき」で良いと思います。
(「礒木」は「いそぎ」の可能性もありますが)
このふたつを追加します。

他、幽霊苗字と断定できたのがいくつもありました。
「一の瀬」と「五十州」もヒットしたのですが、こちらは誤記の可能性を否定したいので保留します。

2019年11月28日木曜日

預りと阿津磨などに関して(訂正)

さっそく「平成名前辞典」で発見しました。
実在が確認できなかった「預り」という苗字がヒットしました。

読み方は「あずかり」で良いでしょうね。
追加します。

同様にして「荒館」もヒットしたのですが、類似の「荒舘」が「あらだち」と「あらだて」のふたつの読みがあるのです。
読みが不明だという点があるので「荒館」を載せるのはためらいます。

「阿津磨」もヒットしたのですが、こちらも読みが確定できず。
まあ「あづま」か「あつま」しかないでしょうけどね。
これも追加します。

「阿座見野」と「吾孫子端」はヒットしませんでした。
やはり幽霊苗字ではないかと考えます。

2019年11月27日水曜日

古波と沖縄姓氏家系大辞典に関して

「古波」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で17件。
うち沖縄県に11件です。
沖縄県に集中した苗字といえるでしょう。

「実在苗字(名字)辞典」では「こば・こなみ(ふるなみ)」となっていました。
これを確認しようとしたら、予想外にてこずりました。

「古波」を用いた苗字はここまで「古波蔵(こはぐら)」、「古波津(こはつ)」を載せていました。
他に「古波倉(こはぐら)」と「古波鮫(こはざめ)」も確認できました。
これらはいずれも沖縄県に多い苗字なのです。
新たな発見ですね。

他に「古波」を用いた苗字としては、今回の「古波」の他に「古波田」しかありません。
ちなみに「古波田」は全国で長野県に4件あるだけの苗字で、「ふるはた」と読みます。
海のない長野県だけにある苗字で「波」が入っているというのはちょっと面白いですね。

それでは「古波」はどうなのか?

まっさきに見つかったのは沖縄県在住の「ふるなみ」さんです。
https://www.facebook.com/kohei.furunami

下記は別の「ふるなみ」さん。
https://patents.google.com/patent/JP2006183513A/ja

次に「こなみ」さん。
https://www.facebook.com/yo.konami.7
https://www.facebook.com/hitomi.konami.7
https://www.noge.or.jp/html/2005old/topics/murasaki/m980707.htm
https://www.city.itoman.lg.jp/kankou-navi/docs-kankou/2016031400021/files/H27_mtb.pdf

下記のページには「古波」は「こなみ」となっていますね。
初めて見ましたが、この「沖縄姓氏家系大辞典」は今後も役に立ちそうです。
https://www.shurei.com/uchinanchu/k/konami.html

「こば」は見つかりませんでした。
「こは」でもダメですね。

結論としては、「古波」は「こなみ」と読むのが大半だと思います。
全国で17件なので、「ふるなみ」が稀少な読みなのかどうかは分かりません。
実在は確かだと思いますが、他になさそうなので1家系だけなのかなと思いました。

2019年11月26日火曜日

四島と四嶋に関して

「四島」は「実在苗字(名字)辞典」で「ししま>しじま」となっていました。
濁点の有無はどちらでも良いのですが、facebookでは下記の方々を発見しました。
https://www.facebook.com/yukihiro.shijima
https://www.facebook.com/masahiro.shishima

「よつしま」と読むことはなさそうでした。
それであれば他に読み方はないでしょう。

ちなみに「四ツ島」という苗字もあり、こちらは「よつしま」のようです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100010591752791
https://www.rugby-japan.jp/player/247448

こちらは更に稀な「四ツ嶋」さん。
https://www.facebook.com/junichi.yotsushima

「しじま」と読む苗字といえば、「四十万」ですね。
「四十万」は富山県に多い苗字ですが、「四島」は福岡県に多いので置きかえではないわけです。

「四嶋」という苗字もあるのですが、こちらは大分県に集中しています。
といっても全国で8件、大分県に4件だけなのですが。
http://www.kita9.ed.jp/tahara-j/tayori/h29/2901.pdf
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007857015438
http://www.kaiseien-bungo-ohno.com/contents_ogata_helpercenter.html

