「船寺」は「ふなでら」と読みます。
異体字を用いた「舩寺」を発見しました。
https://acaddb.com/articles/authors/5379658
「舩」は「船」の異体字として、まとめてしまっています。
併記扱いですが、「舩寺」は新規の苗字です。
「法霊崎」は「ほうりょうざき」と読みます。
旧字体を用いた「法靈崎」を発見しました。
併記扱いですが、新規の苗字です。
「霊」という漢字を用いた苗字は「霊山」(読みは「よしやま」か「たまやま」)に次いでふたつめです。
ついでに「霊山」も調べなおしたところ、こちらも「靈山」を発見しました。
https://karatsugurashi.com/column_post/column_oterakara.html
https://www.saga-s.co.jp/articles/gallery/614857
こちらも併記扱いですが、新規の苗字です。
「北面」は「実在苗字(名字)辞典」で「ほくめん」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国に11件。
兵庫県に5件で、他もその隣接地域に見つかります。
https://www.facebook.com/yoshihikojokumen.hokumen
https://www.facebook.com/hiroko.hokumen
「きたおも」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/mika.kitaomo.9
https://www.facebook.com/ayako.kitaomo
割合は分かりませんが、「きたおも」もそれなりにありそうです。
「きたおも」は新規の読みです。
個別に質問があって、なるほどと思ったので”人名用漢字”に関して再定義します。
”人名用漢字”は”子の名前として戸籍に記載できるもののうち、常用漢字でないもの”という定義があります。
これはまあそうでしょう。
現状、私が作っている苗字の表はJISの定義に基づいて作っています。
JIS第1水準であれば異体字があろうがそれだけで独立させますし、第3水準や第4水準の漢字を用いた苗字の場合は異体字の有無によって考えています。
第3水準や第4水準の漢字に第1水準の異体字があれば、それは併記扱いとしていません。
ちょっと分かりにくい説明になりましたが、最初の質問の趣旨としては”人名用漢字”でありながら”JIS第3水準 or 第4水準”であった場合は表に載せなくて良いのか?ということでした。
例えば「緑」の異体字である「綠」です。
「綠」は人名用漢字でありながらJIS第3水準です。
「徳」の異体字である「德」も人名用漢字でありながら第3水準ですね。
どれくらい該当するものがあるのか探してみました。
人名用漢字でありJIS第3水準であるものは、なんと全部で99種でした!
かなりありますね。
「橫」とか「海」とかも該当していました。
こんなにあると思いませんでした。
「海」の異体字として「海」をいちいち併記するのはどうかと思います。
人名用漢字であってもJIS第3水準であるものは原則的に載せないことにします。
「日極」は「実在苗字(名字)辞典」で「ひづめ」もしくは「ひずめ」となっていました。
https://www.facebook.com/takuya.hizume
https://www.facebook.com/tomomi.hizume.18
これが「ひづめ」なのか「ひずめ」なのかを決める必要があります。
漢字としての「極」は「ごく」か「きょく」か「きわ-め」という読みしかありません。
「月極」なら「つきぎめ」ですしね。
悩ましいのですが、ウェブの「写録宝夢巣」では 「日極」は全国に10件ですが、最多は長野県の8件です。
そして長野県では「日詰」が最多の地域でもあります。
そう考えると「日詰(ひづめ)」からの置きかえなのかなと思います。
「宝示」は「ほうじ」と読みます。
https://www.facebook.com/maiko.houji
旧字体を用いた「寶示」もあります。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006904411550
もうひとつの異体字を用いた「寳示」も発見しました。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005915947254
「寶」と「寳」は、「邊」と「邉」の関係と同じでしょう。
併記扱いですが、「寳示」は新規の苗字です。
「穂上」は「実在苗字(名字)辞典」で「ほがみ」となっていました。
旧字体を用いた「穗上」は見つかりませんでした。
「ほがみ」は下記の方々。
https://www.facebook.com/akira.hogami
https://www.facebook.com/ryo.hogami
「ほのうえ」という読みを発見しました。
https://www.facebook.com/takeshi.honoue
https://www.facebook.com/hiroshi.honoue
割合は分かりませんが、「ほのうえ」は新規の読みです。
本日は「阿」という一字姓に関してです。
「実在苗字(名字)辞典」では「ほとり★(おか★)」となっていました。
「★」は難読を表すマークです。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国に9件。
東京都に6件、福岡県に3件でした。
「ほとり」は下記の方々。
https://researchmap.jp/read0091669
https://www.facebook.com/junichirou.hotori
https://www.shisei-tokyo.or.jp/wp/wp-content/uploads/2019/07/member.pdf
「おか」は下記の方々。
https://www.shinchosha.co.jp/writer/6867/
https://www.shunjusha.co.jp/author/a208186.html
おそらく福岡県は「ほとり」ですね。
全体的に住職の方が多いですね。
東京都も「ほとり」のようですが、「おか」さんもいるようです。
「おか」さんも住職ですね。
読みは確かだと考えます。
「風藤」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に13件。
広島県が最多で7件です。
「実在苗字(名字)辞典」によると読み方は「かぜとう>ふうとう」となっていました。
「かぜとう」は簡単に見つかります。
「ふうとう」は「実在苗字(名字)辞典」の根拠によると大阪府枚方市の電話帳で載っていたとなっています。
「風藤」で「ふじとう」を探すと、芸能人しかヒットしません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E8%97%A4%E6%9D%BE%E5%8E%9F
基本的には芸能人しかいなかった場合、根拠としたくないのですが、この場合は出身地まで合致するのでさすがに本名で良いでしょう。
