今回も難読だけれど、あまり紹介されているのをみたことがないものを紹介してみます。
「阿閉」は富山県に半数以上が集中しており、次に滋賀県で多いです。
他は北海道などにちらほらです。
富山県では「あとじ」と読むようです。
まあ言われれば読めますかね。
滋賀県では「あつじ」と読みます。
こちらはかなり難読だと思いますが、そういう地名が滋賀県にありました。
http://yubin.senmon.net/5290252.html
「阿閉貞征(あつじ・さだゆき)」という戦国武将がいたそうです。
滋賀県と富山県は隣接しているわけではないので、由来が別なのでしょうか?
他に「あべ」という読みもありました。
こちらは特に集中しているところはなさそうです。
下記にすごいページを見つけました。
「阿閉」という姓だけに関して、延々と考察しているのです。
http://www.za.ztv.ne.jp/cfdsj8xb/kousatu.htm
ものすごく分量があり、読みきれません。
この中で「阿閉」に「あえ」や「あへ」という読みがあるというのですが、確認できませんでした。
また、この中で紹介されている「日本の名字の統計解析」という論文の中で気になる文章を見つけました。
現存する苗字が10万5000種あまりでかつ、1世帯しか存在しない苗字が12000種あまりあるという推定結果の一方で、1世帯しか存在しない苗字は非常に維持しにくく、1世代、つまりせいぜい30年程度で5150種がこの世から消え、苗字の分布が大きく変化してしまったのだ。
これは実感しますね。
ごく稀少な読みや苗字は時代を経るごとに無くなってしまうはずなので、現時点であるのかないのかということを確認しないといけないと思います。
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