「四嶋」の読み方だけが分からなかったんですよね。
実在は確かなのですが…
いちおう「しじま」としておきます。
「ししま」でも良いですが…
「よつしま」ではないと思うので。

2019年11月25日月曜日

宿に関して

本日は「宿」という一字姓に関して。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で22件。
うち三重県で10件でした。

「しゅく」さん。
いずれも三重県の方のようです。
https://www.facebook.com/aika.shuku
https://www.facebook.com/manami.shuku

「やど」さん。
https://www.facebook.com/marie.yado
https://www.facebook.com/nobumitsu.yado
https://www.facebook.com/junko.yado

割合までは分かりませんが、どちらの読みも確かにありそうです。
「実在苗字(名字)辞典」では半々となっていましたので、それに従っておきます。

2019年11月24日日曜日

卓に関して

「卓」は、「実在苗字(名字)辞典」で「たく」となっていました。
また「日本で見られる中国姓と韓国・中国姓」の欄にも載っていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で18件。
大阪府が最多で4件。
香川県が3件。
山梨県、福岡県、鹿児島県が2件ずつ。
要するにあまり集中している地域はないということです。

「住所でポン!」で見つけた方をフルネーム検索で調べたのが下記。
香川県の小学校教諭なんでしょうね。
読み方は分かりませんでした。
http://kadouken.net/h30kakikenannaijyou.pdf
https://mixi.jp/list_bbs.pl?id=198857

「卓」一字だとファーストネームとしてもありえるし、外国姓としてもありえるわけです。
「実在苗字(名字)辞典」にならって外国姓は除くことにしているのですが、これも日本に昔からあるものとは違うのではないかな?と思います。

このあたりは何度も書きますが差別的な話ではありません。
「ダルビッシュ有」や「王貞治」は日本人であるけれど、その苗字が私の思う”日本の苗字”の定義に当てはまらないという話です。

2019年11月23日土曜日

向上に関して

「向上」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で20件。
山口県で11件。
隣接する広島県で4件です。

「実在苗字(名字)辞典」では「こうじょう>むかいがみ(むかうえ)」となっていました。
これも順にみていきましょう。

facebookで調べました。

「こうじょう」さん。
https://www.facebook.com/hiroto.kojo
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005037061849
https://www.facebook.com/kei.kojo.3
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006459976193

「むかいがみ」さん。
https://www.facebook.com/saori.mukaigami
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009227769634

「むかうえ」さん。
https://www.facebook.com/tohru.mukaue.1

最多の山口県はどうなのか?と思ったのですが、「こうじょう」も「むかいがみ」もありそうでした。
「むかうえ」と読んでいる方は愛媛県在住となっています。
間違いはなさそうなのですが、他に見つかりません。

2019年11月22日金曜日

神家に関して

「神家」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で20件です。
「実在苗字(名字)辞典」では「こうげ・かみや(岡山) >しんけ (かみいえ・しんか)」となっていました。
全国で20件の割に読み方が多様ですね。

全国で20件といっても、大分県+宮崎県に7+2=9件。
岡山県に5件、大阪府に4件でした。

首都圏に多くても由来がそこにあるというわけではないでしょうが、少なくとも大分県と岡山県の2ヶ所に由来が分かれているのは確かだと思います。

facebookで調べてみました。

「こうげ」さん。
https://www.facebook.com/kouge.sanae
https://www.facebook.com/atsuo.kouge

「かみや」さん。
https://www.facebook.com/koutaro.kamiya.5
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005599150948
https://www.facebook.com/yasuto.kamiya
https://www.facebook.com/yuto.kamiya.1
http://kamiya-akio.jp/
https://www.facebook.com/yukari.kamiya1

「しんけ」さん。
https://www.facebook.com/hisanari.shinke
https://www.facebook.com/makiko.sinke

「かみいえ」さん。
https://www.facebook.com/miho.kamiie

facebookでは「かみや」が多い印象です。
岡山県は「かみや」で、そこから東は全て「かみや」ではないかと思います。
大分県周囲は「こうげ」と「しんけ」で分かれます。

「しんか」は見つからず。
「かみいえ」も上記の方のみでした。
本名のようですが、これだけだと自信がもてません。

2019年11月21日木曜日

国府谷と國府谷に関して

「国府谷」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で22件。
栃木県が11件で最多です。
後は東京都と愛知県が4件と3件です。