「呑谷」は「実在苗字(名字)辞典」では「のんたに>のみたに」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国に11件。
最多は広島県の7件です。
「のんたに」は下記の方など。
https://www.facebook.com/takumi.nontani
https://www.facebook.com/hiroaki.nontani
「のみたに」でヒットしやすい大阪府の方は故人のようですね。
facebookでは下記の方が見つかりました。
https://www.facebook.com/nomitani.mamiko
おそらくもともとは広島県で「のんたに」であったのが、難読なので読みかえが起きたのでしょう。
「のみたに」は実在すると思いますが稀少でしょう。
「信次」は「実在苗字(名字)辞典」では「のぶつぐ>しんじ」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国に13件。
山口県に6件と、京都府+大阪府に3+3=6件でした。
「のぶつぐ」は山口県在住の方が見つかりました。
読み方は不明ですが友達欄に 「信次」がいます。
https://www.facebook.com/shouta.nobutsugu
ただ、他が全く見つかりませんでした。
「のぶつぐ」も「しんじ」もファーストネームとしてありえるものなので、なかなか探せませんね。
山口県が「のぶつぐ」で、京都府+大阪府が「しんじ」だと割合が半々になるような気がするのですが、「しんじ」が見つけられませんでした。
これは難しい。
「のぶつぐ」はあると思いますが、「しんじ」という読みがあるという確証は得られませんでした。
「防地」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国に広島県で1件のみです。
「住所でポン!」でフルネーム検索してみると、おそらく「坊地」が正しいですね。
https://jsite.mhlw.go.jp/ehime-roudoukyoku/content/contents/000571040.pdf
「坊地」は全国で15件ですが、宮崎県で8件。
広島県ではヒットしません。
以上から 「防地」は「坊地」の誤記で良いと思いますね。
幽霊苗字だと思います。
「辺川」は「実在苗字(名字)辞典」で「べかわ>なべかわ・ひかわ」となっていました。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で11件。
奈良県で6件、広島県で2件です。
旧字体を用いた「邊川」は全国で奈良県に1件のみ。
「邉川」はゼロです。
「邊川」で「べかわ」と読む方々です。
https://www.facebook.com/atsushi.bekawa
https://www.facebook.com/misaki.bekawabeka
「なべかわ」はありそうですが、はっきりしません。
「ひかわ」は確認できません。
「へかわ」だったり「へんかわ」だったりも見つかりません。
濁点をつけても結果は変わりません。
最多の奈良県は「べかわ」でしょうね。
「呑原」は「実在苗字(名字)辞典」では「のみはら>のんばら(のみわら)」となっていました。
「のみはら」と「のみわら」は同じものと考えて良いでしょう。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で12件。
香川県で6件、大阪府で3件でした。
「のみはら」は下記の方。
大阪府の方です。
https://www.iuau.jp/ev1997/66jic/REL108.HTM
下記も大阪府の方で「のむはら」となっています。
http://www.oaaa.jp/kotairen/results/2021/34_haru/mast018.html
facebookで「のみはら」、「のみばら」、「のみわら」、「のんばら」、「のんはら」で探しましたが見つかりませんでした。
いろいろ綴りを試しましたが、ダメでした。
「のむはら」はありました。
https://www.facebook.com/ren.nomuhara
https://www.facebook.com/hirokazu.nomuhara
「のむはら」と読む苗字は他にないので、「呑原」で「のむはら」はあるのではないかと思います。
「のむはら」は新規の読みです。
上の「のみはら」さんは複数で「のみはら」となっていたので確かだろうなとは思います。
「畝林」は「うねばやし」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で石川県に2件のみ。
https://www.facebook.com/masanori.unebayashi
「畝」はJIS第1水準の漢字で「うね」と読むので、これは問題ないでしょう。
しかし下記を見ると、正しくは「𤰖」のようです。
「𤰖」はJIS第4水準の漢字です。
https://senseijinji.jp/koshinetsu-hokuriku/ishikawa/post-2991.html
また「実在苗字(名字)辞典」では「畔林」も「うねばやし」で載っていました。
「畔林」は全国で長崎県に1件のみ。
https://jaaf-nagasaki.net/result/1998/99420303/072150.htm
https://jaaf-nagasaki.net/result/1999/99500192/072100.htm
同一人物が「あぜばやし」と「うねばやし」のふたつの読みがありますね。
漢字から考えると「あぜばやし」のような気がしますが、「うねばやし」と読んでいる方が多そうでした。
まとめると、「うねばやし」は現時点で「畝林」のみ。
「𤰖林」はJIS第4水準なので、戸籍上はそうなのでしょうが載せないことにします。
「畔林」は読みが確定しないので保留します。
「蚊戸」は「実在苗字(名字)辞典」で「かと>かがと★」となっていました。
「★」は難病を表すマークです。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で13件。
石川県で12件です。
「かと」は下記の方々。
https://www.facebook.com/takahiro.kato.7509
https://www.facebook.com/aya.kato.79677
https://www.facebook.com/yukiko.kato.3950
「かがと」も見つかります。
https://www.facebook.com/nobuchika.kagato
https://zeianswer.me/%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E7%9C%8C/%E9%87%91%E6%B2%A2%E5%B8%82/70568/
石川県でも「かと」と「かがと」が見つかりますね。
もともとは「かがと」なんでしょうか?