「國府谷」は全国で愛知県に2件のみです。

「実在苗字(名字)辞典」で、読み方はいずれも「こくぶや・こうや >こうのや (こおや)」となっていました。
「国府(國府)」で始まる苗字は「国府田(國府)田」などいくつかありますが、「こう」で統一しています。
「こおや」ではなく「こうや」で良いでしょう。

facebookでかたっぱしに調べてみました。
「国府谷」で「こうや」。
https://www.facebook.com/syuhei.kouya
https://www.facebook.com/hiroshi.kooya
https://www.facebook.com/akihiko.kooya

「國府谷」で「こうや」。
https://www.facebook.com/kei.koya.376
https://www.facebook.com/mizuho.honda.10
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008283870428
https://www.facebook.com/keita.kouya.39

「國府谷」で「こくぶや」。
https://www.facebook.com/yudai.kokubuya

「國府谷」で「こうのや」。
https://www.facebook.com/sayaka.kounoya
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004503729239

facebookで見つかるのはむしろ「國府谷」の方が多いことが分かりました。
「国」と「國」を分ける意義は乏しいことが分かりますね。
読み方は圧倒的に「こうや」が多いようです。
「こくぶや」は上記のひとりしか見つかりませんでした。

2019年11月20日水曜日

奇二と奇本に関して

「奇」を用いた苗字で検討していないのは後ふたつだけです。

「奇二」と「奇本」です。
順に調べていきましょう。

「奇二」は簡単です。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で5件。
うち、大阪府で4件です。
facebookでは下記の方が見つかります。
「きじ」さんです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004462925061

こちらの方でしょうね。
https://ucarpac.com/shops/27/%E8%8C%A8%E6%9C%A8%E5%B8%82/bidder/5231

別の方も発見しました。
http://nishishinjyuku-class.tokyo/navigators/69/
https://rikkyo.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_snippet&pn=1&count=50&order=1&lang=japanese&creator=%E5%A5%87%E4%BA%8C+%E6%AD%A3%E5%BD%A6&page_id=13&block_id=49

下記は「竒二」さんです。
やはり大阪府出身です。
https://www.facebook.com/masahide.kiji

すると、戸籍上は「竒二」だけれど、「奇二」と名乗っている方が多いのかもしれません。
併記扱いですが、「竒二」は新規になります。

「奇本」は全国で北海道に1件のみでした。
その方をフルネーム検索しても、それ以上の情報は得られませんでした。

幽霊苗字かなと思っていたのですが、facebookでは見つかりました。
ふたりも見つかりました。
いずれも北海道出身のようです。
親族ですかね?
読み方も「きもと」と確認できました。
https://www.facebook.com/shigeyuki.kimoto
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011745432146

「竒本」は見つかりませんでした。

以上ですね。
「奇」を用いた苗字は多い方から「山奇(やまき)」、「奇藤(きとう)」、「奇峯(きほう)」、「奇二(きじ)」、「奇本(きもと)」、「奇山(はやま)」の6種類です。
他は幽霊苗字ばかりではないかと思います。

「奇本」以外は異体字である「竒」に変えた苗字も見つかります。
「奇山」以外は全て「奇」を「き」と読んでいます。

2019年11月19日火曜日

奇験に関して(訂正)と平成名前辞典の有用性に関して

「奇験」という苗字が今は見つからないと書いたばかりですが、「平成名前辞典」で見つかると教えていただきました。
http://www.namaejiten.com/

以前から稀少な苗字を検索するときにヒットすることがあったので気にはなっていたのですが、知っている平成生まれを入力すると生まれた年とフルネームがずばり合致しました。
複数人で確認がとれました。

充分に検討しましたが、「平成名前辞典」は信頼して良いものと考えます。

誤記がありえる苗字などは慎重に検討しますが、「奇験」は似た苗字がないので実在するものと考えて良いと思います。

そして同様にして幽霊苗字だと判断した「奇峰」と「奇能」ですが、こちらはヒットしませんでした。

これまでに怪しいとしたものの中でもヒットするものがあるかもしれませんね。
暇を見つけては「平成名前辞典」もチェックしていきます。

2019年11月18日月曜日

奇験などに関して、幽霊苗字かも?

6年前の記事です。
http://new5g00.blogspot.com/2013/10/blog-post_3.html

「奇山(竒山)」で「はやま」と読む苗字が当時は見つけられなかったのですが、改めて調べなおすと実在は確認できました。
それ以外はだいたい変わっていませんね。

「山奇(山竒)(やまき)」、「奇藤(竒藤)(きとう)」、「奇峯(竒峯)(きほう)」の実在は確認できました。

「奇峰」はおそらく幽霊苗字ではないかと思っています。

以前の「実在苗字(名字)辞典」では「片奇」は「かたき」という読みで載っていたのですが、現在は「かたより」と修正されていました。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で2件。
いずれもフルネームで検索したりしてみましたが確認ができませんでした。
これも「片寄(かたより)」の誤記のような気がします。

「大津奇」も「大津寄(おおつき)」の誤記のような気がします。

後は「奇二」、「奇験」、「奇能」、「奇本」を調べれば「奇」を用いた苗字は全てです。
順に調べていきましょう。

「奇験」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で島根県に1件。
「奇験商店」というのがあったようですが、2007年版まででしか確認できません。
https://www.jusyopon.com/index.php/21/6/311.html

2012年版では個人名だけになっています。
https://www.jusyopon.com/data/2012/index.php/21/5/326.html

この方をフルネーム検索しても、これ以上の情報が得られません。
「奇験」だけで検索してもヒットしません。
念のため「竒験」でも探しましたがダメでした。

これでは載せられませんね。
「奇験」という苗字の実在の有無に関しては保留します。

「奇能」は全国で京都府に1件のみですが、こちらも2007年版までしか載っていません。
10年以上前に1件だけ電話帳に載っていたというのが根拠ならば、怪しすぎます。
「寄能」という苗字もあるので、それの誤記である可能性もあります。
「奇能」は幽霊苗字だと思います。

長くなったので後は後日にします。

2019年11月17日日曜日

奇山と竒山に関して

「竒」はJIS第2水準の漢字で、「奇」の異体字になります。
それなので、「奇」の併記扱いとしています。

だいぶ前に下記の内容を書きました。
「奇山」が見つからないという内容です。
http://new5g00.blogspot.com/2013/10/blog-post_3.html

「奇山」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で大阪府高槻市に1件のみ。
その方を「住所でポン!」で発見しました。
https://jpon.xyz/2007/10/71/73.html?p=2
「竒山」はゼロです。

下記がfacebookで見つけた「奇山」さんです。
大阪府高槻市在住となっているので、「写録宝夢巣」に出てくる方の親族でしょう。
読み方は「はやま」だそうです。
https://www.facebook.com/akira.hayama.79

下記に「竒山」さんを発見しました。
こちらも「はやま」とふりがながついています。
フルネームで見ると、「住所でポン!」で見つかる方と同一人物だと分かります。
https://ameblo.jp/osaka-higasiyosumi/entry-12096484067.html

以上から「奇山」もしくは「竒山」は「はやま」と読みます。
「奇」を「き」以外で読むのはこれだけです。
由来があるのでしょうが分かりませんでした。

おそらくは「竒山」が正しい表記なのでしょうが、facebookでも分かるように普段は「奇山」と名乗っているのかもしれません。

2019年11月16日土曜日

奇峯と奇峰に関して、幽霊苗字かも?

「奇峯」と「奇峰」はいずれも、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で岡山県のみに3件ずつでした。
下に2012年版の「住所でポン!」で検索したものを貼ります。
誰でも探せるものなので問題はないと思いますが、いちおうわざと一部だけにしています。
これでみると「奇峯」と「奇峰」が関係ないとは思えませんね。
全国で岡山県赤常市周匝にこれだけ限局しているので。



facebookで見つけた方々です。
「竒峯」も入っています。
全て岡山県出身みたいです。

「奇峯」と「竒峯」は確認できましたが、「奇峰」もしくは「竒峰」と自分で名乗っている方は見つかりませんでした。
いちおう下記で「奇峰」さんがいました。

ただ、これだけなんですね。
さすがにこれだけ住所が近いと「奇峯」と「奇峰」が無関係とは思えず。
さすがに親族だろうと思うんです。
そうするとどちらかは電話帳での漢字が異なっているけれど修正してないだけではないかと思ってしまいます。
異論はあるでしょうが、それらを総合すると「奇峰」が幽霊苗字の可能性はあると思うのです。