割合は分かりませんが「かと」が多いのは確かだと思います。
「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。
「境石」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国に愛媛県で2件のみ。
読み方は「さかいし」のようです。
http://www.nailsalon-etoile.com/category03/index02.html
読み方は分かりませんが、別の方も見つかります。
https://www.takinomiya.com/result/asset/53d454e3534b952e693c832c35565a1eb122a62c.pdf
「さかいし」しか読みがないかどうかははっきりしませんが、苗字としての実在は確かですね。
「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。
「荒鎌」は、ウェブの「写録宝夢巣」ではヒットしません。
https://reform-pikaichi.com/recruit/recruit-arakama/
自分でも探してみました。
https://www.facebook.com/ayaka.arakama
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011028857380
実在は確かだと思います。
「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。
「杉越」は、ウェブの「写録宝夢巣」では全国に岐阜県で1件のみ。
https://www.facebook.com/kazuyoshi.sugikoshi
https://www.facebook.com/michiru.sugikoshi
他に読み方もなさそうですし間違いないでしょうね。
「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。
「須間谷」はウェブの「写録宝夢巣」で全国に愛知県で1件のみです。
似たような苗字として「須磨谷」と「須摩谷」があります。
「須間谷」で読みが出ていたのは下記の方だけでした。
https://www.facebook.com/yoshiko.sumaya
https://search.kanpoo.jp/r/20100129g19p75-328/
下記の方は愛知県在住のようです。
https://nagoya-totsu.com/company/
どちらの方も「須磨谷」や「須摩谷」に変えるとヒットしなくなるので、「須間谷」が正しいのだと思います。
全国で1件だけなので、これ以上は検討できないですね。
「すまや」で載せます。
ちなみに「須磨谷」は「すまたに」で、全国で兵庫県のみにあります。
「須摩谷」はありそうなのですが実在を確認できませんでした。
「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。
「石計」は「いしばかり」と読みます。
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で愛知県に1件のみです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/toyotakosenkiyo/36/0/36_KJ00002452284/_article/-char/ja/
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004318265463
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009912601045全国で1件ですが読みが確定できました。
これは嬉しいです。
「泉渓」と「泉溪」はいずれもウェブの「写録宝夢巣」ではヒットしません。
「泉溪」で「いずみたに」と読むそうです。
https://www.chunichi.co.jp/article/113157
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004069878494
読み方は不詳ですが下記が「泉渓」さんです。
https://www.pref.toyama.jp/sections/3001/kyoH240401idoh002.html
いずれも富山県の方ですね。
実在は確かだと思います。
「実在苗字(名字)辞典」の更新情報からです。
「曽呂」は「そろ」と読みます。
旧字体を用いた「曾呂」は見つかりませんでした。
https://www.instagram.com/soro1224/?hl=af
https://www.facebook.com/satoshisolo
ウェブの「写録宝夢巣」では全国で静岡県に1件のみ。
実在は確かだと思います。
「世禮」は「せれい」と読みます。
https://www.jaaf.info/hp/cyukou22/25/rel041.html
https://www.higashihiroshima-digital.com/news-220718-3/
見つかったのはこの方だけでしたが、故人では下記の方もいました。
https://shiki-cogito.net/library/se/sereikunio.html
https://kotobank.jp/word/%E4%B8%96%E7%A4%BC%20%E5%9B%BD%E7%94%B7-1647850
「禮」は「礼」の旧字体です。
似たものとして「勢礼(勢禮)」がありますが、それの誤記ではなさそうですね。
ウェブの「写録宝夢巣」でヒットしませんし、「平成名前辞典」でもヒットしませんが間違いなさそうです。