2019年11月15日金曜日

古蔵に関して

「古蔵」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で24件。
岐阜県で11件、沖縄県で6件でした。
後は散在しています。

旧字体を用いた「古藏」は全国で2件。
静岡県と岐阜県に1件ずつでした。

「実在苗字(名字)辞典」では「ふるくら>こくら(沖縄)(こぐら)」となっていました。
下記の方はいずれも濁点のつく「こぐら」で沖縄県出身のようです。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009668049541
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009362609814

「ふるくら」はやはり岐阜県由来の読みのようです。
これはきれいに分かれています。

2019年11月14日木曜日

古勝に関して

「古勝」は「実在苗字(名字)辞典」で「ふるかつ>こかつ・こがち」となっていました。

facebookではやはり「ふるかつ」が多いようです。

ウェブの「写録宝夢巣」では全国で26件。
兵庫県と鹿児島県に5件ずつ。
後は兵庫県の近隣に見られるようです。

「こかつ」は下記の方など。
https://www.facebook.com/tatsuko.kokatsu
http://dream-games.up.seesaa.net/image/09DGA4D3A4EFB8D0A5D0A5ECA5A4VOLKL20CUPBAC7BDAAA5EAA5B6A5EBA5C80121.pdf

「こがち」は下記の方しか見つかりませんでした。
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/zinbun/members/kogachi.htm

割合に関しては、「ふるかつ」が大半だと思います。

2019年11月13日水曜日

加賀良などに関して

本日は「かから」もしくは「かがら」と読む苗字をまとめたいと思います。

ここまでで載せているのは「加々良」と「加唐」だけです。
最多は「加々良」です。
「実在苗字(名字)辞典」でもfacebookでも「かから」と「かがら」が半々な印象でした。
「加唐」は「かから」もしくは「かとう」と読みます。
「かがら」もありました。
https://www.t-leo.com/lawyer/kensuke-kagara
https://www.facebook.com/manabu.kagara

他には「加賀良」、「加々羅」、「加賀羅」、「香柄」が載っていました。
「柄」は「がら」なので「香柄」は「かがら」と読むのが普通でしょうね。

「加々良」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で83件。
佐賀県+福岡県+長崎県で23+19+8=50件でした。

「加唐」は全国で22件で、うち佐賀県で8件。
「加賀良」は全国で11件で、うち佐賀県で8件。
「加々羅」は全国で4件で、うち広島県で3件。
「加賀羅」は全国で3件だが、集中している地域なし。
「香柄」は全国で広島県に1件のみ。

ここから、「加々良」が佐賀県を中心にして生まれ、そこから「加唐」や「加賀良」が派生したと考えるべきなのでしょうね。

まず少数のものから。
「加賀羅」は読み方不詳ながら下記の方がいました。
島根県の方です。
「写録宝夢巣」でも島根県で1件となっていますし、内容からも本名で良さそうです。
http://www.sekisho-art-museum.jp/wp-content/uploads/2019/01/No.123.pdf

「香柄」は「住所でポン!」で見つかる方をフルネーム検索しても情報なし。
facebookで下記の方が見つかりましたが、読み方不詳のうえ愛知県名古屋市在住となっています。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100024320201875

読み方も不明で、他に情報もないので「香柄」は保留します。

「賀」という漢字は「が」と読むことが多いかなと思います。
実際、「加賀良」は「かがら」でしたし、「加々羅」も「かがら」と読んでいるようでした。
それであれば最多である「加々良」に関しても「かから」と「かがら」が半々でしたが、「かがら」で統一して良いかなと思います。

「加賀羅」に関しては読み方が確認できませんでしたが、さすがに「かがら」以外は考えにくいでしょう。

以上から、読みを統一するなら「かがら」かなと思います。

2019年11月12日火曜日

小垣内に関して

「小垣内」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で25件。
岐阜県が最多で8件。
近隣の福井県、三重県、奈良県でそれぞれ5件、4件、4件。
その4県で21件ということになりますね。

「実在苗字(名字)辞典」によると、読み方は「こがいと>こがうち・こがいち」になっていました。
facebookで見ると、「こがいと」が圧倒的に多い印象でした。
少なくとも過半数は「こがいと」だと思います。

「こがうち」と「こがいち」もあります。
正確な人数は判断できませんが、残りふたつの読みは1割前後かなという印象でした。

2019年11月11日月曜日

柾田や山柾などに関して

前回、「まさや」と読む苗字を調べるうち「柾」という漢字が出てきました。

苗字としてもそれほど使用頻度の多い漢字ではないので、一気に全て調べることにしました。
多い方から「柾木」、「柾谷」、「柾本」、「柾」と前回の「柾屋」、「柾家」ですね。

他には「柾岡」、「柾田」、「柾切沢(柾切澤)」、「柾川」、「柾尾」、「山柾」、「貝柾」がありました。
「柾川」や「柾尾」はウェブの「写録宝夢巣」では全国で5件未満なので心配でしたが確認できました。
この中で確認できなかったのは「山柾」ですね。
facebookでは下記のように見つかるのですが、読みが確定できなかったんですよ。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004249065746
https://www.facebook.com/bamboo.graphics.advertising
https://www.facebook.com/profile.php?id=100010272493802
他が全て「柾」を「まさ」としか読んでいないので、「山柾」も「やままさ」で良いと思うんですが…
読みまで含めて確定が欲しいところです。

「山柾」の読みが確定できないと書いた理由は、「柾田」にあります。
「柾田」は「実在苗字(名字)辞典」ではやはり「まさだ」としかなっていません。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で13件。
東京都が最多で4件。
私の持っている電話帳でも「まさだ」の欄にありました。
しかしfacebookで読みの確定できる方は下記の4人。
https://www.facebook.com/ayaka.masada
https://www.facebook.com/kazuaki.makita
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006928847823
https://www.facebook.com/mitsuhide.dasada

なんと4人中2人は「まきた」と読んでいるんですね。
「まきた」は実在する読みだと思います。
新規の読みとしておきます。
これがどれくらいあるのかは不明ですが…
全部で13件なので、2件もあれば1割超になるはずです。
facebookの「まきた」さんは親族の可能性もありますが。

これがなければ「山柾」も「やままさ」だと思うんですけどね。

2019年11月10日日曜日

柾屋などに関して

本日は「まさや」と読む苗字を調べてみたいと思います。
既に載せているものでは「柾谷」、「政谷」、「昌谷」があります。
「柾谷」が最も多く、「柾谷」以外は「まさや」が最多の読みではありません。

「実在苗字(名字)辞典」では他に「柾屋」、「政屋」、「柾家」がありました。
順にみていきましょう。

「柾屋」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で15件。
最多は岩手県の9件です。
https://www.facebook.com/yukiko.masaya.3

「政屋」は全国で6件。
広島県で3件、岩手県で2件。
https://www.facebook.com/emiko.masaya.7

「柾家」は全国で岩手県に4件のみ。
https://www.facebook.com/tosifumi.masaya
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007815012021
https://www.facebook.com/profile.php?id=100008734128449

全て確認できました。
「柾谷」もそうなのですが、「柾」を用いた苗字のうち「まさや」と読むものは岩手県が由来のようですね。

2019年11月9日土曜日

政地に関して

前回、「政地」という苗字が富山県に1件のみと書きました。
これを追ってみました。
2007年版の「住所でポン!」で発見しました。
https://jpon.xyz/s/2007/%E6%94%BF%E5%9C%B0%E3%80%80%E6%85%8E%E4%BA%8C

2012年版では載っていませんでした。
フルネーム検索してみても、他のものを探しても見つけられませんでした。

2007年版までは確認できるし、「ま」の欄にあったのなら「まさち」か「まさじ」でしょう。
ただ、これ以外に見つからないのです。

幽霊苗字とは言いませんが、他に実在の証拠がないと載せるのにためらってしまいます。

2019年11月8日金曜日

政道と正道に関して

「政道」は「まさみち」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で8件。
うち京都府で4件です。
下記の方を見つけました。
https://www.facebook.com/junya.masamichi.7

「正道」は全国で23件。
最多は富山県で6件でした。

どちらもファーストネームとしもありえるものなので、探しにくいです。
「正道」で見つけたのは下記の方など。
https://www.facebook.com/airi.syodo
https://www.facebook.com/saori.shoudou
https://www.facebook.com/aki.shodo
https://www.facebook.com/miho.shodo
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006423162902

いずれも「しょうどう」となっています。
「実在苗字(名字)辞典」では「正道」は「しょうどう>まさみち」となっていました。
更新情報によると、2019年版の電話帳で”政地~正橋~正道~正村”となっていたそうで、それをもって「正道」で「まさみち」と読む場合があるという結論になっているのです。

この中で最も特徴的な苗字は「政地」でしょう。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で富山県に1件のみとなっています。
要するにこれは富山県の電話帳の話なのでしょう。
これに関しては日を改めます。

これは微妙ですね。
「政道」という苗字は富山県になく、「正道」はあります。
要するに富山県の電話帳で「正道」という苗字が載っている可能性は高いが、「政道」が載っている可能性は低いということです。
そうすると、「正橋」と「正村」に挟まれているのは「正道」であり、「政道」であろうということです。
そうは思うんですが…
他に「正道」で「まさみち」と読む実例がないと信じにくいんですよね。

何度も書きますが、いちど表に載せてしまうとなかなか修正できないので、慎重にならざるを得ないのです。
誰かが電話帳で「ま」の欄に「正道」を見つけたというだけでは納得しかねます。
自分の目で見ても納得できないでしょうね。
表札まで見たら納得できるでしょうが…

このあたりは”電話帳を信じるべき”という声もあるでしょうが、ご了承ください。

2019年11月7日木曜日

仁里に関して

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「仁里」は「にさと(にり)」となっていました。

「にり」の根拠として下記の方が挙げられていました。
http://setouchiprior.web.fc2.com/niri.html

「仁里」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で17件。
うち兵庫県が12件でした。

上の「にり」さんは、その兵庫県の方でした。
他にもfacebookで探しました。
https://www.facebook.com/yugoslav.niri
https://www.facebook.com/niri051
https://www.facebook.com/kazumi.niri

ほぼ全て「にり」だったんですよ。
「にさと」は下記の方など圧倒的に少数派。
https://researchmap.jp/read0088256/
http://tdb.kinjo-u.ac.jp/search/index.php/search/teacher_info?teacherid=11489

最多の兵庫県で「にり」ばかりだったので、おそらく「にり」がメインだと思います。
「にさと」が1割を超えているかどうかは分かりません。
いちおう1割はあるかなと考えておきます。

2019年11月6日水曜日

真境名に関して

「真境名」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で115件ですが、うち101件が沖縄県に集中しています。
要するに沖縄県以外ではまず出会わない苗字だといえます。

旧字体を用いた「眞境名」と併せて読み方は「まじきな(まきな)」としています。

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報によると、これ以外の稀少な読みとして「まぜきな」があるそうです。
https://tokyo.catholic.jp/archdiocese/church/chiba/16042/

下記の方はアドレスだと「majikina」となっていますが、開いてみると「真境名」で「mazekina」としています。
https://www.facebook.com/naomi.majikina
https://www.instagram.com/nyanyanao/?hl=ja

「ji」と「ze」なので、打ち間違いではないでしょう。
どちらが正しいのでしょうか?
ただし、この方の場合、facebookでほとんど日本語を書いていませんし、日本在住ではないと思います。
”日本の苗字”には含めないですね。

上の千葉県の教会の方は「ルイス真境名良和(まぜきなよしかず)」となっていました。
この方は確かに「まぜきな」のようなんですが…
サイトを見てみると、日本の方なのかが不安なんですね。
他に見つからないので、これは保留します。

これまでもいくつかあったのですが、沖縄県では割と読みが揺れることが多いんですね。
「まじきな」でも「まぜきな」でもどちらでも気にしないというところがあるのかもしれませんn。

2019年11月5日火曜日

源本に関して

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「源本」は「みなもと」という読みですでに載せていました。
これ以外の稀少な読みとして「げんもと」があるそうです。
http://swim.seiko.co.jp/2007/S70601/start/27S055.pdf

他のページでも全て「げんもと」となっていました。
この方以外は見つかりませんでしたが、確かだと思います。
追加します。
https://www.facebook.com/kaede.genmoto

2019年11月4日月曜日

門中に関して

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「門中」は「もんなか(かどなか)」となっていました。

facebookでは「かどなか」もかなり見つかりますね。
半々ではないかもしれませんが、それなりにある印象でした。
https://www.facebook.com/yoshie.kadonaka
https://www.facebook.com/tomomi.kadonaka
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004193018155

2019年11月3日日曜日

茂中に関して

「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。

「茂中」は「もなか(しげなか)」となっていました。
「もなか」と読む苗字はこれが唯一です。
確かに調べてみると、「茂中」は「もなか」と読むことが多いようです。

「しげなか」の実例として下記の方が出ていました。
他でも全て「しげなか」となっていたので、間違いないでしょう。
https://ci.nii.ac.jp/naid/130004503132

他にも「しげなか」さんが見つかりました。
http://ir.lib.ibaraki.ac.jp/items-by-author?author=%E8%8C%82%E4%B8%AD%2C+%E7%91%9E%E5%B8%8C
https://www.facebook.com/yumiko.shigenaka

もとは「もなか」だったのを「しげなか」に読みかえた方もいるということでしょうか。
1割超はいるのではないかという印象です。

2019年11月2日土曜日

円木と圓木に関して

「円木」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で2件のみ。
東京都と石川県に1件ずつでした。

「圓木」はゼロでした。

「実在苗字(名字)辞典」では「円木(圓木)」となっており、読み方は「えんき・まるき・つぶらぎ」となっていました。
全国で2件しかないのに、読み方が3種というのは多すぎる気がします。

「住所でポン!」で石川県の「円木」さんを見てみましたが、フルネーム検索してもそれ以上の情報は得られませんでした。
「圓木」に変えても同じでした。

東京都の「円木」さんは、ファーストネームがカタカナで「アキラ」となっていました。
2007年版までしか載っておらず、こちらもそれ以上の情報が得られませんでした。
「圓木」に変えても同じでした。

facebookでは「円木」さんは見つけられませんでしたが、「圓木」さんは何人か見つかりました。
神奈川県出身の「つぶらぎ」さん。
https://www.facebook.com/hiroki.tsubu

埼玉県出身の「まるき」さん。
https://www.facebook.com/takayoshi.maruki

石川県在住の「圓木」さん。
いくつかのページで「えんき」となっています。
http://athletics.html.xdomain.jp/kiroku/data/kenriku/08/html/REL007.HTM
https://www.facebook.com/profile.php?id=100016409315808

どれも確かな感じですね。
これだけ稀少な苗字が3種類の読みを持つというのが驚きですが、そのとおりなんだと思います。

2019年11月1日金曜日

東海枝に関して

「東海枝」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国で17件。
山形県が最多で7件。
埼玉県+東京都+千葉県で、3+3+2=8件でした。

「実在苗字(名字)辞典」では「しょうじ★>とうかいえ・とうかえ★」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。

「しょうじ」は下記の方など。
いずれも東京都近辺の出身のようです。
https://www.facebook.com/miho.shoji.589
https://www.facebook.com/yui.shoji
https://www.facebook.com/profile.php?id=100032409540484

「とうかえ」は下記の方。
山形県出身のようです。
https://www.facebook.com/takashi.tokae
http://waku-con.com/staff/470/

「とうかいえ」は下記の方。
https://www.facebook.com/naoyasu.toukaie
http://sumida-cc.com/scmember/toukaienaoyasu/

上記の「とうかいえ」さんは、「まねき屋」という小間物屋をやっているとありました。
おそらく下記の方が親族なのでしょうね。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100028881802023

facebookで見てみた限り、「しょうじ」が最も多いのは確かなようです。

「しょうじ」で思いつく「東海林」という苗字でも、山形県では「とうかいりん」と読むことが多いようですし、「東海枝」も山形県では「しょうじ」ではなく「とうかえ」と読むのでしょう。
問題は「とうかえ」と「とうかいえ」を分けるべきかどうかという点です。

悩みますね。
全国で17件しかない苗字で、おそらく過半数は「しょうじ」と読むので、「とうかえ」もしくは「とうかいえ」と読むのは10件未満なんですよ。
発音してみると、ちょっと違う気はするんですが…
これは悩みますね。